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かつて日本の東京府東京市にあった区 ウィキペディアから
大森区(おおもりく、旧字体:大森區)は、東京府東京市(後に東京都)にかつて存在した区である。1932年(昭和7年)から1947年(昭和22年) までの期間(35区の時代)に存在した。現在の大田区の一部。
本區は舊大森町、入新井町、馬込町、池上町、東調布町の五ヶ町が合併したもので、區役所は舊大森町役場を使用し、市會議員今回の増員選擧の場合は三名、總選擧の時は四名で、區會議員は定員三十六名の豫定である。寺院には池上本町に有名な本門寺がある、 長榮山大國院と號し境内約七萬坪老杉蓊蔚としてゐる。宗祖日蓮の開闢で鎌倉番匠池上宗仲の建立である。毎年十月の十二、十三兩日には信徒が四方から雲集するを以て知られる。其他千束町には洗足池があり新井宿一丁目に八景坂森ヶ崎町に森ヶ崎鑛泉がある。 — 昭和7年刊『市域拡張記念 大東京概観 第五節 大森區』より
大森区には9本の旅客向け鉄道路線が通っていたが、南北方向に走るか、あるいは区域の端をかすめるだけであった。 地理的に見て大森区は東西に長い区であるが、区が存在した当時から現在に至るまで、区域の中央部を東西に貫く鉄道路線はなく、東西方向の公共交通機関は路線バスに頼っている。
馬込駅、西馬込駅(都営地下鉄浅草線)は開業していなかった。なお、大森区域周辺に昭和島駅(東京モノレール羽田空港線)があるが、大森区が存在していた頃は駅周辺の土地の埋め立てが完了していなかった。
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