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『カスタムロボ』 (CUSTOM ROBO) は、ノイズ開発、任天堂発売のアクションRPG(メーカー側での呼称は「ロボットアクションRPG」)である。マリーガルマネジメントの出資を受けて開発された。
この項では、初代『カスタムロボ』および「カスタムロボシリーズ」全般についても述べる。
『カスタムロボ』とは、3D空間でカスタムロボ同士のバトルを行うアクションゲーム。タイトルにもなっている、劇中に登場する「カスタムロボ」は、全長30cmほどの小型ロボットである。カスタムロボを入手した少年が友人やライバルとバトルを行いながら成長していき、最後には悪の組織を滅ぼす、または世界チャンピオンとなるという少年漫画の王道をいくストーリーである。
ロボット本体(ロボ)・ガン・ボム・ポッド・レッグを自分なりに組み合わせてカスタマイズできるのが大きな特徴。バトルは「ホロセウム」と呼ばれる3D空間の中で行われ、「ジャンプ」や「空中ダッシュ」等を採用した空間的、立体的なバトルを行うことができる。
公式なジャンルは「ロボットアクションRPG」とされるが、一般的な「アクションRPG」とは異なり、マップを自由に移動して人々と会話しストーリーを進める「RPGパート」と、カスタムロボを用いて相手と戦う「バトルパート」を交互に繰り返してストーリーを進めていく形式である。また、レベルの概念も存在せず、主人公やロボが成長する事はない。カスタマイズのバリエーションはシナリオを進めるごとに増えていくものの、基本的にバトルの結果はプレイヤーの実力・戦略・カスタマイズの相性に全てが懸かっており、そういう意味でもバトル部分はアクションRPGというよりも、空中戦込みの対戦格闘ゲームに近い雰囲気となっている。
『カスタムロボ バトルレボリューション』はロボットのデザイン等は大きく異なるが、コンセプトはほぼ同じである。『カスタムロボGX』は2D作品で、他作品とはバトルシステムが異なっている。『カスタムロボ バトルレボリューション』については単独記事も参照の事。
以下に、各シリーズの特徴と違いなどを述べる。
カスタムロボシリーズの第一弾。主人公が誕生日プレゼントでカスタムロボ「レイ」を手に入れるところから物語は始まる。親戚のシンイチ達とロボバトルを楽しみながら、主人公がコマンダーとして成長していく物語である。ゲームシステムはこのとき既に完成されていた。このシナリオモードで集めたパーツを「カスタマイズ」して、アーケードモード(勝ち抜き戦)やVSバトル(対人戦)等を行う事ができる。
2022年7月15日から『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』の収録ソフトのひとつとして『V2』と同時に配信が開始した[1][2][3][4]。配信ソフトになるのはこれが初となる。
NINTENDO64、2000年11月10日発売。振動パック対応。
前作から1年後の設定。物語は主人公が懸賞で当選したレイⅡを受け取るところから始まる。
2008年2月19日にWiiのバーチャルコンソールで、2016年6月8日にWii Uのバーチャルコンソールでそれぞれ配信が開始された。
2022年7月15日からは『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』の収録ソフトのひとつとして配信が開始した[1][2][3][4]。
ゲームボーイアドバンス、2002年7月26日発売。ストーリーとしては『V2』の3年後に当たる[5]。当初はV2の正統続編で4年後の設定だったが、DS版が発売されるに当たり外伝扱いになった。
『GX』までは日本のみの発売だったが、今作では海外受けを狙ってゲーム全体の雰囲気を大胆に変更した。説明書のプロローグには「地球とは少し異なる世界」、「ある惑星」とあり、他のシリーズのパラレルワールドのような位置づけの世界である。ストーリーではV2に登場した塾が大学になっているなど面影が残る程度にしか繋がっていない。
物語の始まりも従来と異なり、ロボは誕生日プレゼントや懸賞で自分から望んで手に入れるのではなく、職探しのためバウンティハンターの試験中に事件が発生し、事件現場で偶然レイ01を手に入れてしまい、カスタムロボの騒動に巻き込まれていく形となる。
ニンテンドーDS、2006年10月19日発売。ニンテンドーWi-Fiコネクション、DS振動カートリッジ対応。
カスタムロボV2の現在の正統続編(3年後)で、雰囲気やバトルシステムもV2のものがほぼそのまま受け継がれている。
物語はロボ研究者である父親からレイMkIIを渡され、コマンダーとなるところから始まる。
パーツを選んでロボを組み立て(カスタマイズ)、そのロボを使って相手と戦う(バトル)。このカスタマイズとバトルの繰り返しが、カスタムロボシリーズにおける基本である。戦闘は、開始と共に3D対戦ステージに移動する事で行われる、このゲームのメイン部分である。
ボタン一つで行動を行い、自動ロックオンによりお互いのロボは常に相手を狙い続ける状態になるため、格闘ゲームの必殺技のようなコマンド操作やエイム等のテクニックも必要無く、比較的簡単に操作できる。
バトルでのカメラ視点は一般的な3Dロボット対戦ゲームの「一人称視点(FPS)」ではなく、戦闘中のロボットを見下ろす「三人称視点(TPS)」であり、2人以上の多人数での対戦であっても画面は分割されず1画面の中で行われる。
動作の違いなどについてはカスタムロボのロボ、パーツ一覧も参照。
ボディ(ロボ)、ガン、ボム、ポッド、レッグの5つの部位に分かれたパーツをそれぞれ選択し、自分が使うロボを組み上げる。
いずれも種類は豊富であり、組み合わせによって自分なりの「カスタマイズ」をすることができる。また、「違法に改造された」という設定のもとゲームバランスを敢えて無視するような強力な性能を持つ違法パーツや、試合ではなく治安維持や戦争などの実際の戦闘に使用するという設定の軍事用パーツも存在し、悪役などが使用している。
バトルは、ホロセウムと呼ばれるロボバトル専用の試合場で行われる。
エネルギーを物質に変換することで作り出された、実際に触れることができる実体空間である。周囲にはバリアが張られており、ロボや弾の移動を制限する。大きさは公式ルールでは縦3.6メートル、横3.6メートルが基準とされる。ここにカスタムロボを格納している立方体、ロボキューブを投げ入れる。さらにロボを操るコマンダーは、カスタムロボに精神を同調(ダイブ)して操作するという設定。
基本的に、ロボキューブの射出、変形、戦闘開始の手順でバトルが進行していく。なおストーリーモードでは、主人公が既にダイブしている相手に対して乱入する、相手のロボがキャノボットの使用を考慮していない、バトルの場所がホロセウム内ではなく現実空間であるなどの理由で、キャノボットが登場せず既に変形を完了し、直立状態から戦闘を開始する場合がある。
バトルが始まると、最初にホロセウム内にキャノボットと呼ばれる砲台型ロボが出現し、両腕のキャノンにロボキューブが装填され、3カウントの後発射される。
自身のロボキューブが装填された砲身はカウント中にある程度傾きをコントロールすることが可能であり、相手と距離の離れた場所に飛ばす、壁の影にロボキューブを着地させて盾にするなどの戦略もある。全てのロボキューブは同時に発射される一方で、後述の変形は発射されたロボキューブが静止した瞬間から始まるため、ロボキューブを空高く発射したり、キャノボットから遠い地点や転がりやすい地形にロボキューブを着地させたりすると、長い間転がり続けて変形開始が遅れ、不利になることもある。
キャノボットから射出されたキューブが着地、制止すると、立方体のキューブから人型のロボへと変形する。
このとき、キューブのどの面が上を向いているかで変形完了までの所要時間が変化する(いわゆるレバガチャをすることで若干短縮可能)。変形中は完全に無防備であり、素早く変形を完了した側が一時的に有利になるといえる。『GX』と『BR』は変形シーンが省略されており、変形完了までの残り時間がカウントダウンで表示されるのみで、カウントが0になるとキューブが光り、既に直立しているロボが出現する。
ちなみに変形を完了した場合、まだ変形を完了していない相手に対して一方的に攻撃を仕掛けることが可能である。
変形を完了した瞬間に戦闘が開始され、プレイヤーはガン・ボム・ポッド・アタックと各種移動を駆使して敵を攻撃する。また、ホロセウムの地形を上手く利用して敵の攻撃を回避したり、逆に攻撃を当てていく。こうして制限時間を超過するか、どちらかのHPが0になると戦闘が終了する。
ゲーム内の世界観では、ホロセウムを用いずにカスタムロボを使用することは法律により禁止されている(『初代』ではポリス隊が使用するカスタムロボに対する公務執行妨害を未然に阻止するため、『V2』ではレギュレーションに乗っ取ったものであっても周囲に被害が及ぶ可能性があるためとされている)。しかしストーリーモードでは、物語の展開上やむを得ず、ホロセウムを介さず現実空間に直接ロボキューブを設置しバトルが行われることもある。
この場合、ロボはキューブ射出・変形の過程を省略し、既に直立した状態から始まる。両者ともバトル開始と同時に行動可能になるという点が異なっている。
なお、『初代』『V2』では最初にステージの全景を見渡した後直立状態のロボが配置、次に「READY」と表示され戦闘開始、という手順となっているため、ある程度猶予が存在する。これに対し『GX』では何の前兆も無く突然バトルを開始し、CPUも即攻撃を開始するためまったく猶予が無く、戦闘開始直後は不利になっている。『BR』ではコマンダーが独自にホロセウムを作り出せるという設定上、デッキも何も無い場所であってもホロセウムが作り出されるため、現実空間でのバトルは存在しない。
スカイバトルは「ゼロGホロセウム」で行われるバトルである。『カスタムロボGX』で採用されている。ほかのバトルとはルールやシステムが大きく異なるので、この項で別途解説する。
ロボの操作は移動とジャンプ、空中ダッシュ(多段ジャンプ)、ガン、ボム、ポッド、アタックに分けられる。
ガン・ボム・ポッドは装備しているパーツによる攻撃であり、パーツによって威力や範囲、効果が異なる。
ジャンプはその場で飛び上がる。空中ダッシュは水平の直線方向に高速移動できる。多段ジャンプは空中での落下の慣性を打ち消した上で追加でジャンプ移動する。空中ダッシュか多段ジャンプのどちらを行なうのかは使うロボによって決定され、着地までに使用できる回数もロボやスタイルによって変化する。
アタックは接近戦用の体当たり攻撃である。ロボによって攻撃方法は異なり、その攻撃力も異なる。ただしロボによっては相手との距離を取る行動を取るなど、必ずしも相手に向かって行くものではない。アタック中は一定時間無敵状態になり、攻撃を受け付けないが、この無敵時間もロボによって異なる(中には無敵時間が存在しないものもある)。うまく使えば相手の攻撃を無効化し、相手との距離が近ければ反撃もできるが、アタック後は隙があり、この隙もロボによって異なるが、大抵は無敵時間が長いほどその隙も長い。
さらに交代制の2on2では交代、3人以上で戦うバトルロイヤルではターゲット切り替えが操作に加わる。
以下の操作方法は、初期設定(Aタイプ)のものである。オプションで操作タイプを切り替えることで操作方法の変更ができる。
『カスタムロボ』、『カスタムロボV2』が該当する。
『カスタムロボGX』が該当する。ゲームシステム上常に空中に浮いている為ジャンプが存在せず、ダッシュのみとなっている。空中撃ちの代わりに第二のガン攻撃としてβショットがある(通常のガン攻撃はαショットと呼ばれている)。
『カスタムロボ バトルレボリューション』が該当する。以前はRトリガーの操作であったジャンプがAボタンに割り当てられているなど、『初代』、『V2』から続けているプレイヤーにとっては多少違和感を覚える配置に変更されている。オプションで以前の配置に近いもの(Rトリガーでジャンプ、Aでガン、Bでボム)に変更することも可能。
プレイヤー視点は条件を満たすと使えるようになる一人用のバトル専用の隠し操作である。周囲の状況把握が難しい、カスタムロボ自身の視点でバトルができる。なお、カスタムロボに登場する人物たちは本来この視点でバトルを行なっている。
『激闘!カスタムロボ』が該当する。視点変更とソウルブーストが加わったが、基本操作はゲームキューブの時と大差ない。視点変更は『BR』のプレイヤー視点と異なり、自分のロボの背後に視点が固定されるバックビューに切り替える。操作するボタンの配置は下述を含む5種類の中から選んで設定でき、従来の配置に近いものも存在する。
RPGのように自分の分身である主人公を動かし、人々と会話し、バトルしてストーリーを進めていくモード。バトルに勝つことで様々なパーツを入手し、使用することができるようになる。シナリオは、ライバルとのバトルを通じて成長した主人公が最終的に悪の組織を滅ぼす、または世界チャンピオンとなるというストーリーである。
序盤の展開はチュートリアルも兼ねており、このモードを遊べば「カスタムロボ」の遊び方や世界観を知ることができる。カスタムロボは30センチ程度の小型ロボットで、操縦者が精神をダイブして操縦するということ、操縦者はコマンダーと呼ばれ、ホロセウムの中で戦闘する競技があるということはここで語られる。これらはこのモード以外をプレイするときにもプレイヤー自身に重ねてもらう設定として存在している。
各ソフトによって取得方法は違いがあるものの、シナリオモードを進めるに従い、使用できるパーツが増えていくという形は共通している。
初代と『GX』『激闘』ではやり直しがきかず、物語を最初から始めるにはデータを消す必要があったが、『V2』『バトルレボリューション』では今まで入手したパーツを持ち込んで2周目を始められる(実体化しておらずデータのみのパーツがある場合、『V2』は開始直後に自動的に実体化を行い、『バトルレボリューション』では自宅内にジェネレータがあるので任意で行う)。
旅立ち編のクリア後に選択可能(一作目には存在しない)。「シナリオ」と付いているが、シナリオはオマケ程度でバトルがメインとなる。各地で開かれている大会に参加し、トロフィーを狙うのが目的。トロフィーの獲得数に応じて新たなパーツなどが手に入る。
『GX』と『激闘』は特殊で、選択ではなく旅立ち編のエンディングからそのまま激闘編へ移行し、旅立ち編へ戻る事が出来ない。旅立ち編を遊びたい場合はセーブデータを消し、新しくゲームを始める必要がある。
シナリオモードというよりはスコアアタックに近いシステムになっており、ハイスコアなども記録される。スコアは以下のように計算される。
また、以上のルールに加えて特殊なルールが存在する大会もあり、特に制限のないルールはノンリミットバトルと呼ばれる。
「BR」では上記のルールに加えて、2on2の機能を用いた複数のCPUとのバトル大会も用意されている。CPUが1機味方となる二対二でのチームバトル、プレイヤーのロボ一機でCPUのロボ二機と戦うハンディキャップバトル、逆にプレイヤーと味方CPUの二機で敵一機と戦う逆ハンディキャップバトル、全員敵の4機でのバトルロイヤルが存在している。
コンピューターとの勝ち抜きしていくモードである。コンピュータと連戦しての成績を競う「ステージクリア」、コンピュータとステージやカスタマイズを指定して1戦だけ行う「フリーバトル」、2人で対戦する「VSモード」で遊ぶことができる。
『カスタムロボ』には存在したが二作目の『V2』では無くなっている。『激闘!』ではアーケードモードとフリーバトルがシナリオモード内のロボステーションと呼ばれる施設内に統合され、VSモード(ワイヤレスプレイ、Wi-Fiコネクション)はタイトル画面から選択する形になった。
「アーケードモード」という名称が使われているが、このゲームシリーズがアーケードゲームとして稼動したことはない。
対人の対戦モード。相手のHPを0にするとKOとなり、HPが残っている方の勝ちである。制限時間をつけて対戦することもできる。制限時間が過ぎても両方ともKOしていない場合はHPの多いほうが勝利となる。同じ場合は引き分け。基本的にHPは1000。実力差がある場合のために、HPのハンデ設定ができる。V2以降ではHPを減らすことはできても、ハンデ設定でHPが1000以上に増やすことはできない。
据え置き型ゲーム機向け(『初代』、『V2』、『BR』)の場合はロボのカスタマイズに使用されるパーツはプレイヤー各自がゲームデータを持ち寄る形ではなく、ゲーム所有者のシナリオモードで獲得したパーツのデータを共用する形になる(つまりプレイヤー間で使用できるパーツの差は存在しない)。カスタマイズ画面では各プレイヤーが同じ画面でカスタマイズを行うため、ゲーム開始まで相手のカスタマイズがわからないように工夫されている(シークレットモードと呼ばれるが、強制使用ではなく、カスタマイズをあえて公開することも可能。初心者が相手の場合にわざと自分が不利になるカスタマイズで戦わせることもできる)。
携帯型ゲーム機向け(『GX』、『激闘!』)の場合は各プレイヤーのカートリッジのパーツ取得状況を使用する(実際はシナリオモードをクリアしていればパーツを大体網羅できるため大きな差は生まれない)。対戦の他にも余分なパーツを他のプレイヤーと交換する機能も用意されている。
2対2の4人で対戦をするために『V2』で追加されたモード。4人対戦といっても戦っているロボは2体のみで、残りの2体は戦闘に参加せずに控えている状態にある。基本的な操作はVSモードと変わらない。
チームのどちらか一方がKOされると勝負が決まる。「Cボタンユニット↑」もしくは「Lトリガーボタン」で控えのロボと交代できる。交代すると7秒間交代できない。控えのロボのHPが150以下だと自動的に回復する。しかし何回も交代していると回復速度が落ちてくる。ストーリーモードの登場キャラクターがこのモードを説明してくれる。バトルレボリューションからはこのモードはタッグバトルと称される。
『BR』の2on2は交代制ではなく4体のロボがホロセウム内に同時に参加して戦う。敵チームを2体ともKOさせなければ勝負がつかない(一体でも倒せば勝負がつくようにルール変更可能)。2体が1体を集中的に攻撃するなど作戦の幅が広がった。基本的に仲間のボム、ポッドの爆風には巻き込まれダメージを受ける。ガンから発射される弾は仲間に当たってもダメージにはならないが、設定を変えればダメージを受けるようになる。Cスティックを弾く等することによって狙いを変える事ができる。どの方向に弾いても狙いは変わる。
一部用語は初出の作品の項へ記載。敵組織の用語は登場人物の項も参照。
カスタムロボ バトルレボリューション#コマンダーに関わる用語の項目と重複するものも多く、そちらも参照。
『カスタムロボ バトルレボリューション』の登場キャラクターは「カスタムロボ バトルレボリューション#登場人物」を参照。
カスタムロボを悪用する秘密結社。『初代』『V2(激闘編のみ)』に登場。ユリエの体内にあったナノマシンを悪用して世界征服を狙っていた。資金源は闇バトルの掛け金。『初代』の終盤でメンバー全員が逮捕されるが、その後、脱獄したことが『V2』で判明。『V2』以降は犯罪組織との対決が旅立ち編のラストバトルになっているが、唯一ドレッドだけは例外となっている。組織として一枚岩とは言えず、『V2』においては「メンバー同士の結束が脆かった」ことが敗因として挙げられている。またロボキチからは「(違法)パーツの性能に頼り切っている」ことから『初代』グレートロボカップ本戦出場者の方が手強いと言われた。
下っ端は黒い服装にサングラスで目元を隠しているのが特徴。
ゴウセツを除いた幹部のシノノメ、スバル、ホムラ、ミナモは『激闘!』旅立ち編のグレートロボカップの最中に発生した事件の途中、地下三階へ向かう際のゲートキーパープログラムとして名前のみ登場している。
ドレッドと二分するカスタムロボを悪用する組織で、ドレッドが崩壊した後活動を活性化させた。『V2』に登場。主人公達の街に開店させたロボショップやタクマ塾に忍び込ませた団員を使ってロボにさいみんチップを組み込み、コマンダーを催眠波で洗脳して闇戦士に仕立て上げていた。シナリオモードではロクドウを含め幹部全員が主人公に敗北し、ポリス隊にお縄となった。激闘編では脱獄し、再び主人公に挑む。
メンバーのほとんどが忍者装束を着ている。下っ端の制服は全身タイツに覆面というデザインで、これを嫌がってドレッドのほうに入団した者もいる。
ロクドウの使用したジェイムスン、及び専用フィールドとしてゴライアスハザードが『激闘!』旅立ち編のグレートロボカップの最中に発生した事件の途中、地下三階へ向かう際の最後のゲートキーパープログラムとしてロクドウの名前と共に登場している。
『GX』における敵組織。表向きは世界中に100以上の支社を持つ超大手企業。特に、カスタムロボを含む機械・電気製品開発の分野に大きな勢力を持っている。ユウスケの話によれば、ロボキチのクロスボーンやイケダ先生のアイアンレオがニカイドウ製らしい。ヒトミの自宅の冷蔵庫もニカイドウ製であり、企業の大きさがうかがえる。
しかし、裏では秘密裏にカスタムロボの違法パーツや軍事用ロボの製造・開発を行っており、ポリス隊が調査していた。また、マカノシティにあるうち捨てられた洋館の地下である目的のために違法に賭けバトル(通称・闇バトル)を行っており、ここへの潜入調査をマモルが主人公達に依頼したことから、主人公達はニカイドウに関わっていくことになる。
激闘!カスタムロボにおける敵陣営。モルグをリーダーとする組織。ハドロンと呼ばれるロボを使い世界征服を狙う。ネオブレインを利用して違法ロボを作り、自律機動ロボを操った。ドレッド・ゴライアスと違い下っ端の服デザインがやや異なる。首領であるモルグ・グレイブマンの思想から他作品の闇組織よりテロリスト的な性質が強く、また二組織よりも統制が行き渡っていないようで、組織よりも個人を優先するものが多い。
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