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日本のライトノベル ウィキペディアから
『ゴールデンタイム』(GOLDEN TIME)は、竹宮ゆゆこによる日本のライトノベル、およびそれを原作とするメディアミックス作品群である。ライトノベルのイラストは駒都えーじが担当している。電撃文庫(アスキー・メディアワークス→KADOKAWA)より2010年9月から2014年3月まで刊行された。2013年10月時点でシリーズ累計部数は107万部を突破している[2]。
ゴールデンタイム | |||
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ジャンル | ラブコメ[1] | ||
小説 | |||
著者 | 竹宮ゆゆこ | ||
イラスト | 駒都えーじ | ||
出版社 | アスキー・メディアワークス→KADOKAWA | ||
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レーベル | 電撃文庫 | ||
刊行期間 | 2010年9月10日 - 2014年3月8日 | ||
巻数 | 全11巻(本編8巻+外伝1巻+番外1巻+列伝1巻) | ||
漫画 | |||
原作・原案など | 竹宮ゆゆこ | ||
作画 | 梅ちゃづけ | ||
出版社 | アスキー・メディアワークス →KADOKAWA | ||
掲載誌 | 月刊コミック電撃大王 | ||
レーベル | 電撃コミックス | ||
発表期間 | 2011年10月号 - 2016年7月号 | ||
巻数 | 全9巻 | ||
アニメ | |||
原作 | 竹宮ゆゆこ | ||
監督 | 今千秋 | ||
シリーズ構成 | 志茂文彦 | ||
キャラクターデザイン | 長谷川眞也 | ||
音楽 | 橋本由香利 | ||
アニメーション制作 | J.C.STAFF | ||
製作 | おまけん | ||
放送局 | 放送局を参照 | ||
放送期間 | 2013年10月 - 2014年3月 | ||
話数 | 全24話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ | ||
ポータル | ライトノベル・漫画・アニメ |
メディアミックス展開としては、2011年に漫画化作品が連載開始された。2013年にはテレビアニメ化され[3]、ドラマCDやゲームもリリースされた。
私立福来大学[注 1](キャンパスのモデルは法政大学市ヶ谷キャンパス[4])の新入生である主人公・多田万里と加賀香子を中心とし、その周りの人物も織り成す、大学を舞台としたラブコメディ[注 2]。万里は、高校の卒業式の少し後に橋から落下した事故の影響で、高校卒業以前の記憶を失っている。また、事故時に万里の肉体から抜け出した、高校卒業以前の記憶を持つ「霊魂としての多田万里」も登場し、作中には彼の視点から書かれている部分がある。
本作についてのメディアミックス展開としては、梅ちゃづけ作画によるコミック版が『月刊コミック電撃大王』にて連載されており、単行本は電撃コミックスより刊行されている。また、日本国外においては、台湾・香港において台湾国際角川書店、中国において広州天聞角川動漫からそれぞれ小説翻訳版が刊行されている[5][6]。また、2014年春にはゲーム化も行われた[7]。
東京のとある私立大学の法学部に入学した主人公・多田万里は、高校卒業後に事故にあい、それまでの記憶をすべて無くしてしまった青年。万里は、入学式後の新入生オリエンテーション会場である学部キャンパスへ移動中、道に迷ってしまう。同じく道に迷ってしまった同学部の新入生・柳澤光央と出会い、意気投合する。
そんな2人の前に、スタイルも身につける物も全てがハイレベルな美人・加賀香子が現れる。彼女は光央の幼馴染で、幼い頃に光央と交わした「結婚」の約束の実現を夢見て、様々な形で光央を振り回してきた。そんな自己中心的なストーカーじみた香子から逃れるため、光央は付属高校からのエスカレーター入学を諦め、こっそり外部受験で現在の大学に進学してきたという。しかし香子もまた、光央を追って外部受験で法学部に入学してきたのであった。
万里は、人生の全てが「光央と一緒にいること」だと言う香子に面くらい振り回されながらも、次第に惹かれていく。そして香子もまた、自分の我儘に付きあってくれる万里に想いを寄せるようになり、二人はやがて付き合うようになる。そんな中、入学当初から知り合い、いろいろと親切にしてくれている一学年上の「リンダ先輩」こと林田奈々が、実は高校時代の親しいクラスメイトであり、自分が好きな相手だったことを知る万里…。
担当声優は、注釈がない場合、テレビアニメ版のものになっている。
電撃文庫から刊行された『わたしたちの田村くん』、『とらドラ!』に続く、竹宮ゆゆこの3シリーズ目のライトノベル作品である。前2シリーズとは異なり第1巻からタイトルにナンバリングがされており、サブタイトルも存在する。第1巻のあとがきにて竹宮は、本作品に登場する「東京」や「静岡」といった地名はすべて架空のものであると記している。
本作小説版の編集担当者に対するインタビュー記事では、本作の狙いについて「(著者の前作である)『とらドラ!』完結後、著者の良さは残しながらもどう差別化していくかが大きなテーマであった。その答えの一つのあり方として、これまでの電撃文庫の作品ではあまり舞台としてこなかった大学を作品の舞台に設定してみた。」との趣旨で本作の狙いが述べられている[11]。同時に本作について「(大学を舞台とした恋愛模様を)大人の読者が懐かしむのも、大学生が共感するのも、中高生が近い未来に思いを馳せるのもよし、との作品です」とも評している[11]。また、小説第4巻刊行を機に本作を取り上げたニュースサイト記事では「最大のライバルは自分自身。『ゴールデンタイム』で描かれているのは究極の自分自身との精神的な戦いであるのかもしれない。」との趣旨で本作を評している[12]。
日本国内においては電撃文庫より刊行。日本国外においては台湾・香港にて台湾国際角川書店、中国において広州天聞角川動漫にて翻訳版が刊行されている。
二次元くんの視点で記述された短編群である。これらは『ゴールデンタイム外伝:二次元くんスペシャル』に収録された。
第1巻は同じく竹宮原作の『とらドラ!』単行本第5巻と同時発売(2012年3月27日付)であったことから、同日発売の月刊コミック電撃大王2012年5月号の表紙は両作品のヒロインのコラボレーションイラストとされた[24]。
2013年10月から2014年3月まで放送された。スタッフの構成は異なるが、制作会社と音楽制作は『とらドラ!』と同じ組み合わせである。
ライトノベル評論本『ライトノベル・フロントライン 2』には、アニメ版では加賀香子のキャラクター造形に特に力を入れられており、オープニングテーマおよびエンディングテーマについても香子の視点で作られている点が魅力的である一方で、多田万里の記憶喪失設定が視聴者には飲み込みにくかったようだと記されている[9]。
各話のサブタイトルはOP前に表示される。
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
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第1話 | スプリングタイム | 福島利規 | 梶井瀬賀 | 冨永詠二、都築裕佳子 | 長谷川眞也 |
第2話 | ロンリーガール | 田所修 | 北川正人 | 藤井昌宏、谷川亮介 | 藤井昌宏 |
第3話 | ナイトエスケープ | 湖山禎崇 | 新田義方 | 中島美子、石田啓一 川島明子、高原修一 | 小森篤 伊東葉子 |
第4話 | ブラックアウト | 篁蒼氓 | 則座誠 | 中山由美 | 長谷川眞也 小森篤 |
第5話 | ボディ・アンド・ソウル | 山崎隆 | 又野弘道 | 梶浦伸一郎、河野眞也 大石美絵、よしおかたけお | 藤井昌宏 |
第6話 | イエス・ノー | 福田道生 | 松川朋弘 今千秋 | 都築裕佳子、伊東葉子 冨永詠二 | 小森篤 |
第7話 | マスカレード | 中野英明 | 渡辺ゆき、櫻井司 谷川亮介 | 長谷川眞也 | |
第8話 | リセット | 梶井瀬賀 | 藤井昌宏、松岡謙司 冨永詠二 | 藤井昌宏 | |
第9話 | ウィズ・ユー・アゲイン | 篁蒼氓 | 本間修 | 大石美絵、片岡康治 中島美子、鎌田均 川島明子 | 小森篤 長谷川眞也 |
第10話 | イン・ザ・ミラー | 湖山禎崇 | 中山由美 | 都築裕佳子 | |
第11話 | トラブルパーティ | 又野弘道 | 梶浦紳一郎、ひのたふみか 大石美絵、よしおかたけお 河野眞也 | 小森篤 長谷川眞也 | |
第12話 | ドント・ルックバック | 福島利規 | 藤井昌宏、郷津春奈 小川浩司、櫻井司 | 藤井昌宏 | |
第13話 | サマー・ハズ・カム | 山崎隆 | 則座誠 | 冨永詠二、谷川亮介 松岡謙司 | 都築裕佳子 |
第14話 | レイディズトーク | 岡村正弘 | 本間修 | 大石美絵、片岡康治 中島美子、川島明子 | 小森篤 |
第15話 | アクシデントビーチ | 佐藤雅子 | 小川浩司、小川エリ 櫻井司 | 藤井昌宏 | |
第16話 | ウェイクアップコール | 篁蒼氓 | 梶井瀬賀 | 中山由美 | 長谷川眞也 |
第17話 | リターン・トゥ・イエスタディ | 又野弘道 | 河野眞也、室山洋子 日野貴之、川島明子 吉岡タケヲ、張益 | 都築裕佳子 | |
第18話 | マイ・ホームタウン | 山崎隆 | 冨永詠二、小川浩司 中山由美、谷口繁則 松岡謙治、梶井瀬賀 | 小森篤 長谷川眞也 | |
第19話 | ナイト・イン・パリ | 湖山禎崇 | 寺井佳史、櫻井司 郷津春奈 | 藤井昌宏 | |
第20話 | ヒズ・キャズム | 則座誠 山崎隆 今千秋 | 則座誠 | 大石美絵、中島美子 片岡康治、川島明子 岡昭彦 | 長谷川眞也 藤井昌宏 |
第21話 | アイル・ビー・バック | 福田道生 | 梶井瀬賀 | 中山由美、松岡謙治 谷川亮介 | 小森篤 |
第22話 | パラダイスロスト | 今千秋 | 松川朋弘 今千秋 | 小林典昭、香田智樹 小川浩司、河野眞也 片岡康治、川島明子 中島美子、張益 吉岡タケヲ | 都築裕佳子 長谷川眞也 |
第23話 | ラストスマイル | 湖山禎崇 山崎隆 | 湖山禎崇 | 藤井昌宏、櫻井司 郷津春奈、谷口繁則 寺井佳史、河野眞也 | 藤井昌宏 |
第24話 | ゴールデンタイム | 今千秋 | 香田智樹、小川浩司 松岡謙治、小林典昭 谷川亮介、中山由美 | 長谷川眞也、藤井昌宏 小森篤、都築裕佳子 |
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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近畿広域圏 | 毎日放送 | 2013年10月3日 - 2014年3月27日 | 木曜 26:35 - 27:05 | TBS系列 | |
韓国全域 | ANIPLUS | 2013年10月4日 - 2014年3月28日 | 金曜 22:30 - 23:00 | CS放送 IP放送 ケーブルテレビ ネット配信 | 15歳以上視聴可で放送 韓国語字幕あり |
東京都 | TOKYO MX | 2013年10月5日 - 2014年3月29日 | 土曜 25:00 - 25:30 | 独立局 | |
埼玉県 | テレ玉 | 2013年10月6日 - 2014年3月30日 | 日曜 23:30 - 24:00 | ||
千葉県 | チバテレビ | ||||
神奈川県 | tvk | ||||
愛知県 | テレビ愛知 | 2013年10月7日 - 2014年3月31日 | 月曜 26:05 - 26:35 | テレビ東京系列 | |
日本全域 | ニコニコ生放送 | 2013年10月8日 - 2014年4月1日 | 火曜 22:00 - 22:30 | ネット配信 | |
ニコニコチャンネル | 火曜 22:30 更新 | ||||
dアニメストア | 2013年10月9日 - 2014年4月2日 | 水曜 12:00 更新 | 見放題サービス利用者は全話見放題 | ||
BS11 | 2013年10月11日 - 2014年4月4日 | 金曜 23:00 - 23:30 | BS放送 | ANIME+枠 | |
AT-X | CS放送 | リピート放送あり | |||
バンダイチャンネル | 2013年10月22日 - 2014年4月15日 | 火曜 12:00 更新 | ネット配信 |
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | ||
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BD限定版 | BD通常版 | DVD限定版 | |||
1 | 2013年12月25日 | 第1話 - 第3話 | KIXA-90382 | KIXA-382 | KIBA-92085 |
2 | 2014年1月22日 | 第4話 - 第6話 | KIXA-90383 | KIXA-383 | KIBA-92086 |
3 | 2014年2月26日 | 第7話 - 第9話 | KIXA-90384 | KIXA-384 | KIBA-92087 |
4 | 2014年3月26日 | 第10話 - 第12話 | KIXA-90385 | KIXA-385 | KIBA-92088 |
5 | 2014年4月23日 | 第13話 - 第15話 | KIXA-90386 | KIXA-386 | KIBA-92089 |
6 | 2014年5月21日 | 第16話 - 第18話 | KIXA-90387 | KIXA-387 | KIBA-92090 |
7 | 2014年6月25日 | 第19話 - 第21話 | KIXA-90388 | KIXA-388 | KIBA-92091 |
8 | 2014年7月23日 | 第22話 - 第24話 | KIXA-90389 | KIXA-389 | KIBA-92092 |
2013年10月10日発売。番外編「百年後の夏もあたしたちは笑ってる」収録の短編をベースとしたストーリー。キャストはテレビアニメと同一。
『慎・界人のふぁうふぁうタイム』のタイトルで、2013年10月4日から2014年3月21日までアニメイトTVにて配信されていた。隔週金曜更新。出演は古川慎(多田万里役)と石川界人(柳澤光央役)の両名。
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