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SD戦国伝 天下統一編(エスディーせんごくでん てんかとういつへん)は、武者ガンダムシリーズの第3作である。
武者ガンダムシリーズ | ||
通番 | 題名 | 期間 |
第2作 | SD戦国伝 風林火山編 | 1990年 - 1991年 |
第3作 | SD戦国伝 天下統一編 | 1991年 - 1992年 |
第4作 | 新SD戦国伝 地上最強編 | 1992年 - 1993年 |
プラモデルBB戦士の組立説明書に掲載されている漫画『コミックワールド』と、『デラックスボンボン』誌(1991年5月号~1992年1月号)上で掲載された『SD武者ガンダム風雲録』で展開された。
物語は、正規武者頑駄無シリーズの中で最も古い時代の出来事であり、未来からタイムスリップをした荒烈駆主を主人公に、過去と現在が複雑に絡み合う物語を描く。
物語は未来の人物が、結果として過去を変える物語である。タイムパラドックスの作用により、過去が変わった為後の未来がどのように変貌したのかは詳しくは書かれていない。
風林火山編にて光の玉を揃え、真の力に目覚めた三代目大将軍や新生武者五人衆と共に、復活した闇皇帝に挑んだ荒烈駆主であったが、八紘の陣に飛び込んだ瞬間見知らぬ土地へと吹き飛ばされてしまう。
目覚めた荒烈駆主は鳳凰・雷の兄弟に出会い、その際二人の持っていた「地の鎧」に選ばれそれを継承、新荒烈駆主<ネオアレックス>へと進化を遂げる。
事態を把握しきれないまま頑駄無軍団の天地雷の鎧を装備する「頑駄無三武将」の一人として暗黒軍団との戦いに参加する新荒烈駆主だったが、次第に自分が過去の世界に飛ばされたという事実に気付き始めた。
天宮<アーク>の地を襲う、黒魔神率いる暗黒軍団と頑駄無軍団の戦いは熾烈を極めた。鳳凰頑駄無は予言の書のままに初代大将軍となり、黒魔神を倒す。そして新荒烈駆主は超時空戦闘機・璽威武装で元の時代へと帰っていく。全ては終わったかに見えた。
しかし時空を超えて飛来した闇皇帝が黒魔神を復活させ、黒魔神闇皇帝へと合体していたのだ。光の巻の予言に従い、闇の再来に備え四獣王の力を求める初代大将軍。だが、元の時代に戻った荒烈駆主を待っていたのは、崩壊した天地城とただ独り生き残り頑駄無軍団の全滅を伝える彼の影武者・影荒烈駆主だった。この歴史では黒魔神は倒したものの、黒魔神闇皇帝の手によって初代大将軍は倒され、続く二代目、三代目もまた闇皇帝に敗れていたのだ。
八紘の光輪に8つの力を宿し、頑駄無結晶の力を完全なものとして黒魔神闇皇帝に挑む初代大将軍。しかし暗黒と闇の力を宿した黒魔神闇皇帝には太刀打ちできない。そこへ二代目大将軍、三代目大将軍を伴い、自身も四代目大将軍に出世変化した荒烈駆主が飛来する。時空を超えて四人の大将軍が集結したのだ。
百ノ進の持つ謎の巻物。内容は時折変化し、様々な啓示を与える。
天下統一編は結末に至るまでの間に何度かの歴史改変が発生している。
括弧内はモチーフとなった兵器・キャラクター。ただし、モチーフについて公式には発表されていないので諸説ある。
正規武者頑駄無シリーズにおいて最初に作られた頑駄無軍団。対闇将軍との戦いの為組織され、以降風林火山編に至るまで存続する(それ以降の頑駄無軍団は名称のみの流用につき別組織)。
この天下統一編で登場するのは武者七人衆編・風林火山編に登場する武者達の父親の若き姿。本来の歴史では、黒魔神との戦いにおいてそのほとんどが命を落とす結果となっていた。
この時代は武者七人衆編の30年前である為、時期的に次作の主要人物の多くが既に生まれている。
「天」「雷」「地」の天空三武将の鎧を受け継いだ武将。頑駄無軍団の主要人物たち。どのようにして神器を手に入れたのかは不明。
最終的には3名中2名が大将軍に出世する。
鎧の名 | 地の鎧 | 銃 | 大目牙スペシャル |
---|---|---|---|
神器の名 | 地帝の神器 | 刀 | 地神剣 |
翼の名 | 地脈翼 | 必殺技 | 陽炎斬り |
力の源 | 大地のやくどう(地核エネルギー)すなわち“地”の力なり |
飛行形態 | 超破鳳凰 <スーパーフェニックス> | 刀 | 武神剣 |
---|---|---|---|
軍配 | 結晶の軍配<クリスタルノグンパイ> | 大砲 | 超破大目牙砲<スーパーオメガキャノン> |
銃 | 鳳凰砲<フェニックスキャノン> | 必殺技 | 超破荒断駆<スーパーアタック> |
光の予言 | 四つの結晶<クリスタル>が集まるとき 奇跡がおき黒き闇はきえさる!! |
支援機 | 光空戦闘機<コアファイター> | 大砲 | 時空砲 |
---|---|---|---|
前部 | 鋭機<エイメカ> | 翼の名 | 光空翼<コアウイング> |
後部 | 尾機<ビイメカ> | 必殺技 | 時空破 |
名の由来 | 時を超え空を貫く超機械その名も“武者璽威武装” |
鎧の名 | 天の鎧 | 銃 | 羅武駄<ラムダ> |
---|---|---|---|
神器の名 | 天帝の神器 | 刀 | 天神剣 |
翼の名 | 天道翼 | 必殺技 | 海鳴斬り |
力の源 | 太陽の輝き(太陽エネルギー)すなわち“天”の力なり |
鎧の名 | 光の鎧 | 銃 | 羅武駄スペシャル<ラムダスペシャル> |
---|---|---|---|
光の石 | 頑駄無結晶 | 刀 | 天光剣 |
背神器 | 八紘の光輪 | 必殺技 | 天光斬 |
力の源 | 天光の輝き(頑駄無結晶)すなわち“光”の力なり |
守護獣 | 炎鳳凰<ファイヤーフェニックス> | 四獣王の武器 | 獣王神(器) |
---|---|---|---|
飛行形態 | 大鳳凰<ダイフェニックス> | 大砲 | 羅武駄大目牙<ラムダオメガ> |
ニードル | 雷撃針 | 必殺技 | 大光破 |
強力変身 | 八紘の光輪にみなぎりし“天・地・雷・武・獅・龍・犀・隼”八つの力、 今、真の頑駄無大将軍ここに見参!! |
鎧の名 | 雷の鎧 | 銃 | 電流魂<デルタ> |
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神器の名 | 雷帝の神器 | 刀 | 雷神剣 |
翼の名 | 雷電翼 | 必殺技 | 鬼火斬り |
力の源 | 雷雲の怒り(電撃エネルギー)すなわち“雷”の力なり |
神器の名 | 阿修羅の神器 | 弓銃 | 鋼龍弩<コウリュウド> |
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盾 | 武甲の盾 | 刀 | 赤龍刀 |
槍 | 貴龍戟 | 必殺技 | 邪滅破 |
名の由来 | 武芸を神業のごとく華麗にあつかう者“武神頑駄無” |
獣の心と一体化する事で、獣の力を己の者とする者達4人の総称。天空四天王の力を受け継いだと言われる。彼らは後の風林火山四天王の父でもある。息子から狩人(摩亜屈)や高貴な家柄(仁宇)として認識されていた事から、普段は別に暮らしていた模様。
なお、BB戦士のキットでは武者の定番だったメッキパーツを廃し、全員に新機軸の素材が使われているという特徴がある。
守護獣 | 白獅 | 銃 | 瞬発の銃 |
---|---|---|---|
戦闘形態 | 獅王の陣 | 刀 | 獅王剣 |
たてがみ | 火炎のたてがみ | 必殺技 | 波動撃 |
名の由来 | 火炎の力を宿した獅の化身すなわち“獅頑駄無” |
守護獣 | 紅龍 | 槍 | 神秘の槍 |
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戦闘形態 | 龍王の陣 | 刀 | 龍王剣 |
宝玉 | 疾風の宝玉 | 必殺技 | 昇龍波 |
名の由来 | 疾風の力を宿した龍の化身すなわち“龍頑駄無” |
守護獣 | 紫犀 | 楯 | 豪力の楯 |
---|---|---|---|
戦闘形態 | 犀王の陣 | 刀 | 犀王剣 |
角 | 巨山の光角 | 必殺技 | 玉砕撃 |
名の由来 | 巨山の力を宿した犀の化身すなわち“犀頑駄無” |
守護獣 | 青隼 | 銃 | 隼王砲 |
---|---|---|---|
戦闘形態 | 隼王の陣 | 刀 | 飛翔の剣 |
爪 | 密林の鋼爪 | 必殺技 | 天空撃 |
名の由来 | 密林の力を宿した隼の化身すなわち“隼頑駄無” |
頑駄無軍団と共に暗黒軍団と戦う武家ないし武士の一族。
この時代においては完全な協調関係であり、後の世で闇軍団として敵対する事となるのは本来の歴史において黒魔神が勝利した事が原因である。
鎧の名 | 月光の鎧 | 銃 | 月大目牙<ルナオメガ> |
---|---|---|---|
くわがた | 三日月のくわがた | 刀 | 風雲丸 |
面 | 影武神 | 必殺技 | 月光斬 |
名の由来 | 地<アス>の影すなわち月<ルナ>の星宿す者“影荒烈駆主” |
黒魔神を首領とする軍団。黒魔神の側近、龍将と飛将を中心に電撃部隊、機動爆撃部隊、飛忍、下忍などから構成される。生き残った者の一部は、闇軍団にも加わっている。
闇の石 | 黒星石 | 爪 | ギャザス |
---|---|---|---|
心眼 | 黒幻眼 | 背部 | グレムロウ |
角 | ズバルガス | 必殺技 | 暗黒撃 |
闇変幻 | 暗黒と闇が一つになるとき“超邪悪体”現る それすなわち“黒魔神闇皇帝”なり |
甲剣 | 龍将の甲剣 | 銃 | 龍炎砲 |
---|---|---|---|
脚 | 飛将の豪脚 | 刀 | 飛双刀 |
変幻形態 | 龍飛変幻 | 合体銃 | 飛龍砲 |
変幻の力 | 闇の根元よりさずかりし合身の力すなわち“変幻術” |
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