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千葉県習志野市にキャンパスを置く大学学部・大学院研究科 ウィキペディアから
日本大学生産工学部(にほんだいがくせいさんこうがくぶ、College of Industrial Technology, Nihon University 略称:CIT)は、生産工学を教育・研究する大学の学部である。生産工学研究科(せいさんこうがくけんきゅうか)は、生産工学の理論および応用を教育・研究する大学院の研究科である。いずれも工学系である。略称は、日大生産工学部。
日本大学生産工学部は、1952年、日本大学工学部(現・日本大学理工学部)の学部内に作られた「工業経営学科」を起源とする。その後、「工学部工業経営学科」→「理工学部工業経営学科」→「理工学部経営工学科」と名称変更し、1965年、日本大学理工学部経営工学科は発展する形で、日大理工学部から「日本大学第一工学部」として分離独立した。そして、1966年、「第一工学部」は「生産工学部」と名称変更して、現在の日本大学生産工学部となった。
日本大学生産工学部は、経営・管理が理解できる理工系技術者を育成することを目的に創設された。
「生産工学系科目」では経営・管理の内容を幅広く学び、「生産実習」では、大学で学んでいる知識が社会でどのように利用されているかを、企業や公的機関等の実習体験を通じて学ぶ。
工学教育では、「専門教育科目」があり、それは、「専門工学科目」と「実技科目」の2つがある。「専門工学科目」では、その学科の専門知識を学生が講義を受けて学んでいき、「実技科目」では、その学科の実験実習・設計製図などを学生が体験することで、学生はその分野の工学スキルを身につけていく。そして、講義を理解し、さらなる応用力を目指して、次の卒業研究、ゼミナールに進んでいく。
また、日本大学生産工学部では、幅広い視野を育むという視点から、どの学科の学生でも、所属学科に縛られることなく、他の専門分野の授業科目を履修することが可能であり、もし、その単位を取得した場合、所属学科の専門教育科目の単位として認定する制度がある。
キャンパスは千葉県習志野市新栄の「実籾キャンパス」、習志野市泉町の「津田沼キャンパス」の二つある。
建築工学科、土木工学科、応用分子化学科、数理情報工学科、電気電子工学科には、「日本技術者教育認定機構」(JABEE)対応のコースが設置されている[1]。津田沼校舎の近隣地には、東邦大学理学部・薬学部があり、両大学間で単位互換が可能である[2]。また、1999年(平成11年)から、アメリカのケント州立大学と学術交流協定を結んでいる[3]。
上記のほかに、教養、基礎科学系に分類される教員がいる。
自動車工学に関する産学連携を推進するために2010年に発足したのが自動車工学リサーチセンターである。国内最大級の産学連携(CAE)フォーラムを開催している[注 5]。
鉄道の研究を行う拠点として設置されている。
現在、文部科学省が行っている支援事業に九つものプロジェクトが採択されている[4]。
日大生産工学部は創設60周年を記念して39号館の1階に、「未来工房」を開設した。そこは、広大なスペースと多様な設備機器、工作機械、精密機器、作業ブースがあり、ここで、学生たちは、ものづくりの面白さ、楽しさを体感できるようになっている。未来工房は開館時間内ならば入室自由で、好きな時に好きなだけ、創作活動ができる。また、利用時間の制限等もないので、創作意欲のある学生は、自分の都合に合わせて好きな時間だけ使うことができる。
もし、機器の使い方などでわからないことがあれば、そこには経験豊富な常駐スタッフがいるので、そこで質問することができるサポートも用意されている。
現在、精密卓上旋盤、卓上ボール盤、レーザー加工機、小型自動かんな盤、精密卓上フライス盤、電気測定機器、3Dプリンター、Tシャツプリンタ・マグカップ印刷、などの機器・設備が利用可能である。
校舎は習志野市の実籾校舎と、同市泉町の津田沼校舎の二箇所があり、1年生は実籾校舎、2年生からは津田沼校舎で授業を行っている[注 6]。
交通案内
毎年11月に「桜泉祭」[6](おうせんさい)が津田沼キャンパスで開催される。学生サークルによるイベントライブ、模擬店、講演会、などが企画され、多くの来場客で賑わっている。
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