蓮田駅
埼玉県蓮田市本町にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
埼玉県蓮田市本町にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
蓮田駅(はすだえき)は、埼玉県蓮田市本町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線の駅である[1]。
「宇都宮線」の愛称区間に含まれており、上野駅発着系統と、新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、上野駅・東京駅経由で東海道線に直通する上野東京ラインが停車する。
所在地である蓮田市の「蓮」の字は之繞の点が1つ(一点之繞)だが、当駅名の「蓮」は点が2つ(二点之繞)である[注釈 1]。
1900年(明治33年)に作詞された「鉄道唱歌 第三集奥州・磐城篇」(大和田建樹作)では、蓮田駅を以下のように歌った。
5.中山道と打わかれ ゆくや蓮田の花ざかり 久喜栗橋の橋かけて わたるはこれぞ利根の川
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している[1]。小山営業統括センター管轄の直営駅であり、管理駅として東大宮駅と土呂駅を管理する。自動券売機[5]、多機能券売機[5]、指定席券売機[5]、自動改札機が設置されている。
発車メロディは、蓮田市で毎年11月に行われている「雅楽谷(うたや)の森フェスティバル」のテーマソングである音楽ユニット「にゃんたぶぅ」[注釈 3]の楽曲「雅楽谷の森~蓮田のタカラ~」を使用している。これは同イベントが2018年で開催10周年を迎えたことを受け、イベントの周知と地域の活性化を目的に蓮田市が企画したもので[7][注釈 4]、1番線ではサビの冒頭、2・3番線ではサビの終わりの部分のアレンジを使用している。メロディはスイッチの制作で、編曲は福嶋尚哉が手掛けた[9]。
当初はイベントの開催時期に合わせて使用されており[注釈 5]、それ以外の期間は従来のテイチク制作の汎用メロディを使用していた[注釈 6]が、2023年10月3日からは通年で使用されている[14]。
1 | ■ | 雅楽谷の森~蓮田のタカラ~ verA |
---|---|---|
2・3 | 雅楽谷の森~蓮田のタカラ~ verB |
2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は18,575人である[JR 1]。
1988年度(昭和63年度)以降の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1988年(昭和63年) | 20,615 | |
1989年(平成元年) | 21,276 | |
1990年(平成 | 2年)22,335 | |
1991年(平成 | 3年)23,062 | |
1992年(平成 | 4年)23,613 | |
1993年(平成 | 5年)24,158 | |
1994年(平成 | 6年)24,216 | |
1995年(平成 | 7年)24,241 | |
1996年(平成 | 8年)24,401 | |
1997年(平成 | 9年)23,757 | |
1998年(平成10年) | 23,383 | |
1999年(平成11年) | 22,934 | [* 1] |
2000年(平成12年) | [JR 2]22,764 | [* 2] |
2001年(平成13年) | [JR 3]22,519 | [* 3] |
2002年(平成14年) | [JR 4]22,204 | [* 4] |
2003年(平成15年) | [JR 5]22,010 | [* 5] |
2004年(平成16年) | [JR 6]21,630 | [* 6] |
2005年(平成17年) | [JR 7]21,576 | [* 7] |
2006年(平成18年) | [JR 8]21,726 | [* 8] |
2007年(平成19年) | [JR 9]22,069 | [* 9] |
2008年(平成20年) | [JR 10]21,965 | [* 10] |
2009年(平成21年) | [JR 11]21,428 | [* 11] |
2010年(平成22年) | [JR 12]21,164 | [* 12] |
2011年(平成23年) | [JR 13]20,921 | [* 13] |
2012年(平成24年) | [JR 14]21,132 | [* 14] |
2013年(平成25年) | [JR 15]21,210 | [* 15] |
2014年(平成26年) | [JR 16]20,834 | [* 16] |
2015年(平成27年) | [JR 17]21,031 | [* 17] |
2016年(平成28年) | [JR 18]21,048 | [* 18] |
2017年(平成29年) | [JR 19]20,912 | [* 19] |
2018年(平成30年) | [JR 20]20,899 | [* 20] |
2019年(令和元年) | [JR 21]20,804 | [* 21] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]15,786 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]16,563 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]17,628 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]18,575 |
駅前は整備されており、バス停留所(屋根つき・石のベンチ)などがある。
現在再開発が行われているが、一部地権者との交渉が難航[注釈 7]したり、再開発に参加していた積水化学工業が自社の業績不振や計画の進行遅れを理由に撤退したりするなどの問題が多発した。そのため事業計画認可から15年以上経過した現在でも工事は進んでおらず、2013年3月までにようやく再開発ビル1棟と駅前ロータリー、およびそれに接続する道路の整備が完成したが、中核となる再開発ビルは2018年11月まで着工に至らなかった。
この影響で、西口周辺からは再開発開始直後に(下記の銀行周辺の数店舗を除いて)ほとんどの商業施設が撤退し、長期にわたって西口に商業施設がほぼ存在しない状態が続いている。
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