浜野まいか
日本のサッカー選手 ウィキペディアから
浜野 まいか(はまの まいか、2004年5月9日 - )は、大阪府高石市出身[2]の女子サッカー選手。チェルシーFCウィメン所属。サッカー日本女子代表。ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。セレッソ大阪堺レディース(現セレッソ大阪ヤンマーレディース)8期生。
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名前 | ||||||
カタカナ | ハマノ マイカ | |||||
ラテン文字 | HAMANO Maika | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 2004年5月9日(20歳)[1] | |||||
出身地 | 大阪府高石市[2] | |||||
身長 | 165cm[1] | |||||
体重 | 50kg[1] | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | チェルシー | |||||
ポジション | FW/MF | |||||
背番号 | 23 | |||||
利き足 | 右足[1] | |||||
ユース | ||||||
F.F.C.Selecao | ||||||
セレッソ大阪サッカースクールエリートクラス南津守 | ||||||
2017-2019 | セレッソ大阪堺ガールズ | |||||
2018 | セレッソ大阪堺アカデミー | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2018-2021.7 | セレッソ大阪堺レディース | 37 | (14) | |||
2021.8-2022 | INAC神戸レオネッサ | 20 | (3) | |||
2023- | チェルシー | 6 | (2) | |||
2023 | → ハンマルビー(loan) | 17 | (7) | |||
通算 | 80 | (26) | ||||
代表歴2 | ||||||
2022 | 日本U-20 | 6 | (4) | |||
2022- | 日本 | 19 | (6) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年5月18日現在。 2. 2025年2月27日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
要約
視点
クラブ
2017年、Jリーグクラブ・セレッソ大阪の女子チーム、セレッソ大阪堺レディースの下部組織であるセレッソ大阪堺ガールズの入団セレクションに合格し、入団。U-15なでしこアカデミーカップ2017で11試合20得点を挙げ得点王になった[3]。
2018年、セレッソ大阪堺レディースに下部組織選手として登録。U-15なでしこアカデミーカップ2018で10試合16得点。ホーム最終戦にて中学2年14歳で、なでしこリーグ1部デビュー[4]。 セレッソ大阪堺ガールズでチャレンジリーグ12試合出場無得点[5]。
2019年、セレッソ大阪堺レディースに特別指定選手として入団。リーグ戦終盤から出場機会を得て4試合出場3得点[6]。セレッソ大阪堺ガールズでチャレンジリーグ8試合出場3得点[7]。
2020年、リーグ戦全試合に出場。ホーム最終戦INAC神戸レオネッサ戦で相手キーパーの頭上を抜くミドルシュートで追加点を奪い勝利に貢献した[8]。18試合出場6得点4アシスト[9]。世界中の10代の若手選手をランク付けするGoal NxGnの「女子サッカーの未来を担う10人のヤングスター」に選出された。これは、アジアの女子サッカーチーム及びアジア人で唯一の選出であった[10][11]。
2021年、半年間で14試合出場5得点2アシスト[12]。同年9月のWEリーグ開幕を前に、ユースから約6年間育ったセレッソ大阪からWEリーグのINAC神戸レオネッサへ完全移籍が決定した[12]。
同年8月、INAC神戸レオネッサ史上最年少のプロ契約で完全移籍加入[13][14]。WEリーグ開幕戦で先発出場、2得点を決めた[15]。
2022年12月25日、海外挑戦のためINAC神戸を退団[16]。
翌2023年1月13日、イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグのチェルシーFCへの移籍(契約期間は2027年夏まで)[17]と同時にスウェーデン・ダームアルスヴェンスカン(女子1部リーグ)のハンマルビーIFへの期限付き移籍が発表された[18][19]。
2023 FIFA女子ワールドカップ前の練習中に左肩を負傷したため、同年9月7日、チェルシーの医療チームが検査した結果、手術を受けた。リハビリのために長期欠場が予想されたため、ハンマルビーへの期限付き移籍の解除が発表された[20][21]。背番号はペルニレ・ハルダーが移籍前まで付けていた23番。同年12月17日に行われたブリストル・シティ戦の74分に、ローレン・ジェームズに代わって途中出場し、チェルシーでの公式戦初出場とWSLデビューを果たした[22]。
2024年4月17日のアストン・ヴィラ戦ではリーグ戦で初めて先発出場を果たし、38分にチェルシー加入後初ゴールを決めた[23]。同年5月15日のトッテナム・ホットスパー戦ではこの試合唯一となるゴールを決めチームの勝利に貢献[24]。これによりチェルシーは最終節を前に、勝ち点で並んだマンチェスター・シティを得失点差で上回り首位に浮上した。同5月18日の最終節マンチェスター・ユナイテッド戦では、浜野は出場しなかったものの、チームは6-0で勝利。同日、アストン・ヴィラに2-1で勝利したマンチェスター・シティを得失点差でさらに引き離す結果となり、チェルシーはWSL5連覇を達成。浜野は日本人で初めてWSLタイトルを獲得した[25][26]。
2024-25シーズンを迎えた同年10月17日、FCトゥウェンテ戦でUEFA女子チャンピオンズリーグ初ゴールを決めた[27][28]。
代表
各年代別の日本代表に招集されている。
2019年、AFC U-16女子選手権2019(タイ)に出場し、5試合で5得点を記録して得点王になった[29]。
2020年シーズン終了後の2021年3月、なでしこジャパン候補合宿メンバーに初めて招集された[30]。招集に関してセレッソ大阪堺レディース監督の竹花友也は「正直言うともっと早く呼んでもらっても……という感じです。このまま選ばれ続けて、日本のエースになってもらいたいです」と話した[31]。
2022年、2022 FIFA U-20女子ワールドカップ(コスタリカ)で、6試合出場4得点1アシスト、高い運動量も評価され大会MVPを受賞した[32]。チームは決勝戦でスペインに1-3で敗れて準優勝だった。
2022年9月、日本女子代表(なでしこジャパン)に初選出され[33]、同年10月6日に行われたナイジェリアとの国際親善試合にてA代表デビューを果たした[34]。
2023年6月13日、オーストラリアとニュージーランドの共同開催で行われた2023 FIFA女子ワールドカップのなでしこジャパンに選出され[35]、同年8月11日、準々決勝スウェーデン戦の後半45+2分に途中出場した[36]。同年11月1日、カタール・ドーハで行われたアジアサッカー連盟のAFCアニュアルアウォーズ2022にてアジア女子年間最優秀ユース選手賞を受賞した[37]。
2024年6月14日、2024年パリオリンピックに出場するなでしこジャパンのメンバーに選出された[38]。
人物
個人成績
クラブ
クラブ | シーズン | リーグ | 背番号 | リーグ戦 | カップ戦 | リーグ杯 | UEFA | 合計 | |||||
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出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
セレッソ大阪堺レディース[注 1] | 2018 | なでしこ1部 | 40 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | 1 | 0 | |
2019 | なでしこ2部 | 32 | 4 | 3 | 2 | 0 | 4 | 1 | — | 10 | 4 | ||
2020 | なでしこ1部 | 28 | 18 | 6 | 3 | 2 | — | — | 21 | 8 | |||
2021 | 11 | 14 | 5 | 0 | 0 | — | — | 14 | 5 | ||||
通算 | 37 | 14 | 5 | 2 | 4 | 1 | 0 | 0 | 46 | 17 | |||
INAC神戸レオネッサ | 2021-22 | WE | 23 | 16 | 2 | 1 | 1 | — | — | 17 | 3 | ||
2022-23 | 4 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | — | 7 | 2 | ||||
通算 | 20 | 3 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 24 | 5 | |||
ハンマルビーIF | 2023 | ダームアルスヴェンスカン | 14 | 17 | 7 | 5 | 4 | — | - | - | 22 | 11 | |
チェルシー | 2023-24 | WSL | 23 | 6 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 8 | 2 |
2024-25 | 3 | 1 | 7 | 2 | 10 | 3 | |||||||
通算 | 6 | 2 | 1 | 0 | 4 | 1 | 7 | 2 | 18 | 5 | |||
通算 | 日本 | 1部 | 53 | 14 | 5 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 60 | 18 | |
2部 | 4 | 3 | 2 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 10 | 4 | |||
スウェーデン | 1部 | 17 | 7 | 5 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 22 | 11 | ||
イングランド | 1部 | 6 | 2 | 1 | 0 | 4 | 1 | 7 | 2 | 18 | 5 | ||
総通算 | 80 | 26 | 13 | 8 | 10 | 2 | 7 | 2 | 110 | 38 |
- セレッソ大阪堺ガールズの出場記録は含まない。
日本女子サッカーリーグ
- 初出場 - 2018年11月3日 なでしこリーグ1部 第18節 日テレ・ベレーザ戦 (ヤンマースタジアム長居)[41]
- 初得点 - 2019年10月20日 なでしこリーグ2部 第17節 静岡産業大学磐田ボニータ戦 (南津守さくら公園スポーツ広場)[41]
WEリーグ
- 初出場 - 2021年9月12日 第1節 大宮アルディージャVENTUS戦 (ノエビアスタジアム神戸)[42]
- 初得点 - 2021年9月12日 第1節 大宮アルディージャVENTUS戦 (ノエビアスタジアム神戸)[42]
UEFA女子チャンピオンズリーグ
- 初出場 - 2024年10月8日 UWCL2024-25グループステージB 第1戦
レアル・マドリード戦 (スタンフォード・ブリッジ)[43]
- 初得点 - 2024年10月17日 UWCL2024-25グループステージB 第2戦
トゥエンテ戦 (デ・フロルーシュ・フェステ)[43]
- 初出場 - 2024年10月8日 UWCL2024-25グループステージB 第1戦
代表
- 2022年10月6日 - 日本女子代表初出場 -
ナイジェリア戦 (国際親善試合、ノエビアスタジアム神戸)
- 2024年6月3日 - 日本女子代表初得点 -
ニュージーランド戦 (国際親善試合、エスタディオ・ヌエバ・コンドミーナ)
主な出場大会
- U-16日本女子代表
- 2019年 - AFC U-16女子選手権2019
- U-20日本女子代表
- 2022年 - 2022 FIFA U-20女子ワールドカップ
- 日本女子代表(なでしこジャパン)
- 2023年 - 2023 FIFA女子ワールドカップ
- 2024年 - 2024年パリオリンピック
- 2025年 - 2025 シービリーブスカップ
試合数
- 2025年2月27日現在
出場試合
ゴール
ゴール一覧 | ||||||||
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# | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 | 出典 |
1. | 2024年6月3日 | ![]() | エスタディオ・ヌエバ・コンドミーナ | ![]() | ○ 4-1 | 池田太 | 国際親善試合 | [63] |
2. | ||||||||
3. | 2024年7月13日 | ![]() | 金沢ゴーゴーカレースタジアム | ![]() | ○ 4-0 | 国際親善試合 | [64] | |
4. | 2024年7月31日 | ![]() | スタッド・ドゥ・ラ・ボージョワール | ![]() | ○ 3-1 | 2024年パリオリンピック | [57] | |
5. | 2025年2月20日 | ![]() | シェル・エナジー・スタジアム | ![]() | ○ 4-0 | ニルス・ニールセン | 2025 シービリーブスカップ | [65] |
6. | 2025年2月23日 | ![]() | ステートファーム・スタジアム | ![]() | ○ 4-1 | [66] |
タイトル
クラブ
セレッソ大阪堺ガールズ
- 関西女子サッカーリーグ1部: 1回 (2017)
セレッソ大阪堺アカデミー
- U-15なでしこアカデミーカップ: 1回 (2018)
セレッソ大阪堺レディース
- なでしこリーグカップ2部: 1回 (2019)
ハンマルビーIF
- スヴェンスカ・クッペン・ダメル: 1回 (2023)
チェルシーFC
- ウィメンズ・スーパーリーグ: 2回 (2023-24、2024-25)
- 女子リーグカップ: 1回 (2024-25)
代表
- 日本女子代表(なでしこジャパン)
- シービリーブスカップ: 1回 (2025)
個人
- U-15なでしこアカデミーカップ・得点王: 1回 (2017年)
- AFC U-16女子選手権・得点王: 1回 (2019年)
- FIFA U-20女子ワールドカップ・MVP: 1回 (2022年)
- アジア女子年間最優秀ユース選手賞:1回(2023年)
脚注
外部リンク
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