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『オレゴンから愛』(オレゴンからあい)は、アメリカ・オレゴン州でロケーション撮影されたフジテレビジョンのテレビドラマ。木曜劇場シリーズの第1作目でもある。
『北の国から』のアメリカ版ともいわれ[1]、同名タイトルの主題歌も「北の国から」と同じくさだまさしが歌った。さだ曰く「『北の国から』みたいな曲を作って下さい」と言われたという[2]。
本作のタイトルロゴには、『FROM OREGON WITH LOVE』の英語タイトルが併せて入っている[3]。
主演は古谷一行と石和摂で、1984年10月4日から12月27日(全13話)まで『ナショナル木曜劇場』[4]の枠で放送され、連続ドラマ終了後も単発のスペシャルが放送された[5]。第1作連続ドラマは、現地・アメリカで約120日間のロケを行って製作された[3]。
ストーリー上のつながりがあるのは、第1作の連続ドラマから『オレゴンから愛'88ホームステイサマー』までで、以後はテーマ曲がさだのものであることと主演に(原則として)古谷と石和が起用されている点などが共通しているほかは、各回とも独立した一話完結の内容となっている。これは、1990年より宮内恭子役の木の実ナナが『阿国 OKUNI』に出演することになったため、スケジュールが調整できなくなったことによると言われている。
単発シリーズのうち「夏休みスペシャル オレゴンから愛'88ホームステイサマー」などの一部タイトルはVHSソフト化されているが、連続ドラマシリーズなどソフト化されたことのないタイトルも多い。
2023年現在、DVDでの発売はないが2010年12月7日 - 12月15日および2011年1月2日に「超解像リマスター版」としてフジテレビTWOで、2023年1月2日および2023年2月27日 - 3月1日に日本映画専門チャンネルで、連続ドラマ全13話がそれぞれ一挙放送された。
両親を亡くし、オレゴン州に住む叔母夫婦にひきとられることになった9歳の明は、水泳を続けるために日本の中学校に残った姉と1年間の約束で離れ離れになってしまう。
オレゴンの雄大な自然・人々に触れながら、人間としての成長を遂げる明。
日本を忘れられない明であったが、親代わりとして育ててくれる叔父叔母と共にオレゴンで生きていく決心をする。
話数 | 放送日 | サブタイトル | ラテ欄サブタイトル[7] | 脚本 | 演出 | 視聴率[8] |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 10月4日 | SPRING1 | 姉ちゃん、さよなら | 黒土三男 | 富永卓二 | 14.7% |
第2話 | 10月11日 | SPRING2 | 姉ちゃん約束がちがう | 12.2% | ||
第3話 | 10月18日 | SPRING3 | 青い瞳のクラスメイト | 11.8% | ||
第4話 | 10月25日 | SPRING4 | 姉ちゃんがアメリカへ? | 11.7% | ||
第5話 | 11月1日 | SUMMER1 | 大草原の迷い子 | 横田安正 | 13.8% | |
第6話 | 11月8日 | SUMMER2 | 姉ちゃん日本へ帰りたい | 富永卓二 | 12.8% | |
第7話 | 11月15日 | SUMMER3 | 明は決して裏切らない | 10.7% | ||
第8話 | 11月22日 | SUMMER4 | 明、日本へ帰る | 14.4% | ||
第9話 | 11月29日 | SUMMER5 | ふたたびオレゴンへ | 10.6% | ||
第10話 | 12月6日 | AUTUMN1 | 大平原で出会った父親 | 横田安正 | 11.7% | |
第11話 | 12月13日 | AUTUMN2 | 秋のチヌーク湖へ行こう | 11.9% | ||
第12話 | 12月20日 | AUTUMN3 | おじいちゃん死なないで | 10.3% | ||
第13話 | 12月27日 | AUTUMN4 | オレゴン平野の新家族 | 富永卓二 | 12.6% |
明がオレゴンの叔母夫婦にひきとられて3年半、家族としての絆もますます深まった栄蔵一家に“いちご畑経営”の話がもち込まれる。売り手は日系人の父娘。やがて2つの家族は、このいちご畑をめぐって深い関わりを持つようになる。
88年、明(石和摂)はオレゴンで農場を営む叔母夫婦の下で、すっかり成長した。その翌年、ホームステイツアーで明の昔の同級生たちがオレゴンにやってきた。最初は自然に感激する彼らだったが、生活に耐えられずステイ先の家を飛び出してしまう。雄大なオレゴンの暑い夏。自分たちの牧場を守るために、父と子の懸命な闘いが続いた。
(その後の放送についてはスタブ)
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