井口駅 (広島県)
広島市西区にある広島電鉄の駅 ウィキペディアから
広島市西区にある広島電鉄の駅 ウィキペディアから
1924年(大正13年)4月開業[2]。宮島線の草津町駅から廿日市町駅までの区間が開通した際に設けられた4つの中間駅のうちの1つである[3][4]。開業当初は「井ノ口」と表記されていた[5]。
2面2線の地上駅[8]。互いのホームは斜め向かいにずれて位置している[9]。路線の起点から見て手前にあるのが広電西広島駅方面へ向かう上りホーム、奥にあるのが広電宮島口駅方面へ向かう下りホームで[8][9]、両ホームの間には踏切が設置されている。すなわち上下線とも電車は踏切を過ぎてからホームに停車するようになっている。駅がこのような構造となったのは1982年(昭和57年)からのことで、客が電車に乗ろうと踏切を無理にくぐってホームへ渡るのを防ぐための措置であった[7]。
上りホームの広電西広島寄りには、かつて宮島線で運行されていた鉄道車両専用の高床ホームが残されている[8]。下りホームは2011年(平成23年)に改修され、広電宮島口方向へホームが延長された[10]。合わせて手すりとスロープが備え付けられ、バリアフリーに対応している[10]。
以下の情報は、広島市統計書に基づいたデータである。1日平均乗車人員データは、年度毎の乗車総数を365(閏年は366)で割った値を小数点2位を丸めて小数点1位の値にした物である。広島電鉄のデータは1,000で丸めて提供されているので、1年毎ではプラスマイナス500の誤差があり、1日当たりでは1.4人程度の誤差が発生する。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
1年毎 乗車総数 |
1年毎 定期 |
1年毎 定期外 |
出典 |
---|---|---|---|---|---|
1998年(平成10年) | 1,545.2 | 564,000 | 179,000 | 385,000 | [統計 1] |
1999年(平成11年) | 1,357.9 | 497,000 | 163,000 | 334,000 | [統計 1] |
2000年(平成12年) | 1,345.2 | 491,000 | 156,000 | 335,000 | [統計 1] |
2001年(平成13年) | 1,298.6 | 474,000 | 151,000 | 323,000 | [統計 2] |
2002年(平成14年) | 1,254.8 | 458,000 | 132,000 | 326,000 | [統計 3] |
2003年(平成15年) | 1,194.0 | 437,000 | 115,000 | 322,000 | [統計 4] |
2004年(平成16年) | 1,150.7 | 420,000 | 119,000 | 301,000 | [統計 5] |
2005年(平成17年) | 1,180.8 | 431,000 | 130,000 | 301,000 | [統計 6] |
2006年(平成18年) | 1,238.4 | 452,000 | 143,000 | 309,000 | [統計 7] |
2007年(平成19年) | 1,264.3 | 463,000 | 155,000 | 308,000 | [統計 8] |
2008年(平成20年) | 1,274.8 | 465,000 | 156,000 | 309,000 | [統計 9] |
2009年(平成21年) | 1,134.2 | 414,000 | 141,000 | 273,000 | [統計 10] |
2010年(平成22年) | 1,147.9 | 419,000 | 135,000 | 284,000 | [統計 11] |
2011年(平成23年) | 1,185.8 | 434,000 | 136,000 | 298,000 | [統計 12] |
2012年(平成24年) | 1,164.4 | 425,000 | 131,000 | 294,000 | [統計 13] |
2013年(平成25年) | 1,150.7 | 420,000 | 122,000 | 298,000 | [統計 14] |
2014年(平成26年) | 1,134.2 | 414,000 | 122,000 | 292,000 | [統計 15] |
2015年(平成27年) | 1,135.6 | 416,000 | 125,000 | 291,000 | [統計 16] |
2016年(平成28年) | 1,164.4 | 425,000 | 133,000 | 291,000 | [統計 17] |
2017年(平成29年) | 1,117.8 | 408,000 | 138,000 | 270,000 | [統計 18] |
2018年(平成30年) | 1,068.5 | 390,000 | 137,000 | 254,000 | [統計 19] |
2019年(令和元年) | 1,019.1 | 373,000 | 124,000 | 249,000 | [統計 20] |
駅前後は西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線との並走区間。下りホームの南側すぐ横には国道2号(宮島街道)も走っている。
駅の北側は旧井口村地区であり、井口鈴が台や井口台などの住宅街が広がる典型的なベッドタウンである。南側は1970年代以降、広島市西部開発事業により埋め立てられた土地である[3][8]。それまでは国道の南側が海岸線であった[8]。駅の南にある西部埋立第二公園の中には、埋め立て前の海に存在した小己斐明神(男明神島)という小島がそのまま残されている[3][8]。住宅街やその先には商工センターがある。なお、商工センターの最寄り駅は商工センター入口駅およびJRの新井口駅である。
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