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日本の雑誌 ウィキペディアから
『青騎士』(あおきし)は、KADOKAWA(エンターブレインブランド)が発行する日本の隔月刊漫画誌[4]。2021年4月20日刊行開始[4]。平綴じB5変形判。
ハルタ編集部(旧エンターブレイン)・あすか編集部(旧角川書店)・電撃マオウ編集部(旧アスキー・メディアワークス)・キトラ編集部(旧中経出版)という、いずれもKADOKAWA社内に属しながらルーツの企業が異なる4つの漫画編集部から漫画編集者が有志で集まり制作されている(キトラ編集部は第3号より参加)[5][6][1]。本稿ではコンセプトや編集手法を引き継ぐ元となった同名の小冊子についても解説する。
誌名の由来は、20世紀初頭のドイツに実在した芸術家サークルの名称並びに同サークルによって出版された年刊誌『青騎士』より[7]。「既存の価値観を乗り越えようとする先駆的な出版活動」という意味を込めているという[7]。
2018年4月から2019年2月にかけて、小冊子『青騎士』が『ハルタ』(KADOKAWA)と『月刊Asuka』(KADOKAWA)に隔月ペースで全6号付属した[8]。これは既存の対象読者に限定せず様々な読者に様々な漫画を届けたいという思いから、青年漫画誌である『ハルタ』『電撃マオウ』(KADOKAWA)と少女漫画誌である『月刊Asuka』の編集者が合同で実施した企画であった[5]。なおこの企画の発端は出版社買収を繰り返しながらも拠点が散在していたKADOKAWAの各編集部が、2010年代後半に拠点統合したことに伴って物理的距離が近くなったことであったという[5]。
本誌は2018年に発行した小冊子とは掲載作品に直接繋がりはないものの、そのコンセプトと編集手法を引き継いだ上で独立した漫画誌『青騎士』として2021年4月に刊行を開始する[5]。これにより、例としてインターネット上におけるレコメンド機能や既存の漫画雑誌における同一ジャンルを掲載する手法などによる読者の購読ジャンル固定を乗り越え、また漫画編集者や漫画家も特定の編集部で特定の人物とばかり漫画制作をあえてしないことで、読者・漫画編集者・漫画家にとって今まで無かった作品の創造をしていくとのこと[4][7]。また本誌刊行開始前の『ハルタ』は執筆作家が多くなり全員掲載しきれない状態に陥っていたこともあり、『ハルタ』のライバル的漫画誌を作ろうという意図もあったという[3]。
なお刊行開始におけるそもそものきっかけとして、ハルタ編集部内の出来事が語られている。ハルタ編集部初代編集長であった大場渉は2017年4月にあすか編集部と所属を掛け持つことになり編集長を退いたが、後輩の漫画制作に口を出してしまうことなどがあった[2]。しかしこのままだと後輩編集者が潰れてしまうため、編集部員から"親殺し"として編集部を離れるように促された[2]。この出来事が、本誌の刊行に繋がっていくことになる。
初代編集長はハルタ編集部にて初代編集長を務め、現在あすか・青騎士編集部の責任者を務める大場渉[2][3]。ただ大場は、編集長が全てを決めるのではなく各編集者それぞれに決めて欲しいと語っている[3]。
形態としては漫画雑誌であるものの流通上は雑誌ではなくコミック扱いであり、書籍扱いの〈青騎士コミックス〉レーベルより発行されている。そのため、バックナンバーの購入も通常の雑誌と比べ容易である[9][10][11]。なお表紙・背表紙における号数の表記は「Nr.○」[注 1]だが、奥付やKADOKAWAの商品情報ウェブページでは「第○号」と表記されている。
第1号と第4号以外は掲載作品が多く1冊に収まりきらなかったことにより、AとBの2冊に分けて出版されている[14][15]。
青年向け漫画作品の掲載を編集方針としている[16]。ただし前述の通り、4つの漫画編集部から有志の漫画編集者が集まって編集していることから、ジャンルに囚われない様々な作品が連載・読み切り問わず掲載されていることが大きな特徴[5]。既存の漫画雑誌等に飽きを感じてしまい、新しい刺激を求める読者に向けた作品が展開される[17]。
また目次と奥付以外は全て漫画やイラストで構成されており、次号予告ページや読者ページも存在しないという漫画特化の挑戦的な誌面構成になっている[18]。なおアンケート葉書も存在しないが、掲載作品の感想はPeing-質問箱-を用いて募集されている[19]。
表紙の箔押しを始めとして、雁垂れ装による製本や一般的な漫画雑誌の判型であるB5判より一回り小さいサイズのB5変形判の採用、紙質も漫画雑誌に使用するものより質の良い漫画単行本に用いる紙(フロンティタフW)を使用するなど、他の漫画雑誌とは一線を画している[7][18]。この内判型についてはフランスの書籍を参考にしてB5判の漫画雑誌よりも小さい分読みやすく、尚且つ大きく絵や線を楽しめるサイズを模索したという[20]。この版型と紙質のこだわりは、青騎士コミックスから出版されるワイド版単行本においても用いられている。
雁垂れ装は創刊号のみだが第2号では見返しを採用するなど、以降も各号ごとに様々なデザイナーが入れ替わりで関わることにより、多様な装丁をしていくとのこと[3]。
連載中 |
作品名 | 作者 | 開始号 | 終了号 | 注記 | |
---|---|---|---|---|---|
01 | 夜な夜な夜な | 柴田康平 | Nr.1 | Nr.17A | |
02 | ハンバーガーちゃんのまんが道。 | ハンバーガー | Nr.1 | 連載中 | |
03 | クロシオカレント | こかむも | Nr.1 | Nr.21B | Nr.1は第0話を掲載。 Nr.3付属小冊子『青騎士バニー』に番外編掲載。 |
04 | ムシ・コミュニケーター | ムネヘロ | Nr.1 | Nr.13A | |
05 | ディジーレコード0014 | 伊田チヨ子 | Nr.1 | 連載中 | Nr.11Aの掲載を最後に告知無く1年以上掲載なし。 |
06 | シャーリー・メディスン | 森薫 | Nr.1 | 連載中 | ←『ハルタ』より移籍。不定期連載[注 2]。 |
07 | 波間の子どもたち | 有海とよこ | Nr.1 | Nr.8A | Nr.1は第0話を掲載。 |
08 | 宝石商のヒストリティカ | 佐々木つかさ | Nr.1 | Nr.16B | Nr.5B掲載分まではシリーズ連載扱い[22](毎号、作品タイトルが異なっていた)。 Nr.6B掲載分まではまとり名義で発表。 |
09 | 音盤紀行 | 毛塚了一郎 | Nr.1 | 連載中 | |
10 | 北北西に曇と往け | 入江亜季 | Nr.1 | 連載中 | ←『ハルタ』より移籍。 |
11 | 紅椿妃 | 高橋拡那 | Nr.1 | Nr.19B | ←『ハルタ』より移籍。Nr.4までのタイトルは「紅椿」。 |
12 | おんニャの一生 | 御茶漬海苔 | Nr.1 | 連載中 | 不定期連載[注 3]。 |
13 | 凍犬しらこ | 安原萌 | Nr.1 | Nr.18A | Nr.6A掲載分まではハラヤス名義で発表。 |
14 | ホテル・ライラック | 智田直 | Nr.1 | Nr.8A | |
15 | あべこべの国のアリス | 渡邉嘘海 | Nr.1 | 連載中 | Nr.1は序章を掲載。 Nr.5Aの掲載を最後に告知無く1年以上掲載なし。 |
16 | 鋼鐵の薔薇 | 久慈光久 | Nr.2A | 連載中 | Nr.13Aの掲載を最後に告知無く1年以上掲載なし。 |
17 | 乙嫁語り | 森薫 | Nr.2B | 連載中 | ←『ハルタ』より移籍。 |
18 | ヤギと羊の王冠 | 中村哲也 | Nr.2B | Nr.8B | ←『ハルタ』より移籍。 |
19 | おのれ人間ども | 八十八良 | Nr.3A | Nr.19A | 『青騎士』Nr.2Aに掲載された読み切りの連載化。 Nr.2A,3A掲載分のタイトルは「ムジナは赤子にかなわない」。 |
20 | 龍行旅 | AKRU | Nr.3B | 連載中 | シリーズ連載[24](毎号、作品タイトルが異なる)。 台湾の漫画を日本語訳して掲載[25]。 Nr.8Bの掲載を最後に公式な告知無く1年以上掲載なし。 |
21 | おでかけ子ザメ | ペンギンボックス | Nr.4 | 連載中 | |
22 | 煉獄のドラコ | 器械 | Nr.4 | 連載中 | Nr.9Aの掲載を最後に公式な告知無く1年以上掲載なし。 |
23 | お姉さまと巨人〜お嬢さまが異世界転生〜 | Be-con | Nr.4 | 連載中 | |
24 | つらねこ | 熊倉隆敏 | Nr.5A | 連載中 | |
25 | メガロザリア | みやまるん | Nr.5A | 連載中 | |
26 | ピッコリーナ | 大槻一翔 | Nr.5A | 連載中 | Nr.3付属小冊子『青騎士バニー』に掲載された読み切り「ミルフィオリ・バニー」[注 4]を第1話として連載化。 Nr.8付属小冊子『青騎士バニー2』とNr.14付属小冊子『青騎士バニー3』に番外編掲載。 |
27 | ダブルロード | 加藤勇気 | Nr.5B | Nr.16B | Nr.5B掲載分のみゆーき名義で発表。 |
28 | 競煙の機械箒 | ヤスヒロ | Nr.5B | 連載中 | |
29 | 悪魔はゆりかごを唄う | うめーち | Nr.6B | 連載中 | |
30 | ヴィトロ・アニマ | 郷本 | Nr.7B | 連載中 | |
31 | ホテル・ローレルの渡り鳥たち | 赤河左岸 | Nr.7B | 連載中 | |
32 | 夜さんの愛しの晩餐 | 緒崎カホ | Nr.8A | Nr.14A | |
33 | 針と羊の舟 | 幌琴似 | Nr.8A | Nr.20A | |
34 | エレナの炬火 | 小板玲音 | Nr.8B | 連載中 | |
35 | 英国浪漫戯画フォレストアイビー | 甘酒縞 | Nr.8B | 連載中 | |
36 | 鎮護庁祓竜局誓約課 | 鵜山はじめ | Nr.9A | 連載中 | |
37 | コロッケと栞 | 高橋祥志 | Nr.9B | Nr.15B | |
38 | とうめいな肖像 | 赤崎りな | Nr.10B | Nr.14B | |
39 | デビルズキャンディ | Bikkuri 作画:Rem | 原作:Nr.10B | 連載中 | アメリカのウェブコミックを日本語訳して掲載[26][27]。 |
40 | ギミーアグリー | 江ノ内愛 | Nr.11A | 連載中 | |
41 | レダの魔術師 | 天津ゆかり | Nr.11A | 連載中 | |
42 | 転がる星屑ども | 有海とよこ | Nr.12A | 連載中 | |
43 | ハテンの水槽 | 柴田康平 | Nr.12A | 連載中 | Nr.12Aの掲載を最後に告知無く1年以上掲載なし。 |
44 | 窓辺のリノア | 萩埜まこと | Nr.15A | 連載中 | |
45 | 煙の向こうに声が聞こえる | 岸本七子 | Nr.17B | 連載中 | |
46 | 屍介護 | 三卜和貴 | Nr.17B | 連載中 | 同名小説(原作:三浦晴海 キャラクター原案:香魚子)のコミカライズ。 |
47 | ストーンフラワー | 鈴木りつ | Nr.18A | 連載中 | |
48 | 3itches 三魔女 | KIU | Nr.19A | 連載中 | |
49 | 寝る寝るネルネ | ののもとむむむ | Nr.19A | 連載中 | |
50 | ぐがぐもぐるてん | 夏秋冬鈴 | Nr.21A | 連載中 |
連載中 |
KADOKAWA〈青騎士コミックス〉より刊行。
誌名 | 号数 | 初版発行日(発売日) | ISBN | 表紙 |
---|---|---|---|---|
青騎士 | Nr.1 | 2021年4月20日初版初刷発行(同日発売[* 1]) | ISBN 978-4-04-736579-7 | 森薫(原案:久慈光久)[28][3] |
Nr.2A | 2021年6月18日初版初刷発行(同日発売[* 2]) | ISBN 978-4-04-736580-3 | こかむも | |
Nr.2B | 2021年6月18日初版初刷発行(同日発売[* 3]) | ISBN 978-4-04-736697-8 | ||
Nr.3A | 2021年8月20日初版初刷発行(同日発売[* 4]) | ISBN 978-4-04-736581-0 | 有海とよこ | |
Nr.3B | 2021年8月20日初版初刷発行(同日発売[* 5]) | ISBN 978-4-04-736812-5 | まとり | |
Nr.4 | 2021年10月20日初版初刷発行(同日発売[* 6]) | ISBN 978-4-04-736825-5 | 入江亜季 | |
Nr.5A | 2021年12月20日初版初刷発行(同日発売[* 7]) | ISBN 978-4-04-736827-9 | 柴田康平 | |
Nr.5B | 2021年12月20日初版初刷発行(同日発売[* 8]) | ISBN 978-4-04-736828-6 | 毛塚了一郎 | |
Nr.6A | 2022年2月19日初版初刷発行(同日発売[* 9]) | ISBN 978-4-04-736829-3 | ハンバーガー | |
Nr.6B | 2022年2月19日初版初刷発行(同日発売[* 10]) | ISBN 978-4-04-736830-9 | ||
Nr.7A | 2022年4月20日初版初刷発行(同日発売[* 11]) | ISBN 978-4-04-737019-7 | 大槻一翔 | |
Nr.7B | 2022年4月20日初版初刷発行(同日発売[* 12]) | ISBN 978-4-04-737020-3 | 高橋拡那 | |
Nr.8A | 2022年6月20日初版初刷発行(同日発売[* 13]) | ISBN 978-4-04-737021-0 | 八十八良 | |
Nr.8B | 2022年6月20日初版初刷発行(同日発売[* 14]) | ISBN 978-4-04-737022-7 | 加藤勇気 | |
Nr.9A | 2022年8月20日初版初刷発行(同日発売[* 15]) | ISBN 978-4-04-737023-4 | 柴田康平 | |
Nr.9B | 2022年8月20日初版初刷発行(同日発売[* 16]) | ISBN 978-4-04-737024-1 | 毛塚了一郎 | |
Nr.10A | 2022年10月20日初版初刷発行(同日発売[* 17]) | ISBN 978-4-04-737025-8 | 安原萌 | |
Nr.10B | 2022年10月20日初版初刷発行(同日発売[* 18]) | ISBN 978-4-04-737026-5 | 赤河左岸 | |
Nr.11A | 2022年12月20日初版初刷発行(同日発売[* 19]) | ISBN 978-4-04-737027-2 | Be-con | |
Nr.11B | 2022年12月20日初版初刷発行(同日発売[* 20]) | ISBN 978-4-04-737028-9 | ||
Nr.12A | 2023年2月20日初版初刷発行(同日発売[* 21]) | ISBN 978-4-04-737029-6 | みやまるん | |
Nr.12B | 2023年2月20日初版初刷発行(同日発売[* 22]) | ISBN 978-4-04-737030-2 | ペンギンボックス | |
Nr.13A | 2023年4月20日初版初刷発行(同日発売[* 23]) | ISBN 978-4-04-737501-7 | 星野翼 | |
Nr.13B | 2023年4月20日初版初刷発行(同日発売[* 24]) | ISBN 978-4-04-737502-4 | 長田結花 | |
Nr.14A | 2023年6月20日初版初刷発行(同日発売[* 25]) | ISBN 978-4-04-737503-1 | Be-con | |
Nr.14B | 2023年6月20日初版初刷発行(同日発売[* 26]) | ISBN 978-4-04-737504-8 | Rem / Bikkuri | |
Nr.15A | 2023年8月19日初版初刷発行(同日発売[* 27]) | ISBN 978-4-04-737505-5 | 有海とよこ | |
Nr.15B | 2023年8月19日初版初刷発行(同日発売[* 28]) | ISBN 978-4-04-737506-2 | 佐々木つかさ | |
Nr.16A | 2023年10月20日初版初刷発行(同日発売[* 29]) | ISBN 978-4-04-737507-9 | 江ノ内愛 | |
Nr.16B | 2023年10月20日初版初刷発行(同日発売[* 30]) | ISBN 978-4-04-737508-6 | 天津ゆかり | |
Nr.17A | 2023年12月20日初版初刷発行(同日発売[* 31]) | ISBN 978-4-04-737509-3 | こかむも | |
Nr.17B | 2023年12月20日初版初刷発行(同日発売[* 32]) | ISBN 978-4-04-737510-9 | ||
Nr.18A | 2024年2月20日初版初刷発行(同日発売[* 33]) | ISBN 978-4-04-737511-6 | 萩埜まこと | |
Nr.18B | 2024年2月20日初版初刷発行(同日発売[* 34]) | ISBN 978-4-04-737512-3 | Rem / Bikkuri | |
Nr.19A | 2024年4月19日初版初刷発行(同日発売[* 35]) | ISBN 978-4-04-737915-2 | KIU | |
Nr.19B | 2024年4月19日初版初刷発行(同日発売[* 36]) | ISBN 978-4-04-737916-9 | ヤスヒロ | |
Nr.20A | 2024年6月20日初版初刷発行(同日発売[* 37]) | ISBN 978-4-04-737917-6 | 幌琴似 | |
Nr.20B | 2024年6月20日初版初刷発行(同日発売[* 38]) | ISBN 978-4-04-737918-3 | Be-con | |
Nr.21A | 2024年8月20日初版初刷発行(同日発売[* 39]) | ISBN 978-4-04-737919-0 | 熊倉隆敏 | |
Nr.21B | 2024年8月20日初版初刷発行(同日発売[* 40]) | ISBN 978-4-04-737920-6 | 大槻一翔 | |
Nr.22A | 2024年10月19日初版初刷発行(同日発売[* 41]) | ISBN 978-4-04-737921-3 | 岸本七子 | |
Nr.22B | 2024年10月19日初版初刷発行(同日発売[* 42]) | ISBN 978-4-04-737922-0 | 甘酒縞 |
一部書店にて本誌を購入すると付属する小冊子。電子書籍版には付属しない。
『青騎士』連載作品を作者自身が描き下ろし漫画やイラストで紹介する小冊子。当初は『電撃マオウ』2021年12月号の付録であったが[29]、『青騎士』Nr.6の発売に合わせて掲載作家を増やした改定版が一部書店にて無料配布された[32]。版型はB5変形判。なお改定版掲載陣において★を付与した作家は、付録版とは収録作品が異なっている。
今後も定期的に増補・改定していく予定[33]。
『青騎士』に掲載された作品を中心に収録するKADOKAWAの漫画レーベル[17]。『青騎士』自体も本レーベルより発行される。掲載作品の単行本は当初2021年6月20日より刊行開始予定だったが[17]、「乙嫁語り」ワイド版の刊行が遅れたことによって7月20日より刊行を開始した[35][36]。
本レーベルでは読者に対して「なるべく漫画家が描いた原稿サイズと近い大きさで楽しんでもらいたい」という思いから、一般的な青年コミックの判型であるB6判以外にB5変形判(青騎士判と自称する『青騎士』と同サイズの判型)のワイド版も出版している[37][38]。紙質に関しても、ワイド版はB6判と比べて白色度が高いことから原稿の再現度が高いという[39]。#装丁も参照。
あすか・青騎士編集部が主催する漫画賞[16]。
アナログ原稿(紙に描かれた漫画原稿)のみが応募可能であり、オリジナルの未発表作品であれば作家のキャリアや作品ジャンルは問わない[16]。第1回は2023年5月21日に告知された[16]。
2018年4月から2019年2月にかけて『ハルタ』と『月刊Asuka』に隔月ペースで全6号が付属した小冊子[8]。前述の通り独立誌版のプロトタイプであるが、掲載作品に連続性はない。#刊行にあたっても参照。
なお『ハルタ』と『月刊Asuka』では小冊子内の掲載内容は同一だが、表紙の一部と版型が異なっている(『ハルタ』:A5判、『月刊Asuka』:B6変形)[8][5]。
作品名 | 作者 | 開始号 | 終了号 | 注記 | |
---|---|---|---|---|---|
01 | 変身少女A | 朔坂みん | 第1号 | 第6号 | 複数話掲載[注 9]。『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)2015年10月号 - 2016年4月号連載。 |
02 | 銀鳩テアトル | 都森れん | 第1号 | 第6号 | |
03 | 美少年倶楽部の秘密 | かまぼこRED | 第1号 | 第6号 | 複数話掲載[注 10]。→『ハルタ』へ移籍。 |
04 | 地獄博士とネコ | 御茶漬海苔 | 第1号 | 第5号 | 複数話掲載[注 11]。『comicスピカ』(発行:幻冬舎コミックス / 発売:幻冬舎)No.33 - No.42連載。 |
05 | 藍鉄にポピー | 浅井海奈 | 第1号 | 第6号 | |
06 | 獣たちの夜に | 須川佳 | 第1号 | 第3号 | 第4号に番外編掲載。 |
07 | 峠鬼 | 鶴淵けんじ | 第1号 | 第6号 | →『ハルタ』へ移籍。 |
08 | オワリノセツナ | 富岡二郎 | 第1号 | 第4号 | |
09 | ジョーのグッド・ニュース | 伊田チヨ子 | 第2号 | 第6号 | シリーズ連載[44]。→『月刊Asuka』2020年3月号に読み切り掲載[45]。 |
10 | ネクロのミーコ | 上瀬達也 | 第2号 | 第5号 | 『ハルタ』付属小冊子『よんこまフェローズ』に掲載された同名読み切りの連載化。 |
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