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キン肉マンの登場キャラクター ウィキペディアから
7人の悪魔超人(しちにんのあくまちょうじん)は、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』に登場するキャラクター、
の7人を指す総称。「7人の悪魔超人編」において、主人公・キン肉マンと相対する初めての明確な敵として登場した超人たちである。なお、青リンクのキャラクターについては、それぞれの項目を参照。
媒体によってプロフィールが異なるキャラクターもいるため、その場合は併記する。
初登場は7人の悪魔超人編「地獄から来た7人の巻」。あまりの残虐ファイトゆえに超人オリンピック参加を禁止されていた超人たち。その試合は相手が息絶えるまで続くとされ、その姿は悪魔そのものといわれる。超人オリンピックV2チャンピオンとなったキン肉マン、およびキン肉マンの仲間であるアイドル超人と戦う。
その正体は大魔王サタンに魂を売り渡し、サタンの意志通りに動く悪魔超人の尖兵である。彼らの上に悪魔六騎士、悪魔将軍がいる。ヒラの悪魔ではあるが、バッファローマンを中心として格上の六騎士たちに負けないプライドを持つ独立部隊として機能している。
作者のゆでたまごの嶋田隆司によると、敵と分かるような読者からの超人応募が多かったことと[1]、キン肉マン周辺のキャラクターが固まってきたため、団体戦を行うための明確な敵として悪魔超人の登場を決定。当時の担当編集者・松井栄元との打ち合わせで7人と決めたものの、その人選はシリーズ開始後もまだ決まっておらず、当初は別の超人[注 1]が登場していたり、デザインが異なる超人もいた。現在においても「今さら直す気も起こらない」という理由で、あえてそのままにしているという[3]。松井栄元は、7人の悪魔超人編は『伊賀の影丸』を意識していると語っている[4]。
『キン肉マン』初期のアメリカ遠征編では小学生の読者に馴染みの無いアメリカを舞台にしたことが人気が落ちた要因となったため、その反省を活かして7人の悪魔超人編では試合会場を日本国内限定にし、大反響を得る結果となった[5]。その中でも特にアトランティスとロビンマスクの試合会場である不忍池の評判が良かったという[5]。また、ザ・魔雲天との闘いでテリーマンが奇跡的に生還した回は『キン肉マン』の『週刊少年ジャンプ』連載上において初めて読者アンケートで1位を獲得した[6]。
悪魔のような残虐ファイトを繰り返していた「7人の悪魔超人」は、彼らの暴走を危惧した宇宙警察および10万人の超人たちにより、超人ホイホイのスペースボックスに閉じ込められ宇宙に幽閉されていた。そして時が流れ、超人オリンピックV2を達成したキン肉マンがファンの胴上げにより宇宙空間に投げ出されてしまい、解除スイッチに激突したことによりホイホイより解放される。
その直後、超人と子供たちのファン感謝デーに乱入した7人はキン肉マンに挑戦する。キン肉マンは恐怖のあまり挑戦を拒むが、キン肉マンのお目付け役であるミートがバッファローマンにより身体をバラバラにされる。7つに分けられた身体を10日以内に集めないとミートは生き返らない。ミートを救うため、キン肉マンは悪魔超人の挑戦を受けることになった。7人が持っていた身体の部分は以下の通り。
ステカセキング、ブラックホールを破ったキン肉マンだが、連戦による疲労とダメージで倒れる。代わってテリーマン、ロビンマスク、ウォーズマン、ブロッケンJr.、ウルフマン(リキシマン)が悪魔超人に立ち向かった。この戦いでロビンマスク、ウォーズマン、ウルフマンが犠牲となり、辛くも勝利を収めたテリーマンとブロッケンJr.も傷ついていた。
残る3人の悪魔超人に対し、再びキン肉マンが戦う。ロビンマスクを破ったアトランティスを倒し、さらに救世主・モンゴルマンの協力を得て、バッファローマン・スプリングマン組に勝利する。
戦いの後、バッファローマンは改心し正義超人の仲間になることを約束するが、悪魔の制裁を受け死亡。敗れた7人の悪魔超人は悪魔六騎士に首を刎ねられ、遺体は胴塚に放置された。バッファローマン以外の6人は六騎士の一人・アシュラマンに腕を奪われている。
夢の超人タッグ編では、バッファローマンはモンゴルマンとの2000万パワーズ、ブラックホールはペンタゴンとの四次元殺法コンビとして大会に参加。他の5人はマッスル・ブラザーズ(キン肉マンとキン肉マングレート)VSはぐれ悪魔超人コンビ(アシュラマンとサンシャイン)戦で、アシュラマンの用意した地獄のキャンバスから悪霊となって出現するが、マッスル・ブラザーズによりキャンバスに封じられた。
完璧超人始祖編では、完璧超人の一派「完璧・無量大数軍」と正義超人の全面対抗戦が勃発。7人の悪魔超人は全員復活して悪魔将軍から完璧超人の粛清を命じられ、悪魔超人に復帰したバッファローマンを中心に陽動部隊としてこの戦いに乱入。治療中のアイドル超人に代わり完璧・無量大数軍と対戦する。7年前のアイドル超人との戦いに敗れて以来訓練を続けており、回想シーンでは本拠地である魔界における修業風景も描かれた。
7人のリーダー格。超人強度1000万パワーを誇る。得意技はハリケーン・ミキサー。
初登場は7人の悪魔超人編「さけたミート!!の巻」。背中にミラクル・ランドセルを背負い、胴体がカセットプレーヤー、両脚にレッグパワーヘッドフォンを装備している機械超人。世界中のあらゆる超人のデータが入ったカセット「超人大全集」によって別の超人になりきる能力を持つ。自分のテープヘッドの掃除を欠かさない。口癖は「ケケケー」[7]。アニメ版では身体のデザインが大きく異なる。
7人の悪魔超人の中では実力的に一番の格下とされるが、ムードメーカーの役割を果たしており[注 2]、影のリーダー的存在だった[8]。さらに「超人大全集」のおかげで、名だたる超人たちを相手にトレーニングができることから、正義超人には負けないという自信を仲間に与えていた。しかしステカセキング自身はアスリートというよりコレクターのような性格で、超人データを集めることに熱中していた[9]。アニメでは自分自身のことは合理的な新しいタイプの超人であると自負している[10]。スプリングマンとは悪魔修行の頃からの盟友である。
ゆでたまごによれば、当時のウォークマンブームから登場させたという[11]。
他の悪魔超人と共にファン感謝デー乱入直後、ウォーズマンの聴音器官を破壊し、キン肉マンを音楽で操り、自らを最初の対戦相手に指名させた。7人の悪魔超人の先鋒として、音楽の供給元であるラジオ番組をより良く受信できる東京タワーの下の特設リングでキン肉マンと対決。
各種超人大全集を使用しキン肉マンを苦戦させ、さらに悪魔のシンフォニーで苦しめるが、落語の放送(アニメでは牛丼音頭)を聞かせて元気にしてしまったことと、ダメ超人時代の「3年前のキン肉マン」のカセットを使用してしまい、弱くなったために敗北。しかし、キン肉マンに大ダメージを与えることには成功した。アニメ版では、秘技・三分殺しを使って、さらにキン肉マンを苦しめた。
悪魔騎士に斬首された後、アシュラマンに左腕を奪われ、左上の腕にされていた。この腕は、テリーマンの攻撃で切断されている。
夢の超人タッグ編では、悪霊となって登場。魔雲天と共に最後まで残っていたが、蹴倒されたところをマッスル・ブラザーズのマッスル・ローリングで潰されている。キン肉星王位争奪編の初期には、超人墓場で浮遊していた。
完璧超人始祖編で復活して、ウォーズマンに代わりソ連・赤の広場で完璧・無量大数軍のターボメンと対戦。かつて弱い頃のキン肉マンのカセットで敗北した経験をターボメンに愚弄されるが、「新・超人大全集」のカセットでキン肉マンゼブラなどの強豪超人の技を駆使して成長を見せつけた。しかし相手の攻撃を吸収、増幅して送り返すターボメンのターボチャージャー能力により、肉体が自壊し逆転負けを喫する。
ステカセキングが最後に使用したのはウォーズマンのカセットだったが、ターボメンからウォーズマンに固執した理由を聞かれた際、「正義超人の助太刀ではない。あくまでウォーズマンの技でお前を倒せると踏んだからだ」と語っていた。
作画担当の中井義則は久しぶりに7人の悪魔超人を描けて楽しかったが、特に面白かったのはステカセキングだったと語っている[12]。原作担当の嶋田隆司は、ターボメンの相手はウォーズマンだといかに思わせるかが登場のインパクトに繋がるため、そこにまず気を遣ったと語っており、意表を突くために思いつきでゼブラに変身させたら予想を遥かに超える大反響だったという[13]。
人気投票企画「キン肉マン超人総選挙2013」では18位にランクインしている[14]。「キン肉マン超人総選挙2021」では第29位にランクインし、『週刊プレイボーイ 2021年第50号』の裏表紙を飾った[15]。
アニメ第4話Bパート「アルバイトはつらいよ」でキン肉マンがステカセキング戦の原作を読んでいた。
防災アニメ『キン肉マンの交通安全』ではトラックを運転していた。
『CRぱちんこキン肉マン』では3年前のキン肉マンのカセットをつけたまま登場する。
小説『ディープオブマッスル!!』ではステカセキングがメインのエピソードがある。『キン肉マンII世』の超人オリンピック ザ・レザレクションの頃には超特大カセットテープが生産中止になっており、超人大全集の最終巻をキン肉万太郎で飾ろうとデータ収録を目論んでいた。
学研の図鑑『キン肉マン「超人」』によると「道具のなかま」の中の「家電の超人」に分類されている[16]。また、人間が開発した道具が基になって誕生したという解説もある[17]。
2番目に登場・対戦した悪魔超人。身軽で空中殺法や四次元殺法を得意とする。
名前の通り全身が鋼鉄製のバネになっている軟体超人。身体には両手の指以外の関節がなく、骨格も頭部・両腕・両脚以外は持たない。そのため投げ技や関節技などがほとんど通用しない。バネの身体を利用した攻撃を得意とする。口癖は「ケケケ〜」[33]。登場初期では顔に傷があり、右手が針状の突起となっていた。また作画担当の中井によると昔は螺旋状のボディを省略していたが、今(完璧超人始祖編)は時計回りに拘って描いているという[34]。
7人の悪魔超人の副将格[34]。作中では語られていないが、4000歳の長寿超人である。超人の中でも高齢であるだけに超人界の事情に精通しており、数々の修羅場も潜り抜けているため、要所要所で他の悪魔超人に適切なアドバイスを与えていた[9]。風呂にはあまり入っていない。アニメでは砂鉄にも弱い。残虐性と智謀を併せ持ち、バッファローマンのよき参謀兼パートナーとして大きな信頼を寄せられている[34]。ステカセキングとは悪魔修行の頃から盟友で、鬼教官スニゲーターのもとで特にしごかれた仲だった。ステカセを殺したターボメンには強い怒りを見せている。
7人の悪魔超人編の時点でキン肉マンのコミックスをまだ買い揃えておらず、「オレも早く買い揃えないとな」とコメントしていた[35]。
『キン肉マンII世』では、悪魔の種子編にて伝説超人(レジェンド)の一人として再登場。黒縁の眼鏡をかけていた。
バッファローマンとのタッグはブルーザー・ブロディとジミー・スヌーカのタッグがモチーフであり、スプリングマンの全身がバネなのは"スーパーフライ"の異名を取るほどの跳躍力を誇るスヌーカを参考にしたため[36]。
『キン肉マン 77の謎』では4000年近くの長い人生(?)の中で果てしなく続く人間たちの醜い争いに失望し、大魔王サタンに魂を売って悪魔超人になったのではないかと語られている[37]。
学研の図鑑『キン肉マン「超人」』によると「玩具・遊具のなかま」の中の「アクティビティ玩具の超人」に分類されており、バネの体が最大限に伸びきった状態の全長は950cmで最高身長超人の記録を持っていたが、近年同じアクティビティ玩具の超人スパイラルマンの最大全長より40cm短いことが判明したとされている[38]。
バッファローマンたちとともにファン感謝デーに乱入、キン肉マンに挑戦する際は「盛大な葬式をあげてやるぜ」と発言した。
アイドル超人との対抗戦では、鳥取砂丘においてサンドデスマッチでウルフマンと対戦。ゴング前に奇襲を仕掛けるも砂の中に埋まり、ウルフマンの張り手の猛攻を受けるがバネの体をのけぞらせることにより無効化。ウルフマンのボディスラムに苦しむ振りをして、わざと何度も投げつけさせることで地盤を硬めさせ、デビル・トムボーイでウルフマンをバラバラにして惨殺した(アニメでは、リキシマンの筋肉組織を破壊して再起不能にした)。ゆでたまごによれば、試合会場に鳥取砂丘を選んだ理由はデビル・トムボーイありきで砂のある場所からの逆転劇を考え、鳥取砂丘を閃いたからとのこと[39]。ゆでたまごの嶋田によるとスプリングマンは当初はイロモノ感覚で出したが、ウルフマンを破ったことが大反響を得て、予想以上の大物になったという[34]。
対抗戦の終了後は、バッファローマンとタッグを組みキン肉マンと闘うが、助っ人として参戦したモンゴルマンとの一騎討ちに。ウルフマンと同じくデビル・トムボーイをかけるもモンゴルマンの髪の毛を利用した技・闘龍極意ネコジャラシによってかわされ、さらに地獄のシャワーで雨を浴びて身体が錆びてしまう。最後はレッグ・ラリアートを食らい、高圧電流が流れるフェンスに叩きつけられて敗北した。
その後、悪魔騎士に斬首され、アシュラマンに右腕を奪われ、右上の腕にされていた。この腕はテリーマンの攻撃で切断されている。夢の超人タッグ編では悪霊となって登場するが、1コマだけ顔を見せて姿を消す(アニメでは他の悪霊と共にマッスル・ブラザーズのマッスル・ローリングで潰されている)。キン肉星王位争奪編の初期には、超人墓場で浮遊していた。
完璧超人始祖編で復活。悪魔超人と完璧・無量大数軍との対抗戦が始まる中で東京ドームグラウンドに現れ、バッファローマンと共に試合を観戦していた。この時キン肉マンが到着していなければピークア・ブーと戦う予定だった。無量大数軍の第2陣の登場と共に自身も参戦。鳥取砂丘のサッカラ階段ピラミッドリング第4ステップにてグリムリパーと対戦するが、不慮の事故により第5ステップのリングが崩壊しバッファローマンとターボメンが第4ステップへ落下。急遽タッグマッチとなり、バッファローマンとのタッグ「ディアボロス」を再結成し、グリムリパーとターボメンのタッグ「ジョン・ドウズ」と戦う。盟友ステカセキングを討ち倒したターボメンに激しい敵意を持ち、元来のトリッキーな動きとさらに強化された必殺技で翻弄する。ステカセキングやスニゲーターとの訓練をしており、その賜物で強化した螺旋壊体搾りとスプリングナイフでターボメンを追い詰めるが、ターボメンのアースユニットによるパワー増幅能力で鉄のボディの硬度を限界まで上げられ、バネとして機能できなくなり技を破られてしまう。さらに顔面にリボルバーフィンを受けてダウンするが、不屈の闘志で立ち上がり、バッファローマンと共にツープラトン「ディアボロス・ロングホーン・トレイン」を発動。両脚が砕けながらも死力を尽くしてターボメンを撃破する。仇討ちの成功に満足げな笑みを浮かべ、「生まれ変わってもまたタッグを組みたい」とバッファローマンに後を託して絶命、崩壊していった。
『キン肉マンII世』 悪魔の種子編では、デーモンシードNo.1のザ・コンステレーションとの闘いの負傷で入院中のバッファローマンを見舞った後で彼に肩を貸して、共に恐山で行われていたキン肉万太郎対再生アシュラマンの試合に駆けつけた。
シングルマッチ
タッグマッチ
半魚人のような姿の水棲超人で、水中戦を得意とする。水を自在に操る能力を持ち、水流を吐いたり体内から霧を噴出することが可能。口癖は「ケケ〜」[45]。アニメでは顎のエリマキ部分が省略されている。
練習嫌いで、超人ホイホイからの脱出直後はかなり太った体型だったが、元々コンディションの作り方が最高に上手く、対ロビンマスク戦の時にはきっちり体を絞っていた[9]。また、ロビンマスク戦で付いた首の傷を厳しい訓練によって鍛え上げるなど、勝利のためなら努力は惜しまないストイックさも持つ。普段は海や川の中を主な活動場所としている[46]。
ミートの足や霊体となった仲間を利用するなどファイトスタイルは卑劣だが、最後はキン肉マンに倒される。しかしアトランティスの敗北はバッファローマンによるキン肉バスター破りの足がかりとなった。アニメではこの展開がなく、キン肉マンとの戦いではアトランティスはタワーブリッジでKOされており、ミートの足もバッファローマンが持っていたため利用はされなかった。
7人の悪魔超人編にてロビンマスクを卑劣な手段で破ったことにより、卑怯者のイメージがついたが、ゆでたまごの嶋田自身は決してそうは思っておらず、再登場時には読者の見る目を変えたかったと話している[46][47]。
学研の図鑑『キン肉マン「超人」』によると「魚類のなかま」の中の「半魚人の超人」に分類されており、魚類系超人の特徴としてえら呼吸により長く水中で戦うことができ、鎧のような鱗に覆われ体表が傷つきにくく防御力に長けているとされる。大西洋に沈んだ古代大陸のアトランティス族の末裔であり、ルーツは海水魚だが淡水での戦いも可能。また、『キン肉マンII世』に登場する悪魔の種子の1人ゲッパーランドは古代アトランティス族の亜種とされる[48]。
バッファローマンたちと共にファン感謝デーに乱入。キン肉マンに挑戦する際は「家族を1泊2日の温泉旅行に招待するぜ」と冗談半分に発言した。その発言にキン肉真弓は「こいつから戦え」と心動かされていた。
アイドル超人との対抗戦では、上野・不忍池にてウォーター・デスマッチでロビンマスクと対戦、ミートの足を囮に使う卑怯な手を使い、ロビンマスクを惨殺する。続くキン肉マンとの闘いでは悪魔霊術血しばりや、再びミートの足を囮にしたりとさらに卑怯な戦法を使ったが、前者は救世主モンゴルマンの霊界ポケット提供で、後者はキン肉マンの秘技Uボートでそれぞれ封じられ、最後はキン肉バスター(アニメではタワーブリッジ)により敗北した。しかし、キン肉マンには丸一日の休養が必要な出血多量(アニメでは水分減少)のダメージを、バッファローマンにはキン肉バスター破りのヒントを、それぞれ与える。ゆでたまごによれば、対戦場所に不忍池を選んだのは『ジャンプ』の連載表彰式会場から池が見えて、ここで戦わせたら面白そうと思ったためだという[49]。
悪魔騎士に斬首された後は、アシュラマンに右腕を奪われ、右下の腕にされていた。
夢の超人タッグ編では悪霊となって登場。ミスター・カーメンと共にマッスル・ブラザーズを襲うが、マッスル・ローリングで潰されている。
キン肉星王位争奪編の初期には超人墓場で浮遊していた。その後、超人墓場から脱走を企てるが、「超人ハンター」ジ・オメガマンにハントされ、背中の巨大指にコレクションされてしまう。
それから約2年後に復活して、ロビンマスクに代わりイギリス・テムズ川で完璧・無量大数軍のマーリンマンと対戦。同じ水棲超人であるマーリンマンと互いの特殊能力を駆使した死闘を繰り広げる。勝負は水上のリングから水中へ移行し、アトランティスドライバーを破られ身体を刺し貫かれダウンしてしまう。しかし唯一自分を応援してくれていたポール少年の呼びかけに答え、一時的に復活。死力を尽くしたタワー・ブリッジでマーリンマンを逆転KOし、力尽きて死亡。相打ちに持ち込んだ。本シリーズではロビンマスクを侮辱するマーリンマンの発言に怒って反撃に出たりするなどかつてのロビンマスク戦を誇りに思っており、ロビンマスクに付けられた傷跡を弱点にならないように徹底的に鍛え上げている。また、自分を応援するポール少年に「悪魔なんぞ応援してたら、ろくな大人にならねぇぞ」と悪魔なりに気遣う声をかけるなど、正義超人戦ではなかった熱血漢的な面を見せている。アトランティスの奮戦についてはロビンマスクも「実に天晴れであった」と賞賛し、機会があれば再戦したいと語っていた。
続編『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』では、不忍池にアトランティスとロビンマスクの銅像が立てられている。
初登場は7人の悪魔超人編「役者がそろった!!の巻」。7人の中で最後に登場した超人。古代エジプトの王族のような姿をしており、特異な外見が多い悪魔超人の中にあって、人間然とした顔や姿を持つ数少ない一人。普段は口にマスクをしている。作中ではミイラパッケージで巻いた相手の体液をカルトゥーシュ・ストローと呼ばれる巨大ストローで吸い取る食人超人として知られていた。星占いが得意。またピラミッド形のリング内では自身の意のままにキャンバスなどを操ることができる。一人称は「わらわ」「オレ」「わたし」(ただし、完璧超人始祖編を除くアニメでは「わたし」に統一)。口癖は「マキマキ〜」[54](笑い声として7人の悪魔超人編では「カカカ〜」や「ケケケ〜」の場合もあった)。原作担当の嶋田によると「"ミイラパッケージ"という技を持ってたので、巻きつけるイメージが欲しかった」とのことである[55]。アニメでは技を繰り出す際に独特な呪文を唱える。
性格は他の悪魔超人と同様に好戦的で、神のお告げと称して自分が戦おうとする場面もある。バッファローマンはミスター・カーメンを「基礎がしっかりしたトータルバランスの良いファイター」と評価している[9]。
アニメでは今までに1100人の超人を殺めてきたという[31]。
ゆでたまごはミスター・カーメンの名前を忘れ、友人にメールして聞いたことがあると語っている[56]。
キン肉マンとブラックホールとの試合の後、悪魔超人の勝利を確かめる星占いを行う場面で登場。この占いで、キン肉マンを助ける5つの星=アイドル超人軍団が出現することが暗示された。
アイドル超人との対抗戦では、北海道UFO発着所にてピラミッドパワー・デスマッチでブロッケンJr.と対戦。ブロッケンをミイラパッケージに閉じ込めるが、謎の超人モンゴルマンの妨害に遭いレッグ・ラリアートでKO負け(記録上はブロッケンの勝利)。
悪魔騎士に斬首された後は、アシュラマンに左腕を奪われ、左下の腕にされていた。
夢の超人タッグ編では、悪霊となって登場。アトランティスと共にマッスル・ブラザーズを襲うが、マッスル・ローリングで潰されている。
完璧超人始祖編で復活。ブロッケンJr.に代わり東ドイツ・ブランデンブルク門で完璧・無量大数軍のクラッシュマンと対戦。数々の秘術を繰り出し、クラッシュマンをミイラパッケージに捕らえて水分を吸い取ろうとした。しかし肉体の半分が鋼鉄であるクラッシュマンはミイラにならず、頬からクラッシュマンの内部部品が飛び出してしまう。一度は脱出したアイアングローブからの脱出にも失敗し、敗北・死亡した。
7人の悪魔超人編での試合会場がUFO発着場だったのは、原作担当の嶋田が当時好きだったオカルト専門誌『月刊ムー』や、『火曜スペシャル』『木曜スペシャル』といった番組の影響から[57]。また友人から聞いて「おもしろいと思い使いました」とも語っている[58]。
初登場は7人の悪魔超人編「キン肉マン参上!!の巻」。柔道着を纏った岩山の姿の超人で、岩石で出来た巨大な身体と怪力が武器。口癖は「ゲヘヘヘ」[65]。作中ではステカセキングが倒れた後に姿を現す。初登場して間も無い頃は目が丸く口が無かったが、途中から強面の容姿に変更された。完璧超人始祖編ではストロング・ザ・武道の攻撃により、岩の顔面が破壊され、目と歯が露見した。
ストロング・ザ・武道戦では巴投げや内股などの柔道殺法を使用している。また、悪魔超人一の握力を自負していた。作中では語られていないが超人格闘技に関する造詣が深く、関節技のオーソリティだったが、実戦においては技巧に走ることを嫌い、自分の巨体を生かしたスタイルにこだわる傾向があった[9]。同じく巨体の悪魔超人であるサンシャインをライバル視している[66]。
学研の図鑑『キン肉マン「超人」』によると「岩石・鉱物のなかま」に分類されており、岩石の超人の特徴として体は硬質だが決して関節が固いわけではなく、しなやかな動きを得意とするとされる。無機物の体はたくましい筋肉であり、鍛えればより剛健なものとなる[67]。また、岩肌を構成する主成分はエベレスト山で多く見られる石灰岩を多く含み、炭酸カルシウムの比率が高い[68]。
キン肉マンとブラックホールの試合前に、キン肉マンに扮したテリーマンを悪魔超人たちが私刑する場面で初登場。バッファローマンの指示の下、マウンテン・ドロップでテリーマンを押し潰している。
アイドル超人との対抗戦では、秩父連山にて断崖絶壁デスマッチでテリーマンと対戦。自身の身体を周囲の山々にカモフラージュさせて登場。長期戦となり、仲間が次々に倒れたことで平常心を失ったテリーマンを追い詰めるが、立ち上がったテリーマンの全身全霊を傾けたブレーンバスターで逆転負けを喫する。しかしその衝撃でリングが耐え切れなくなり、テリーマンを道づれに谷底へと落下した(ただし、テリーマンは生還した)。
悪魔六騎士に斬首された後は、アシュラマンに左腕を奪われ、左中央の腕にされていた。
夢の超人タッグ編にて悪霊となって登場した際、霊界ポケットの破壊や、2代目キン肉マングレートの正体にいち早く気づきそうになるなど活躍した。マッスル・ブラザーズのマッスル・ローリングを受け止め、はぐれ悪魔超人コンビから悪魔超人昇進の確約を受けるが、直後に踏み潰されキャンバスに封じられた。キン肉星王位争奪編の初期には、超人墓場で浮遊していた。
完璧超人始祖編で復活し、テリーマンに代わりアメリカ・グランドキャニオンの空中決闘場にて完璧・無量大数軍のストロング・ザ・武道と対戦。7年間続けた鍛錬により巨大化を遂げており、この戦いは再び悪魔超人軍へ戻ったバッファローマンのため捨て石となる覚悟で臨んでいた。マウンテン・ドロップからの奇襲で戦いを仕掛けたものの武道の圧倒的な力に押され、脚が破壊された上、超人パワーを抜き取る「零の悲劇」で人間にされかけるが、最後まで超人として抵抗した末に敗れた。敗北後、残された力で武道もろともグランドキャニオンの谷底に転落して死亡する。
続編『キン肉マンII世』のスピンオフ作品「テリー・ザ・キッドの夜明け」ではテリーマン戦で絶命し超人墓場行きとなった後、テリーマンへの恨みの炎が大魔王サタンの目に止まり、次世代の正義超人を倒す命を受けて現世に復活している。息子・暴留渓(ボルケーノ)を作り、超人柔術の必殺テクニックを叩き込み、テリーマンの息子であるテリー・ザ・キッドと戦わせた。
『キン消し』では初期のデザイン基準で目は丸いまま。
『キン肉マンII世 超人聖戦史』では時の神の手により、超人ホイホイより解放される。7人の悪魔超人編のストーリー終了後、属性ゲージが一定以下なら仲間にできる。また主人公が選んだルートにより扱いが分かれる。以下にそれを示す。
『キン肉マン マッスルグランプリ』では、バッファローマンが登場。移植作の『キン肉マン マッスルグランプリMAX』より残りの6人が登場している。
『ぱちんこキン肉マン 夢の超人タッグ編』でのマッスルタッグトーナメントでは、以下のタッグが登場する。
2000万パワーズと四次元殺法コンビ以外はオリジナルタッグとなる。
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