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エーリッヒ・ケストナーの小説 (1949) ウィキペディアから
『ふたりのロッテ』(Das doppelte Lottchen)は、児童文学作家エーリッヒ・ケストナーが1949年に発表した小説。元はナチス・ドイツ時代に当局に追われていたケストナーが変名を用いて映画の脚本として書いたものであったが、当局に発覚して製作が中止となり、戦後になってから公表された。ちなみに2人の主人公・ルイーゼとロッテの名前は、ケストナーの内縁の妻であったルイーゼロッテ・エンダーレの名前を半分にして名づけられている。
オーストリアのケーニッヒ湖畔にある「こどもの家」には、毎年夏になると多くの子供たちが国内各地からやってきて、夏休みを過ごす(サマーキャンプ)。ウィーンから来たルイーゼ・パルフィー(ややがさつでお転婆)とミュンヘンから来たロッテ・ケルナー(母親思いの優しい性格)は、お互いがあまりにも似ていることに驚き、仲良くなる。そして、互いの生まれた日や生まれた場所が同じことから、自分たちが実は双子であり、音楽家である父親の浮気を疑い離婚した両親が、シングルマザー・シングルファザーを装って、子供を一人ずつ育てていたということを知る。
自分たちの両親がどういう生活を送っているかを知るために、双子は髪形を相互に入れ替え、相手に成りすまして帰宅し、状況を報告しあった。ロッテの病気でふたりの入れ替わりがばれてしまい、最終的には両親は再婚する。
劇団四季初演は1971年のニッセイ名作劇場(開催される劇場近郊の小学校6年生を招待対象としたミュージカル)。それから何回か全国公演等の公演を繰り返している。 また、『NHKこどもミュージカル』のタイトルで、1974年・1984年・2000年に公演・放送されている。
ロッテとルイーゼをそれぞれ演じた大月悠と大月恵は、実の双子である。
『わたしとわたし ふたりのロッテ』のタイトルで、1991年から1992年まで日本テレビの『三井不動産アニメワールド』枠で放送。全29話。
ドイツを中心に、何度も映画化されている。
翻案では以下の映画がある。
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