溝の口駅
神奈川県川崎市高津区にある東急電鉄の駅 ウィキペディアから
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溝の口駅(みぞのくちえき)は、神奈川県川崎市高津区溝口二丁目にある、東急電鉄の駅である。
当駅には線路名称において田園都市線1路線のみが乗り入れているが、当駅 - 二子玉川駅間の複々線を利用して田園都市線列車と大井町線列車が乗り入れており、それぞれ別路線として案内されている。そして当駅が大井町線の終点として扱われている。駅番号についても、田園都市線と大井町線で個別で与えられ、前者はDT10、後者はOM16である。
また、当駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の武蔵溝ノ口駅と隣接する乗換駅であり、相互間の乗り換え客も多い。また、一部区間で連絡運輸を行っている。両駅及び駅南東側の再開発地区は「キラリデッキ」という愛称のペデストリアンデッキで結ばれており、東口、南口のどちらからでも地上に下りることなくJR駅と往来できる。
駅長所在駅であり、溝の口管内として二子新地駅 - 梶が谷駅間を管理している。現在の溝の口管内に当たる各駅は、2009年9月30日まで二子玉川駅所管の二子玉川管内の一部であった。
高津区役所の最寄駅であり、商業・行政共に高津区の中心となっている。
島式ホーム2面4線を有する高架駅。外側の1・4番線が田園都市線、内側の2・3番線に大井町線が発着する。梶が谷寄りに大井町線用の引き上げ線を2線設置しているが、車止めは設置されず、そのまま田園都市線の線路に通じており、大井町線の車両を回送する際に使用している。
改札口は正面改札と南改札の2ヶ所で、共にエレベーターとエスカレーターを併設している。トイレは改札内にある。
改良工事前は相対式ホーム2面2線で、長津田方面を1番線、渋谷方面を2番線としていた。1989年(平成元年)1月より改良工事に着手し[3]、1992年(平成4年)に上りホーム副本線(4番線)が完成、9月11日のダイヤ改正より使用開始した[4]。この時点で上りホームは1面2線・下りホーム1面1線の2面3線構造となり、上りホームの副本線(4番線)は、朝ラッシュ時に上り列車が交互に発着していた。
2008年7月26日まで田園都市線下りホームは2番線を使用していたが、工事の進展により翌27日から1番線の使用を開始した。以前はまだ敷設されていなかった1番線の線路敷のスペースを利用して3つの店舗を設置していたが、2007年3月末をもってすべて閉店した。
2009年7月11日から二子玉川 - 当駅間への大井町線の乗り入れにより、同線の降車専用ホームとして2番線の使用も再開された。なお前述した通り、同線の列車のうち田園都市線の鷺沼方面と直通する列車などに限り、延伸後も引き続き同線のホーム(1・4番線)を使用している。
改良工事に入ってから新設された4番線は、2009年6月14日までは平日朝間のみ使用され[注釈 1]、梶が谷駅で急行もしくは準急を待避した各停が到着するが、これは3番線に停車中の前列車である急行・準急[注釈 2]に追いついてしまうため、効率的な発着を目的とするものであった。2面2線のホームでは後続の各停が本線上で信号待ちを強いられるため遅延の原因となっていたが、4番線への入場信号を開けておくことで、先発した急行・準急の出発と後続各停の到着が同時に行えるようになり、多少なりとも遅延の解消に寄与していた。また、混雑均等化のためこの状況で各停と準急・急行が並んだ場合、各停は先行の準急・急行が発車するまでドアを開けないようにしていた。また、逆に準急・急行が先行の各停に追いついて並んだ場合も先行各停に対して同様の対処を行っていた。そして、翌15日から田園都市線は4番線が本線となり、3番線は朝の急行・準急と夜間の大井町線留置の使用となった。なお、大井町線の乗り入れに合わせて、これらの取り扱いは乗り入れ前日の同年7月10日で廃止された。
複々線化までの変遷 | |||||||||||||
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| 改良工事 以前 |
→ | 1992年 9月11日 | 2008年 7月26日 |
→ | 2008年 7月27日 | 2009年 6月14日 |
→ | 2009年 6月15日 | 2009年 7月10日 |
→ | 2009年 7月11日 | | |||||
→田・上→ | →田・上→ | →田・上→ | →田・上→ | ||||||||||
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→田・上→ | →田・上→ | →田・上→ | →田・上→ | →大・上→ | |||||||||
←田・下← | ←田・下← | ←大・下← | |||||||||||
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←田・下← | ←田・下← | ←田・下← | |||||||||||
ホーム改良 ホームを島式化 |
田園都市線 上りホームを 2線化 |
>田園都市線 下り線を 1番線に移設 |
田園都市線 主ホームを 4番線に |
大井町線延伸 |
2023年度の1日平均乗降人員は以下の通りである[東急 1]。
近年の1日平均乗降人員推移は下表の通り。
年度 | 東急電鉄 | |||
---|---|---|---|---|
田園都市線 | 大井町線 | |||
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2002年(平成14年) | 154,051 | 未開業 | ||
2003年(平成15年) | 157,600 | 2.3% | ||
2004年(平成16年) | 161,209 | 2.3% | ||
2005年(平成17年) | 160,957 | −0.2% | ||
2006年(平成18年) | 164,612 | 2.3% | ||
2007年(平成19年) | 172,732 | 4.9% | ||
2008年(平成20年) | 174,199 | 0.8% | ||
2009年(平成21年) | 154,237 | −11.5% | 26,287 | |
2010年(平成22年) | 145,557 | −5.6% | 40,123 | |
2011年(平成23年) | 144,335 | −0.8% | 42,476 | 5.9% |
2012年(平成24年) | 147,521 | 2.2% | 45,676 | 7.5% |
2013年(平成25年) | 150,439 | 2.0% | 48,392 | 5.9% |
2014年(平成26年) | 149,600 | −0.6% | 49,468 | 2.2% |
2015年(平成27年) | 153,059 | 2.3% | 52,138 | 5.4% |
2016年(平成28年) | 154,298 | 0.8% | 53,805 | 3.2% |
2017年(平成29年) | 156,316 | 1.3% | 55,485 | 3.1% |
2018年(平成30年) | 156,837 | 0.3% | 57,396 | 3.4% |
2019年(令和元年) | [東急 2]155,777 | −0.7% | [東急 2]57,731 | 0.6% |
2020年(令和 | 2年)[東急 3]112,195 | −28.0% | [東急 3]40,170 | −30.4% |
2021年(令和 | 3年)[東急 4]124,686 | 11.1% | [東急 4]45,088 | 12.2% |
2022年(令和 | 4年)[東急 5]134,736 | 8.1% | [東急 5]49,020 | 8.7% |
2023年(令和 | 5年)[東急 1]139,107 | 3.2% | [東急 1]52,013 | 6.1% |
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1995年(平成 | 7年)75,856 | [* 1] |
1998年(平成10年) | 74,990 | [* 2] |
1999年(平成11年) | 75,667 | [* 3] |
2000年(平成12年) | 76,852 | [* 3] |
2001年(平成13年) | 77,058 | [* 4] |
2002年(平成14年) | 77,154 | [* 5] |
2003年(平成15年) | 78,653 | [* 6] |
2004年(平成16年) | 79,431 | [* 7] |
2005年(平成17年) | 80,064 | [* 8] |
2006年(平成18年) | 81,882 | [* 9] |
2007年(平成19年) | 86,300 | [* 10] |
2008年(平成20年) | 86,707 | [* 11] |
2009年(平成21年) | 120,826 | [* 12] |
2010年(平成22年) | 92,420 | [* 13] |
2011年(平成23年) | 92,994 | [* 14] |
2012年(平成24年) | 96,198 | [* 15] |
2013年(平成25年) | 98,985 | [* 16] |
2014年(平成26年) | 99,245 | [* 17] |
2015年(平成27年) | 102,314 | [* 18] |
2016年(平成28年) | 103,752 | [* 19] |
2017年(平成29年) | 105,527 | [* 20] |
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