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日本の劇画漫画家 ウィキペディアから
村上 和彦(むらかみ かずひこ、1944年 - )は、日本の劇画家。男性。愛媛県西条市出身[1]。東京都杉並区在住。村上劇画プロ代表。
極道劇画を中心に作品を発表している。また、映画監督や脚本家等も手がける。M・R・F 村上ロイヤルファミリーの盟主。歌舞伎町ペンクラブ最高顧問。
1944年、愛媛県西条市に生まれる。母子家庭で育った。高校を卒業し大阪に出て3年過ごした後、上京した[2]。
10代の頃には暴力団事務所に出入りしていた。
大阪の高校を卒業した実弟・憲治が、和彦を頼って上京し合流した[2]。
劇画ブームが昭和41年頃から起こり始めていて劇画雑誌が次々と創刊されていたことから「漫画でも描いてみるか」というきっかけで劇画を描くことにした。また、ある雑誌に読み切りの短編作品が載っているのを読んだところ、その作品の中に関西の主流である「ほん引き」賭博のシーンが描かれていたが、「ほん引き」の札一枚のアップさえ描かれてなかったことから「私なら描く事が出来る、生き残れる道は此処だ」と閃き、生まれたのが「昭和極道史」である[2]。画風はさいとう・たかをの影響を受けている。
1970年3月、日本文華社『特集漫画トピックス』「昭和極道史/桜会事件」でデビュー。月1本のペースで読み切り連載を執筆。
1971年、デビューから6作目の「昭和極道史/逆縁の盃」が、菅原文太主演『現代やくざ 盃返します』(東映)に原案として用いられる(現代やくざシリーズの3作目)。翌1972年には、梅宮辰夫主演で『昭和極道史』が映画化。
1974年から日本文華社より『昭和極道史』(全34巻)を刊行。
1989年5月から1990年12月にかけて『日本極道史 昭和編』(全23巻)を刊行。『昭和極道史』を再編集したもの。
1994年から『日本極道史 平成編』を刊行。
同年、Vシネマに進出し、『首領への道』(1998年-2005年)『第三の極道』(1995年-2000年)をシリーズで実写映像化。
1997年、『日本暴力地帯』(松竹京都映画)で初監督を務める。
2007年、「1億2千万総媒酌人」を発表。自身の遺作になると発表し、関東一葉一家や吉良組など錚々たる組織人から巻末コメントを寄せられ話題になる。
2009年、『首領への道』から派生した人気キャラ・越智(演:白竜)を主役にした『新・首領への道』構想を発表するも、越智は若頭で永遠のNo2という渡世人からの熱い支持を無視できず頓挫。その後、『首領への道」』完結を発表するも、進展はない。
2014年頃より木村一八主演『代紋の墓場』を皮切りに木村一八主演『裏門釈放』を発表。
2020年現在は、木村一八主演『極道の門』の撮影総指揮を行い、最新作は2021年12月現在、第八部。
村上和彦が原作のみの「日本極道史」シリーズの実写化作品は日本極道史を参照。
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