石打駅
新潟県南魚沼市にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
新潟県南魚沼市にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
当駅は南魚沼市南部の石打地区にあり、かつてはスキー多客時(繁忙期)に優等列車が停車していた。
清水トンネルを挟む当駅 - 水上駅は全国に先駆けて開通時から電化されており、前後の非電化区間との接点として石打機関区が構内に併設され、水上駅と共に機関車付替えが行われており、蒸気機関車用転車台も設置されていた。上越線全線電化後も、当駅 - 水上間連続急勾配区間(清水越え)に備えてEF16形等の補機が配置されていた。また、スキー客輸送用として特急「とき」が臨時停車した他、特急「新雪」を初めとする多くの臨時列車の終着駅となる等、旅客輸送でも拠点駅の1つであり、かつては駅弁の販売もあった。
しかしEF64形1000番台投入に伴い当該区間の補機は不要となり、石打機関区への機関車の常駐は廃止され、その後は側線も長らく荒れた状態となり(上越新幹線開通に伴い余剰となった181系電車が留置されていたこともある)、北越急行開通まではこの状態が続いた。北越急行開通後は、当駅の側線に、普通列車車両が夜間留置される。2015年3月14日ダイヤ改正前までは特急「はくたか」の車両が夜間留置されていた。
旅客列車においても、上越新幹線の上野駅開設後は在来線優等列車が大部分廃止になり、スキー客も越後湯沢駅に移るか自家用車利用が中心となり、拠点駅としての機能は失われた。「谷川」(当時)の延長運転による臨時乗入も近年はないが、関東地区のB特急料金の適用区間が当駅までとなっていることに名残が見られる。
2016年まで運行されていた当駅を始終着とする優等列車は、冬季に運転される臨時快速「シーハイル上越」1往復のみ。
管理駅は越後湯沢駅、ジェイアール新潟ビジネスへの業務委託中止に伴い2020年10月から無人駅となっている[2]。
2019年10月以前はみどりの窓口が営業していたが、翌年の完全無人駅化後も自動券売機がある[2]。
現駅舎の完成時より単式ホーム1面1線の1番線があり、スキー列車発着用として使用されていたが、需要の低下に伴い2000年以降は線路と架線が撤去されている。
1968年(昭和43年)に建築された駅舎は鉄筋コンクリート造り2階建てで、一階部分に駅機能がある。
駅舎の2階とホームは同じ高さになり、駅舎に接して設置された単式ホーム(1番線)に、この2階から橋が伸びているが、従事者専用通路となっている。
長岡発最終電車は当駅止まりで、夜間滞泊が設定されている[7]。
(出典:JR東日本:駅構内図)
JR東日本によると、2000年度(平成12年度) - 2019年度(令和元年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 191 | [利用客数 1] |
2001年(平成13年) | 202 | [利用客数 2] |
2002年(平成14年) | 193 | [利用客数 3] |
2003年(平成15年) | 181 | [利用客数 4] |
2004年(平成16年) | 150 | [利用客数 5] |
2005年(平成17年) | 149 | [利用客数 6] |
2006年(平成18年) | 149 | [利用客数 7] |
2007年(平成19年) | 160 | [利用客数 8] |
2008年(平成20年) | 154 | [利用客数 9] |
2009年(平成21年) | 165 | [利用客数 10] |
2010年(平成22年) | 157 | [利用客数 11] |
2011年(平成23年) | 148 | [利用客数 12] |
2012年(平成24年) | 144 | [利用客数 13] |
2013年(平成25年) | 144 | [利用客数 14] |
2014年(平成26年) | 129 | [利用客数 15] |
2015年(平成27年) | 135 | [利用客数 16] |
2016年(平成28年) | 135 | [利用客数 17] |
2017年(平成29年) | 122 | [利用客数 18] |
2018年(平成30年) | 121 | [利用客数 19] |
2019年(令和元年) | 107 | [利用客数 20] |
駅前には、上越線建設に尽力した岡村貢の銅像が建てられている[8]。石打の街はこの駅よりかなり低い場所にあって、駅前から伸びる坂を暫く下ることとなる。周囲にはスキー場が多数あり、上越新幹線開業前後までは多くのスキー客がこの駅を利用したが、現在では越後湯沢駅がアクセス機能を担っている。
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