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日本のアニメと漫画シリーズ ウィキペディアから
『衛宮さんちの今日のごはん』(えみやさんちの きょうのごはん)は、TAaによる日本の漫画。『ヤングエース』のWebコミック配信サイト『ヤングエースUP』(KADOKAWA・角川書店レーベル)にて2016年2月9日から連載中。
衛宮さんちの今日のごはん | |
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ジャンル | スピンオフ、料理 |
漫画 | |
原作・原案など | TYPE-MOON 『Fate/stay night』(原作) 只野まこと(料理監修) |
作画 | TAa |
出版社 | KADOKAWA |
掲載サイト | ヤングエースUP |
レーベル | 角川コミックス・エース |
発表期間 | 2016年2月9日 - |
巻数 | 既刊10巻(2024年8月現在) |
アニメ | |
原作 | TAa/TYPE-MOON |
監督 | 三浦貴博、佐藤哲人 |
シリーズ構成 | ufotable |
脚本 | 近藤光、高中優、三浦貴博 |
キャラクターデザイン | 内村瞳子 |
音楽 | 椎名豪 |
アニメーション制作 | ufotable |
製作 | 「衛宮さんちの今日のごはん」 製作委員会 |
配信サイト | AbemaTVほか |
配信期間 | 2018年1月25日 - 2019年1月1日 |
話数 | 全13話 |
ゲーム:毎日♪ 衛宮さんちの今日のごはん | |
ゲームジャンル | 台所アドベンチャー |
対応機種 | Nintendo Switch |
発売元 | アニプレックス |
メディア | ダウンロード販売 |
発売日 | 2021年4月28日 |
レイティング | CERO:A(全年齢対象) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ・ゲーム |
ポータル | 漫画・アニメ・ゲーム |
TYPE-MOONのビジュアルノベル作品『Fate/stay night』を題材とした派生作品の一つ。本作はハードなストーリーが展開される原作とは一線を画し、舞台である「冬木市」での平和な日常が続くパラレルストーリーという位置付けになっている。物語の中核を成しているのは「料理」であり、主人公である衛宮士郎が自身と関わり合いのある人物たちに手料理を作り食べさせてあげるという展開が続く。料理については毎回きちんとした調理の仕方とレシピが漫画内で描かれており、この監修には只野まことが専門で就いている。作品のPRには「Fate×料理」というフレーズが使われている。
2017年12月31日からアニメ化、月毎で配信された(後述)。
料理漫画という体を成しているため、本来の聖杯戦争については一切描かれておらず、登場するマスター全員に令呪はない。
凛と桜の姉妹関係が主要人物に明らかになっている、桜とライダーが居住や行動を共にしている、ランサーがバイトをしている、ランサーと大河に面識がある、など、原作外伝の『Fate/hollow ataraxia』と似た世界観となっているが、ギルガメッシュが子どもの姿をしていない(番外編13で登場)、言峰綺礼が生存している、カレンとアヴェンジャーが登場していない、などの相違点がある。ただし、バゼットは番外編9に登場している。
一部エピソードでは年少時代を舞台にすることもある。
同シリーズのロールプレイングゲーム『Fate/Grand Order』を舞台にした番外編。
2017年12月31日『Fate Project 大晦日 TV スペシャル 2017』内にて、第1話が放送された。第2話以降はネットライブ配信サイトAbemaTVにて2018年2月1日21時より2019年1月1日21時まで毎月1日に1話ずつ公開[15]。また、その他の配信サイトでも週遅れとなる8日以降に公開している。放送形態はいわゆるWebアニメの形を取り、1話あたり約12分の短編アニメーションとなる。全13話。略称は『衛宮ごはん』[16][17]。
アニメーション制作はufotable。監督は『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』にて監督を務めた三浦貴博と、同作で作画監督を務め本作が初監督となる佐藤哲人が務める。
本作はufotable代表取締役社長の近藤光による持ち込み企画である。2017年1月、原作1巻の発売記念としてufotableが運営する「ufotable Cafe」各店舗にてコラボカフェを実施した際に、親子連れもいるなど店内の雰囲気が非常によかったことから、この様子を見た近藤が、本作のアニメ化をアニプレックスに提案したことで企画が始動した[18]。
シナリオはufotableが制作しており、アニメオリジナル展開はTAaが監修している。また、『Fate/stay night』原作者の奈須きのこも本作のシナリオや絵コンテの監修に参加している[19][20]。
アニメーション制作はufotable徳島スタジオを中心とし、ufotableの若手スタッフをこれまでの主要スタッフがサポートする形の制作体制をとっている。作画は原作の料理監修を務める只野まことが用意した資料や、徳島スタジオと同じビル内にある『ufotable Cafe』で実際に料理をしている様子を録画した映像などを参考にして制作されている[19][20]。なお、アニメ本編公開後にYouTubeにて『3分で分かる!衛宮さんちの今日のごはん』と題した只野まことによる調理動画の公開も行っている。
音楽は、映像に合わせて音楽を制作するフィルムスコアリング方式が採用されている。音響面では、只野のレシピに合わせて音響効果の川田清貴が自ら調理を行い、そこで録音した音をベースに演出に合わせて加工したものを使用している[21]。
先行放送された第1話は原作の第20話を漫画配信に先行してアニメ化したもので、原作者のTAaのネームをもとに制作[19]。同エピソードの原作版は2018年2月6日に配信された。
第11話『特製ふわとろオムライス』は、原作には無いアニメオリジナル回となる。これは、ufotable側が大きな山場を後半に作りたいと相談したことにより実現した。原作者のTAaも、ufotable作品のファンだったこともあり快く快諾した[18]。大まかな原案と料理の選定はTAa、料理監修は只野が担当。TAaの原案をこの回の共同脚本・絵コンテを務めた監督の三浦を中心にufotableがシナリオや新規衣装設定などを制作した[22]。また、物語の舞台として『ufotable cafe大阪&マチ★アソビ cafe大阪』が協力している。
本作はネットライブ配信サイトAbemaTVにて先行配信する形で毎月1話ずつ配信し、インターネット動画プラットフォームのみで地上波放送を行わないという放映方式を採用している。地上波にて毎週1話ずつ放送することがスタンダードになっている現在のアニメ作品の中では珍しい形態となっているが、これは企画立案の近藤から「みんなでのんびりと楽しめる息の長い作品にしたい」という提案をもとにアニプレックス側が提案した。本作は月1回、僅か12分程度の作品であるが、AbemaTV内の2018年年間アニメランキングで3位となり、Blu-ray・DVDの売上も好調となった。しかし、この形式は非常に強いブランド力がある『Fateシリーズ』のような作品だからこそ上手くいった形式であり、オリジナル作品などでは難しい形式でもあるとアニプレックス側、Abema側の担当者は語っている[18]。
配信サイトは、数ある動画配信プラットフォームの中で宣伝力があり、SNSを使った宣伝にも力を入れているAbemaTVが選ばれた。AbemaTV側も、ufotableなら原作を素晴らしく映像化してくれると考え今回の配信形式の提案を受け入れた[18]。
2020年6月に2週間限定で傑作選としてテレビ放送することが決定した。
2019年6月30日、ヒューリックホール東京にて『衛宮さんちの今日の晩餐会』が開催。主要キャスト陣や主題歌アーティストが登壇し、アニメの振り返りトークやライブ、朗読劇が行われた[23]。朗読劇では、原作より映像化されていない物語から3本が朗読劇として披露されたほか、TAa原案、ufotable脚本によるオリジナルストーリーの朗読劇も披露された[24][25]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 料理作画監督 |
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第1話 | 年越しそば | 近藤光 高中優 | 三浦貴博 佐藤哲人 | 佐藤哲人 | 内村瞳子、茂木貴之(商店街) | - |
第2話 | 鮭ときのこのバターホイル焼き | 内村瞳子、鬼澤佳代、秋山幸児 | ||||
第3話 | 春のちらし寿司 | 竹内將 | 内村瞳子、田中敦士、永森雅人 | |||
第4話 | 春野菜[26]とベーコンのサンドイッチ | 栖原隆史 | 茂木貴之 | 永森雅人 | ||
第5話 | たけのこグラタン | 恒松圭 | 竹内由香里 | 浦田かおり | ||
第6話 | はじめてのハンバーグ | 三浦貴博 佐藤哲人 | 佐藤哲人 | 田中敦士 | 永森雅人 | |
第7話 | さらりと頂く冷やし茶漬け | 白井俊行 | 茂木貴之 | 浦田かおり | ||
第8話 | 遠坂さんの五目炒飯 | 野中卓也 三浦貴博 | 永森雅人 | 緒方美枝子、田中敦士 | 永森雅人 | |
第9話 | 秋の味覚-キャスター和食[27]修行編- | 竹内將 | 小笠原篤 | 田中敦士、緒方美枝子 | 浦田かおり | |
第10話 | 冷めても美味しいからあげ | 栖原隆史 | 佐藤哲人、藤原将吾 | |||
第11話 | 特製ふわとろオムライス | 近藤光 高中優 三浦貴博 | 三浦貴博 | 塩島由佳 | 内村瞳子、藤原将吾 | 永森雅人 |
第12話 | フライパンだけで作るローストビーフ | 近藤光 高中優 | 白井俊行 | 長原圭太 | 浜友里恵、緒方美枝子 | 浦田かおり |
第13話 | あったか寄せ鍋 | 近藤光 高中優 三浦貴博 | 三浦貴博 永森雅人 | 永森雅人 | 内村瞳子 |
巻 | 発売日[29] | 収録話 | 規格品番 | |
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BD限定版 | DVD限定版 | |||
1 | 2018年6月6日 | 第1話 - 第3話 | ANZX-12371 | ANZB-12371 |
2 | 2018年9月5日 | 第4話 - 第6話 | ANZX-12372 | ANZB-12372 |
3 | 2018年12月5日 | 第7話 - 第9話 | ANZX-12373 | ANZB-12373 |
4 | 2019年4月3日 | 第10話 - 第13話 | ANZX-12374/5 | ANZB-12374/5 |
『毎日♪ 衛宮さんちの今日のごはん』は、アニプレックスより2021年4月28日に発売されたNintendo Switch専用ダウンロードソフト[30][31]。ジャンルは台所アドベンチャー[32]。公式の略称は『毎日衛宮ごはん』。当初は2020年5月に発売が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、開発に遅れが出たことから発売延期となっていた[33]。
料理を作る形式のミニゲーム主体の内容となっており、プレイを重ねることに応じて衣装やフォトアートが解放されていく。
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