栄進堂
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株式会社栄進堂(えいしんどう)は、大阪府大阪市中央区に本社を置く会社。1967年5月設立。現在は競走馬の所有を本業とするが、かつては鉄道模型やその関連のジオラマ(「Tゲージシリーズ」)の製造・販売もしていた。
概要
2006年7月の東京おもちゃショーで、軌間3ミリメートルのミニ鉄道模型Tゲージシリーズを発表して注目を集めた。同シリーズは2008年から市販が開始され、2011年5月当時では量産化されている鉄道模型では世界最小であった。2010年夏に香港の鉄道模型メーカーにTゲージの販売権を売却し、鉄道模型業からは4年で撤退した。その後、競走馬の所有を事業の主力としている[1]。
代表者
馬主活動
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栄進堂の勝負服
日本中央競馬会の馬主としても知られる。勝負服の柄は赤、黒縦縞、黒袖黄一本輪。冠名は父の平井豊光、および宏承の弟で、同社代表取締役社長の平井克彦所有馬と区別するため「エーシン」[5]を用いていたが、2011年産馬から「エイシン」の冠名で登録されている。冠名の英語表記は「A Shin」である[注 2]。
2009年夏に、平井宏承名義から株式会社栄進堂に当時の所有馬の所有権を移転した。地方競馬に移籍した馬については、地方競馬全国協会(NAR)の馬主資格も持っていた豊光、もしくは克彦名義に変更されることが多かったが、現在は宏承もNARの馬主資格を取得している。また、同社監査役で豊光の弟の平井泰男も馬主である。
来歴
- 2002年 - エースインザレースが兵庫ジュニアグランプリを勝利し、重賞初制覇。
- 2009年 - 7月19日から7月25日の間に、所有馬の名義を平井宏承から栄進堂名義に変更。
- 2010年 - エーシンフォワードがマイルチャンピオンシップを勝利し、GI級競走初制覇。
- 2013年 - 1月6日の第1回京都競馬2日目において、JRA史上初となる同一馬主4連勝および2004年8月14日札幌競馬のサンデーレーシングと並ぶタイ記録となる同一競馬場5勝を達成。(5Rエーシンハクリュー、6Rエーシンレンジャー、7Rエーシングリズリー、8Rエーシングングン、11R[注 3]エーシントップ)
主な所有馬
要約
視点
GI級競走優勝馬
重賞競走優勝馬
- エーシンディーエス(2009年京都ジャンプステークス[9]、2010年京都ハイジャンプ[10])
- エーシンホワイティ(2010年ファルコンステークス[11]、2014年新潟ジャンプステークス[12])
- エーシンブラン(2011年兵庫チャンピオンシップ[13])
- エーシンヴァーゴウ(2011年アイビスサマーダッシュ[14]、セントウルステークス[15])
- エイシンオスマン(2011年ニュージーランドトロフィー)
- エーシンジーライン(2012年小倉大賞典[16])
- エーシントップ(2012年京王杯2歳ステークス[17]、2013年シンザン記念[18]、ニュージーランドトロフィー[19])
- エーシンメンフィス(2012年愛知杯[20])
- エーシンモアオバー(2012年名古屋グランプリ[21]、2013年白山大賞典、2014年名古屋グランプリ[22]、白山大賞典)
- エーシンウェズン(2013年サマーチャンピオン[23])
- エーシンビートロン(2014年サマーチャンピオン[24])
- エイシンブルズアイ(2016年オーシャンステークス)
- エイシンクリック(2022年阪神スプリングジャンプ)
- エイシンワンド(2024年小倉2歳ステークス)
- エイシンフェンサー(2025年シルクロードステークス)
平井宏承名義の所有馬
平井克彦名義の所有馬
- エイシンフラッシュ(2009年エリカ賞、2010年京成杯、2010年東京優駿、2012年天皇賞(秋)、2013年毎日王冠)[注 4]
- エーシンクリアー(2013年岐阜金賞、2014年はがくれ大賞典、2015年はがくれ大賞典、姫山菊花賞、2016年兵庫大賞典、イヌワシ賞)
- エーシンサルサ(2014年読売レディス杯、兵庫サマークイーン賞、摂津盃、2015年兵庫サマークイーン賞、兵庫クイーンカップ、園田金盃)
- エイシンブルズアイ[注 5]
- エイシンスパルタン(2018年金沢スプリントカップ)[注 6]
- エイシンエンジョイ(2019年サマーカップ、園田チャレンジカップ、2020年白銀争覇、園田FCスプリント、兵庫ゴールドカップ、笠松グランプリ)
- エイシンセラード(2020年兵庫サマークイーン賞)
- エイシンビッグボス(2021年園田オータムトロフィー)
- エイシンデジタル(2021年摂津盃)
脚注
外部リンク
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