Remove ads
かつて日本の東京に存在した鉄道事業者 ウィキペディアから
東京横浜電鉄株式会社(とうきょうよこはまでんてつ)は東急電鉄の前身の一つ。1924年に武蔵電気鉄道が社名変更して(旧)東京横浜電鉄となって独自の発展をし、1939年に目黒蒲田電鉄に合併して(新)東京横浜電鉄に生まれ変わり、 1942年の「大東急」の発足に繋がった。
東京横浜電鉄株式会社には、新・旧のふたつがあった。まず1924年、武蔵電気鉄道が社名変更して(旧)東京横浜電鉄(現在の東横線の母体)となった。そして1939年、姉妹会社である目黒蒲田電鉄に吸収合併される形を採ったが、五島慶太が「東横線が我々の祖業である、この線が滞りなく走っていれば東急の事業は安泰だ」[4] と語っているように、名称を逆に(新)東京横浜電鉄とし事実上の主力となったのである。
なお、(旧)東京横浜電鉄と目黒蒲田電鉄はともに設立当初より五島慶太が専務取締役に就任、経営も関連しているが、会社の発展を見やすく提示するためにそれぞれを独立したページとして記述する。
当社の歴史は、1924年に武蔵電気鉄道が社名変更して(旧)東京横浜電鉄となり、武蔵電気鉄道の常務取締役五島慶太が新会社の専務取締役となった時に始まる。
会社はまず1926年(大正15年)2月に丸子多摩川(現・多摩川) - 神奈川間(14.7km)を開通させ、目蒲線との相互乗り入れにより、目黒 - 神奈川間直通運転を開始した。そして1927年(昭和2年)8月には渋谷 - 丸子多摩川間(9.1km)を開通させ、渋谷 - 神奈川間(23.9km)直通運転を開始して、東横線と呼んだ。東横線はその後も横浜側で延伸工事を進め、1932年には桜木町まで延ばした。
その間、会社は沿線の開発に努め、次のような施策を施した。
また鉄道事業では1936年に玉川電気鉄道を傘下に収め、1938年にこれを合併した。かくして「玉電」(玉川線)が傘下に入った。
1939年10月、(旧)東京横浜電鉄は目黒蒲田電鉄に吸収合併され、その後の臨時株主総会で目黒蒲田電鉄は社名を逆に「(新)東京横浜電鉄株式会社」と変更した。こうして(新)東京横浜電鉄が生まれた。
その後、太平洋戦争も始まって戦時色が極めて強くなった1942年5月1日、(新)東京横浜電鉄は陸上交通事業調整法の趣旨に則り、同じ五島慶太が社長を務めていた京浜電気鉄道、(旧)小田急電鉄[5]を合併して、社名を「東京急行電鉄株式会社」(大東急)と変更し、ここで東京横浜電鉄の名称がなくなった。「大東急」は1944年になってさらに京王電気軌道を合併して、「大東急」が完成した。
それ以後の動きについては東急電鉄を参照。
『東京横浜電鉄沿革史』(1943年発行)より(旧)東横電鉄以来の東横本線のみ掲載[18]。以下の線区についてはそれぞれ別項を参照。
駅名 | 駅間 キロ |
営業 キロ |
接続路線 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
渋谷駅 | - | 0.0 | 東横電鉄:玉川線 鉄道省:山手線 帝都電鉄 東京高速鉄道 東横電鉄:天現寺橋線(渋谷駅前電停) 東京市電気局(東京市電):青山線(渋谷駅前電停) |
東 京 府 | 東 京 市 | 渋谷区 |
並木橋駅 | 0.6 | 0.6 | 東横電鉄:天現寺橋線(並木橋電停) | |||
代官山駅 | 0.9 | 1.5 | ||||
中目黒駅 | 0.7 | 2.2 | 東横電鉄:中目黒線(中目黒電停) | 目黒区 | ||
祐天寺駅 | 1.0 | 3.2 | ||||
青山師範駅 | 1.0 | 4.2 | ||||
府立高等駅 | 1.4 | 5.6 | ||||
自由ヶ丘駅 | 1.4 | 7.0 | 東横電鉄:大井町線 | |||
田園調布駅 | 1.2 | 8.2 | 東横電鉄:目蒲線 | 大森区 | ||
多摩川駅 | 0.9 | 9.1 | 東横電鉄:目蒲線 | |||
新丸子駅 | 1.2 | 10.3 | 神 奈 川 県 | 川崎市 | ||
工業都市駅 | 0.9 | 11.2 | ||||
元住吉駅 | 1.0 | 12.2 | ||||
日吉駅 | 1.4 | 13.6 | 横 浜 市 | 港北区 | ||
綱島温泉駅 | 2.2 | 15.8 | ||||
大倉山駅 | 1.7 | 17.5 | ||||
菊名駅 | 1.3 | 18.8 | 鉄道省:横浜線 | |||
妙蓮寺駅 | 1.5 | 20.3 | ||||
白楽駅 | 1.2 | 21.5 | 神奈川区 | |||
東白楽駅 | 0.7 | 22.2 | 横浜市電気局(横浜市電):六角橋線(白楽電停) | |||
新太田町駅 | 0.5 | 22.7 | ||||
反町駅 | 0.5 | 23.2 | ||||
神奈川駅 | 0.5 | 23.7 | 鉄道省:東海道本線(神奈川駅 (国鉄)) 京浜電気鉄道:本線(京浜神奈川駅) 横浜市電気局(横浜市電):六角橋線・浅間町線(青木橋電停) | |||
横浜駅 | 0.6 | 24.3 | 鉄道省:東海道本線 京浜電気鉄道:本線 神中鉄道 横浜市電気局(横浜市電):神奈川線(横浜駅前電停) | |||
高島町駅 | 0.7 | 25.0 | 横浜市電気局(横浜市電):神奈川線(高島町電停) | |||
桜木町駅 | 1.3 | 26.3 | 鉄道省:東海道本線 横浜市電気局(横浜市電):神奈川線(桜木町駅前電停) |
中区 |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.