旭山神社
広島県広島市西区己斐にある神社 ウィキペディアから
広島県広島市西区己斐にある神社 ウィキペディアから
旭山神社(あさひやまじんじゃ)は、広島県広島市西区己斐(こい)にある神社。地元では「鯉の神社」と親しまれている。現存する被爆建物の一つ。
創建年は不明。神功皇后による西征(長門の熊襲族征討あるいは三韓征伐)の際、皇后がこの地にあった船着場に立ち寄ったのを機に創建されたとされている。
1555年(天文24年)厳島の戦いで毛利元就が厳島へ向かう前にここへ必勝祈願に訪れた。その際ちょうど朝日が昇ったため、元就は高揚し士気を高めたことから、この付近の山を旭山、社名を旭山八幡宮と名付けた。
現在の社殿は1937年(昭和12年)改修工事のときに整備されたもの。1945年(昭和20年)広島市への原子爆弾投下により被爆。爆心地から約2.80kmに位置した。爆風により本殿を除く社殿屋根が吹き飛ばされ倒壊、絵馬堂は少し傾いた。旭山で山火事が起こったが地元消防団の活躍と黒い雨により消火されたため、神社は焼失を免れた。1948年(昭和23年)に残った部材を用い修復された。
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