株式会社旭屋書店(あさひやしょてん)は、 大阪府大阪市北区に本社を置く日本の書店。TSUTAYAの子会社で近畿地方で4店舗を展開。関連会社に東京旭屋書店と旭屋出版がある。
|
この項目では、大阪府に本拠地を置く書店について説明しています。
|
- 1946年(昭和21年) - 産経新聞社長の早嶋喜一が大阪市北区梅田の大阪駅前で「旭屋商店」を創業。社名は、喜一の生地である岡山県の河川、旭川に由来。雑貨・化粧品の販売から始め、翌1947年に書店「旭屋書店」となる。
- 1947年(昭和22年) - 株式会社旭屋書店を設立。
- 1955年(昭和30年) - 関連企業として、株式会社産経学園を創設。
- 1963年(昭和38年)
- 関連会社として、株式会社地下街書店を設立。
- 11月 - 梅田地下街店を開店。
- 1964年(昭和39年)1月31日 - 深夜、隣接するパチンコ店から出た火が燃え移り、書店本館の1階、2階が全焼。
- 1965年(昭和40年)
- 1966年(昭和41年) - 当時社長であった早嶋喜一が全日空羽田沖墜落事故で死去、65歳没。これにより息子の早嶋健が継ぐ。
- 1968年(昭和43年) - 関連企業として、株式会社旭屋出版を設立。
- 1969年(昭和44年) - 本店を大阪駅前再開発により御堂筋東側の曾根崎に移転。
- 1975年(昭和50年) - 水道橋店開業。
- 1977年(昭和52年) - 札幌店開業、北海道に進出(2003年、札幌駅前に移転)。
- 1983年(昭和58年) - 関連企業として、ASAHIYA BOOKSTORES HONG KONG LTD.を設立。
- 1986年(昭和61年)
- 関連企業として、ASAHIYA BOOKSTORES U.S.A INC.を設立。
- 3月 - アメリカカリフォルニア州ロサンゼルスのダウンタウンにアメリカ第1号店開業(現・ソーテル店)。
- 1989年(平成元年)9月 - ASAHIYA BOOKSTORES OF CHICAGO INC.が、シカゴ店を開店。
- 1993年(平成5年)
- 関連会社として、株式会社ブックスあさひやを設立。
- 4月 - ASAHIYA BOOKSTORES NEW YORK INC.が、ニューヨーク店を開店。
- 2000年(平成12年)
- 1月 - ネットダイレクト旭屋書店(オンライン書店)を開設。
- 3月 - プラッツ近鉄(京都近鉄百貨店京都店)に京都店開業。京都府の書店として初の1000坪を超える店舗となる。
大阪市北区曾根崎にあった本店は「協同組合 大阪有名大店会」の会員でもあった。店舗は7フロアで構成され、専門書・軍事関係・鉄道に強みを持っていた。本店ビルは老朽化が進んでおり、改築のため2011年12月31日をもって閉店した[5]。これに伴い、本店の鉄道コーナーはなんばCITY店に移転した[6]。
当初は「一時閉店」との名目で、ビル建替え後の2015年に再出店する予定であったが、跡地に建設され2015年4月にオープンした「清和梅田ビル」には家賃の高さから旭屋書店は出店していない[7]。
関東地方においては、主に東武鉄道の関連商業施設(東武百貨店、VARIEなど)に出店している。
- その他、各店舗の詳細については公式サイトの店舗一覧を参照。
国内
- 北海道
- 旧・札幌店 - 旧エイトデパート、現「アルシュ」の地下1階・地下2階の2フロアで営業。
- 札幌店(札幌ステラプレイス) - 2009年1月に閉店、現・三省堂書店札幌店[8]。
- 埼玉県
- 東京都
- 銀座店 - 2008年4月に閉店。
- 水道橋店 - 2008年6月に閉店。
- 渋谷店 - 閉店後は跡地にブックファースト文化村通り店が入居したが、それも閉店し、現在はヴィレッジヴァンガード渋谷本店が入っている。
- ベルビー赤坂店 - 2012年3月に閉店。
- 愛知県
- 名古屋ラシック店 - 2012年1月15日に閉店。
- 岐阜県
- 京都府
- 京都店 - 近鉄百貨店京都店「プラッツ近鉄」閉店、ビル建て替えに伴い2007年2月に閉店。
- 近鉄桃山店 - 近鉄百貨店桃山店「MOMO」に入居していたが、2008年2月に閉店。
- 大阪府
- 香川県
- イオン高松店 - 2008年6月22日閉店。閉店後はフタバ図書GIGA高松店を2008年8月7日に開店したが、2012年8月31日に閉店。その後、宮脇書店イオン高松店が2012年10月6日に開店している。
- 福岡県
- マリノアシティ福岡店 - 2009年7月20日閉店。
- 宮崎県
- 鹿児島県
| |
国外
- 香港ジャスコ店 - 2008年3月に閉店。
- 香港そごう店
- 株式会社東京旭屋書店 - 池袋・アトレヴィ大塚・船橋・志木・新越谷・イオンモール浦和美園・アリオ上尾を運営。
- 旭屋出版
『商業界二十年 : 日本商業20年譜 1948-1967』 商業界、1967年。pp208
“(関西@まち町街)激突、梅田書店戦争 5月に蔦屋、心地よさPR 【大阪】”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2015年3月4日)