1314 V-STATION
ウィキペディアから
ウィキペディアから
『1314 V-STATION』(ワンスリーワンフォー ヴィステーション)は、ラジオ大阪 (OBC) におけるアニラジ番組枠の総称(コンプレックス)である。通称は「Vステーション」や「Vステ」など。
1979年に『アニメトピア』でアニラジ番組の放送を開始したラジオ大阪は、現在に至るまで同局の主力ジャンルとして次々と番組を制作・放送している。『1314 V-STATION』という名称は、1997年のプロ野球のシーズンオフの土曜20:00 - 21:00に放送された『木村亜希子の1314 V-STATION』より採られたものである。
一部の番組は、関東広域圏において同じNRN系列の文化放送、系列外のTBSラジオやラジオ日本およびFM局のNACK5でも放送されていたが、2023年4月時点でラジオ大阪制作番組が番組販売を含め他局でネットされているケースはない。TBSラジオ(954 V-STATION、2006年3月をもって終了)やラジオ日本(1422 V-STATION)では「V-STATION」という名称も使われていた。
長年、OBC東京支社営業部所属であった兼田健一郎がプロデューサーを務め、関連イベントにはほぼ必ずと言っていいほど顔を出していた。リスナーから「かねやん」と呼ばれるほどの存在感を出していた。2004年7月に本社編成部に異動となるが、その後も時折イベントに顔を出すことがあった。2018年秋から各番組から降板しており、2018年末をもってラジオ大阪を退社し、2019年1月に株式会社ベルガモを設立し代表取締役に就任[1](その後、2024年12月25日病気のため死去[2]) 兼田の退社後は後継として渡邉梨乃(りりぃ)がプロデューサーに就任するも渡邉も2020年8月をもって退社している。
近畿広域圏の放送局で放送される番組群でありながら、地上波遠距離受信・インターネット配信などで楽しむ東日本リスナーへの配慮として関東広域圏のイベントであるコミックマーケットの企業ブースやアニメ コンテンツ エキスポにも積極的に進出している。
ラジオ関西の「アニたまどっとコム」同様、新聞のラテ欄においては『Vステ』や『1314Vステーション』として独立した番組が一つの番組のような扱いで掲載されている(文化放送の「A&Gゾーン」においてはそのような扱いはない)。
毎年放送される『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』と放送時間が被った場合、一部の番組の枠移動を除きすべて休止される代わりに、『Vステ』をベースにした特別番組を編成することがあったが(2011年度[3]・2017年度[4])、2022年度以降は後述の生放送廃止に伴い特別な施策は行われない。なお「ミュージックソン」自体も、2010年度以後の自社制作のキャンペーン番組は主に生ワイド番組の内包型コーナー企画主体に移行し、当ゾーンや在京キー局、並びに番組制作会社のローカル局向け販売制作用番組などが通常通りネットされる傾向が増えているため、「ミュージックソン」当日でも通常通り定時編成を行う番組も多数存在する。
その翌週の年越し番組に関しても週末に当たる場合は当該ゾーンの番組出演者が担うことがほとんどである(2016年末[5][6]など)。
2019年3月をもって4番組を提供していたブシロードが響ラジオステーションのみの配信の方針から当枠から撤退、OBCオリジナル番組であった「夜中メイクが気になったから」もノンスポンサーとなり、この影響で愛美がパーソナリティを降板した他、1年後には番組自体が終了してしまっている。他にも番組グッズ販売や有料チャンネルの売り上げで自転車操業しているノンスポンサー番組は時間経過による売り上げ減少により「めっちゃすきやねん」のような長期継続の番組であっても改編期でないタイミングで番組終了するケースが出ている。また、2019年10月にはすべて収録番組への変更による東京支社からの生放送終了となった。翌2020年1月には自社制作のアニメ・ゲーム連動型番組がなくなり、声優のトーク番組のみの制作・放送となった他、番組数も年々減少していた。
ラジオ大阪が『Tokyo 7th シスターズ』などのコンテンツを運営するIT企業の「DONUTS」との間で資本業務提携を締結し、2021年7月30日付で産経新聞社が保有している大阪放送株式の一部をDONUTSに売却し、同社が筆頭株主になり[7][8]
当ゾーン番組への影響について不明だったが、2022年4月から平日深夜にDONUTSとの共同事業であるサクラバシ919(一般番組)が開始することになり、平日の当ゾーンは廃止し既存番組は土曜・日曜に移動になった。「サクラバシ919」内のDONUTSコンテンツ番組(『ナナシスラジオ ch2053』など)は当ゾーンの別枠でホームページに記載されている[9]。
前述で一旦OBCから撤退していたブシロードが2023年1月から当ゾーンの番組にアプリゲーム『D4DJ Groovy Mix』のCMを各社扱いで出稿、同年7月から2024年1月まで『ROAD59 -新時代任侠特区-』の出演の女性声優による番組が放送された。なお、ブシロードはDONUTSとは『D4DJ Groovy Mix』で協業(開発元と発売元)関係である。また、2024年4月からは撤退前まで放送していた『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の関連番組として『少女☆歌劇 レヴュースタァライト presents~シークフェルト中等部放送局~』が放送される。
時間 | 土曜日 | 日曜日 |
---|---|---|
21:30 | (一般番組) | アニソン★ナイトフィーバー(再放送) |
22:00 | 岩田光央・鈴村健一 スウィートイグニッション | 少女☆歌劇 レヴュースタァライト presents ~シークフェルト中等部放送局~ |
22:30 | ◎増田俊樹 今日も1年生 | |
23:00 | 森久保祥太郎・浪川大輔 つまみは塩だけ | ★神谷浩史・小野大輔のDearGirl〜Stories〜 |
23:30 | ★東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー | ★水樹奈々 スマイルギャング |
24:00 | アニソン★ナイトフィーバー | (一般番組) |
24:30 - 3:30 | (一般番組) | |
3:30 | アニソン★ナイトフィーバー(再放送) | (一般番組) |
番組開始前に大阪アミューズメントメディア専門学校の生徒による次の番組の紹介をするミニコーナーが挿入される。これは2014年3月までラジオ関西のアニたまどっとコムで行われていたものと同じ。
配信なし。
他社製作番組については割合する。
この節の加筆が望まれています。 |
※印はブロッコリー提供番組
ビデオリサーチが実施する聴取率調査週間(6月と12月)には、「Vステ夏の陣」「Vステ冬の陣」(2003年夏 - 2004年冬は「Vステ外道の陣」)が特別番組として、1997年 - 2006年まで実施されていた。
この期間は、月曜未明(日曜深夜)もオールナイトで5時(末期は4:30)まで放送する[13]。また番組の収録は通常は東京支社のスタジオで行われているが、期間中は大阪の本社の玄関口からガラス越しに観覧出来るスタジオから生放送[14]し、まれに番組出演者が玄関口に出てリスナーに挨拶を行う場合もある。一方で、ラジオ日本や文化放送の在京局制作の番組でも制作局からの裏送りによる生放送で参加するケースもあった。
これらの生放送は、1995年6月の『國府田マリ子のゲームミュージアム』と『椎名へきるのへきらーず☆Radio』の合同生放送[15]が発端である。また、現在でも行われているリスナーの自宅に電話をかける企画[16]により、リスナーの生放送に参加するという一体感も初期から続く伝統といえる。
以降、20:00台にほぼ毎日アニラジが編成されていた時期には三重野瞳が大阪周辺のリスナー宅に訪問した『スパークするぞ!全員集合』、岩田光央が月曜から1週間の間バイク「岩田一号」に乗って東京から大阪まで一人旅をするという企画を軸にした『浪花とお江戸で生放送。襷掛けだよ東海道』など、毎回さまざまなロケが行われ毎日番組内で本人がリポートをした。
國府田マリ子が最多出演だったが、『國府田マリ子のGM』(旧:GAME MUSEUM)が終了してからは岩田光央が最多出場となった。次いで、宮村優子・三重野瞳・愛河里花子が多く出演している[17]。
1997年春改編以前、および類似した特番を含めて列挙している。
夏の陣・冬の陣は1997年冬の「Vステ冬の陣97」以来、長らくラジオ大阪の伝統行事として毎年夏と冬に恒例で開催されてきたが、2007年の夏は生放送を行った番組が「岩田光央・鈴村健一 スウィートイグニッション」と「ナナカナ」の2番組のみで、その他の番組を絡めての企画は、キーワードクイズを行ったものの合同生放送やVステショップ等のイベントはなく、「夏の陣」としては1998年の「Vステ夏の陣98」以降において初めての開催中止となった(その振り替えとして約1ヶ月後の7月16日未明にインデックスミュージック本社近くから「ナナカナのこの際好きにやっちゃって!!」という生放送特番を2:00 - 4:30に生放送した。)。 冬の陣においても開催させたいという意向はあったものの見送られ、その振り替えとして2008年1月13日の深夜に「せいやん・YURIAの美少女ゲームは嫌い」の特別増刊号を放送。
リスナーの中には署名活動までしてVステ夏の陣・冬の陣を復活させてほしいと願う者もおり「岩田光央・鈴村健一 スウィートイグニッション」では、実際に署名をしたお便りが番組に届けられた。
2008年は夏の陣・冬の陣ともに無事開催されるべく春に東京近郊で「Vステスプリングフェスタ」を実施するなど根回し的な活動を行ない2008年8月17日に「Vステサマーライブ2008」を開催すると公式発表、「Vステ夏の陣08」も行なわれるように計画されたが、2008年6月下旬Vステのホームページ上に「Vステサマーライブ2008開催中止のお知らせ」が掲載されて、これに伴い「Vステ夏の陣08」の開催も中止となる。夏の陣08を楽しみにしていたリスナーに開催中止を兼ねたお詫び生放送を8月2日の「スウィートイグニション」で放送し、ラジオ大阪の財政的現状をリスナーに向けて説明した。
秋に関西国際空港に隣接しているりんくうタウンにイベントが開催。12月13日と14日には「Vステ冬の陣08」が開催。冬の陣06以来2年ぶりの復活となった。
「夏の陣」・「冬の陣」共に開催されなかったが、その代わり代替的なイベントの開催と、イグニの生放送のみ行われる。
「夏の陣」・「冬の陣」共に開催は不明。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.