JR九州リテール株式会社(ジェイアールきゅうしゅうリテール)は、九州旅客鉄道(JR九州)の物販部門を担当する子会社である。
コンビニエンスストア「ファミリーマート」のエリアフランチャイズ事業および駅売店「キヨスク」事業を柱とする。
JR九州リテールでは、以下の事業を主な事業内容としている[11]。
- コンビニエンス事業
- コンビニエンス事業としては、コンビニエンスストア「ファミリーマート」の共同エリアフランチャイザーとして、九州地方におけるエリアフランチャイズを行っているが、宮崎県および鹿児島県についてはJR九州の鉄道駅構内に所在する店舗と後述のドラッグイレブンとの合同運営店舗のみを同県全店舗の共同エリアフランチャイジーである南九州ファミリーマートとの契約・委託運営店舗という形に変えて担当している[14]。JR九州リテールが運営するファミリーマートの店舗では、南九州ファミリーマートとの契約店舗などの一部店舗を除き、看板の店舗名表示の左側に当社のシンボルマークを掲示している(画像参照)。
- かつては「am/pm」の九州地区におけるエリアフランチャイズ事業、および独自のコンビニエンスストアブランドである「生活列車」の運営も手がけたが、ファミリーマートとの基本合意に基づき両ブランドとも「ファミリーマート」へ転換した[6]。
- 専門店事業
- 専門店事業としては、以下の売店やスーパーマーケットの運営を行っている[11]。
- キヨスク - 大部分の店舗が閉店ないしファミリーマートへの展開が進み、現存する店舗は非常に少ない
- ミニコンビ - キヨスクとコンビニエンスストアの中間業態の売店[4]。その殆どが閉店ないしファミリーマートへと転換され、羽犬塚駅と下曽根駅の2箇所を残すのみ。
- Kpit - JR九州の鉄道駅構内待合施設と同一のフロアに入居する、従来のキヨスクとコンビニエンスストアの両方の機能を併せ持つ売店[4]。全店舗が閉店ないしファミリーマートへと転換され、現存しないと思われる。
- fショップ - 福岡市地下鉄空港線の博多駅、天神駅構内にあるキヨスクと同一業態の売店[4]。何れもファミリーマートに転換され、現存しない。
- 博多座「雅」 - 博多座にある劇場売店[15]。
- 博多小径 - アミュプラザ博多内にある九州の食材を使用した弁当や土産品を扱う売店[16]。
- 銘品蔵 - 主要駅のお土産売り場としての性格を兼ねている。ブランド名の前に駅名が付くことになるが、福岡空港国内線ターミナルの制限エリアに出店するものは「九州銘品蔵」鹿児島中央駅構内に出店するものは、「鹿児島銘品蔵」である。ファミリーマートとのダブルブランド店舗もそれなりに存在するが、その場合は駅名が付かない。
- マリンキヨスク - ベイサイドプレイス博多埠頭内にあるキヨスクと同一業態の売店[4]。ファミリーマートに転換済み。
- FamilyMart + ドラッグイレブン - ツルハホールディングスの子会社であるドラッグイレブンとの共同運営店舗。その頃のドラッグイレブンは「JR九州ドラッグイレブン」の社名で、JR九州グループであることから展開が始まった。24時間営業だが、医薬品販売可能時間帯は9時から23時まで。医薬品と同じツルハグループマーチャンダイジングから仕入れる医薬部外品はいつでも購入可能。
- ファッション・コスメ事業
- ファッション・コスメ事業としては、雑貨や化粧品等を扱う「メリーメイズ」、化粧品専門店の「ラ・クラース」の運営のほか、ユニクロと業務提携し駅立地における「ユニクロ」の運営を行っている[17][18]。
- 自販機事業
- 自販機事業としては、JR九州・福岡市地下鉄・肥薩おれんじ鉄道の駅構内等で自動販売機の運営を行っている[18]。
- ハンズ事業