栃尾 (長岡市)
新潟県長岡市にある地域 ウィキペディアから
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栃尾(とちお)は、新潟県長岡市北東に存在する地域である。2006年長岡市に編入されたかつての栃尾市に相当する。豊富な湧水や「栃尾のあぶらげ」(油揚げ)、上杉謙信ゆかりの地として知られている。
刈谷田川と西谷川の合流点付近を中心に広がる。「謙信公旗揚げの地」と謳われるように[1] [注釈 1]、上杉謙信が青年期を過ごしたとされる栃尾城の城下町として発展した[2]中心街は雁木のまち並みが多く残り[3]、表町地区では1990年代末から新潟大学工学部建設学科と共同で雁木を活かしたまちづくりプロジェクトが行われている[2][4]。
新潟県のほぼ中央に位置する。
人口推移を示す(各年12月1日時点、ただし2008年、2019年[8]、2020年[9]はいずれも翌年の1月1日時点)。参考として1950年国勢調査結果を載せる。
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出典 - 栃尾支所からのおしらせ・各年1月号ほか |
国勢調査の結果で見ると、栃尾市・栃尾地域の人口は1950年の39029人をピークにほぼ一定のペースで減少を続けており、 2015年には対ピーク比50%を割り込んだ。更に、2015年国勢調査における栃尾地域の高齢化率38.3%は長岡全市平均28.9%・県下平均29.9%に対し高い数値を示す[注釈 2]。
旧・栃尾市役所がそのまま栃尾支所に転用されていたが、庁舎老朽化のため旧栃尾文化センターを改修したのち、2024年9月移転[22]、市民サービス窓口を開設している。
2012年(平成24年)、栃尾産業交流センター「おりなす」内に子育ての駅とちお「すくすく」が開所した。
かつての特産品であった栃尾紬は現在一社のみが生産している[23]。
栃尾揚げとも呼ばれる巨大な油揚げはテレビ番組を筆頭に、各メディアで頻繁に取り上げられ、知名度の点で当地域を代表する産品である。流通網拡大により都内大手スーパーでも容易に入手可能で、飲食店とりわけ居酒屋の一品として採用例も多い。
2019年現在、造り酒屋が2軒存在する。
通称「冷や丼」(冷やしラーメン)は他地域ほどの知名度はないが、盆地であるが故に夏季は高温多湿となる栃尾においてもまた古くから提供されてきたご当地グルメである。
巻鯛とも呼ばれる。越後地方では鯛をあしらった円形の菓子が各地に伝わるが、栃尾の丸鯛は大ぶりな落雁で、着色されているのが特徴。引出物として明治時代より珍重された[24][25]。
長岡市周辺では醤油とみりんをベースに味付けしたおこわを赤飯と称し、当地域も例外ではない。醤油赤飯(表記ゆれ在り)と呼ぶ場合もある。その色合いは茶色に近く、小豆の代わりに金時豆を使うことも特徴的である[26]。
山間部の農家は養蚕や機織りが盛んで、各家庭では野山で手に入る素材や糸くずを加工した手まりが玩具として作られていたという。 栃尾市指定無形文化財であった名児耶チハルの技能を継承すべく結成された[27]「栃尾てまりの会」により装飾品の手毬が手作りされている。
合併以前の廃校については新潟県小学校の廃校一覧を参照。
合併以前の廃校については新潟県中学校の廃校一覧を参照。
地域内に大型ショッピングモールは存在せず、中心街の雁木通りは昔ながらの商店が並ぶが閉店も目立つ。町内にはスーパーマーケット原信栃尾店、規模は大きくないが複合商業施設「トッピィ」、DIYチェーンコメリ、他にコンビニエンスストア(2019年現在セブンイレブンが2店、24時間営業ではないが他にヤマザキショップ[注釈 5]。)とドラッグストアが数店出店する。
市内を走る国道・県道を挙げる。
一般客が日帰り入浴可能な施設について掲載する。
本項においては活動時期が合併後と重なる人物のみ掲載する。
主舞台ではないが、栃尾でロケ撮影が行われた作品の例を記す。
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