上川畑大悟
日本のプロ野球選手 ウィキペディアから
上川畑 大悟(かみかわばた だいご、1997年1月12日 - )は、岡山県倉敷市出身のプロ野球選手(内野手)。右投左打。北海道日本ハムファイターズ所属。
経歴
要約
視点
プロ入り前
小学校4年生の時に倉敷市の学童軟式野球チーム「粒江ビッグスター」で野球を始める[2]。
岡山県立倉敷商業高等学校に進学し、1年夏の第94回全国高等学校野球選手権大会にベンチ入り。
高校卒業後は、日本大学生産工学部[3]に進学する。大学野球部の2学年上には京田陽太がおり、二遊間を組んだ[4]。2年秋にリーグ優勝、ベストナインを受賞。4年侍ジャパン大学日本代表に選出され、2018 ハーレムベースボールウィークに出場[5]。
大学卒業後、NTT東日本に所属し、1年目から遊撃手のレギュラーを獲得[6]。2年目にはドラフト会議の指名候補にも上がったが、指名漏れを経験する[7]。
2021年10月11日に行われたプロ野球ドラフト会議において、北海道日本ハムファイターズから9位指名を受け、12月17日に契約金2000万円、年俸1000万円で仮契約を結んだ。背番号は4[8]。
日本ハム時代
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2022年は、一軍でのキャンプが予定されていたが、前年末に受傷した右膝外傷性骨挫傷の治療のため、2月7日に沖縄の二軍キャンプに合流した[9]。5月24日にプロ初の一軍昇格を果たすと、同日に行われた東京ヤクルトスワローズ戦で「2番・遊撃手」で即先発出場を果たし[10]、プロ初安打とプロ初盗塁を記録した[11]。6月26日の福岡ソフトバンクホークス戦で又吉克樹からプロ初本塁打を放った[12]。9月17日の千葉ロッテマリーンズ戦で東條大樹からサヨナラ打を放った[13]。最終的に80試合に出場し、規定打席未到達ながら打率.291を記録。一方、走塁面では盗塁8に対して盗塁死が10とリーグワーストだった。12月2日に1200万円増の年俸2200万円で契約を更改した[14]。
2023年6月16日の中日ドラゴンズ戦で、0-1で迎えた4回表二死一・三塁の場面で、一塁走者の上川畑が盗塁を仕掛けるフリを見せ、相手投手の小笠原慎之介が一塁に牽制球を投じ、一・二塁間で挟殺プレーが繰り広げられている際に、三塁走者の万波中正が生還し1-1の同点に追い付くトリックプレーを完成させた[15][16]。試合は2-1で逆転勝ちを収めた。試合終了後の記者会見で新庄剛志監督は「あのプレーはキャンプから練習してきましたし、あのプレーを決めるために上川畑君には俳優になってもらいました」と語った[17]。シーズンでは前年を上回る108試合に出場したものの、打率.212、失策数は10と前年より大きく悪化させた。11月30日に700万円増の年俸2900万円で契約を更改した[18]。
2024年は開幕前に左太ももの負傷で出遅れたものの、4月12日に初昇格[19]。昇格後は主に二塁手を、正遊撃手の水野達稀が離脱中は代役の遊撃手を務め、7月2日の千葉ロッテマリーンズ戦では自身2年ぶりの本塁打となる1号2ランを放った[20]。オールスターゲームファン投票で二塁手部門で選出された[21]。後半戦は水野の復帰に伴い、ポジションを二塁に戻す。しばらくは石井一成と出番を分け合う状況が続いていたが、その堅守ぶりを高く評価され[22]、やがて石井に代わってスタメン起用される機会が増加。106試合の出場で失策数は前年を大きく下回る4にとどめ、打撃では打率.248、18犠打を記録し、打線のつなぎ役を果たした。12月3日に1500万円増の年俸4400万円で契約を更改した[23][24]。
選手としての特徴・人物
50m走のタイム6秒0の俊足と遠投110mの強肩を生かした高度かつ堅実なプレーを魅せる内野手[25][26]。社会人時代は遊撃を守っていたが、プロ入り後はチーム状況に応じて二塁手としても起用されている[6][27]。打撃では優れた選球眼、勝負強さが光ると評される[28][29]。また、犠打など小技に長けている[30]。
ルーキーイヤーから堅実な守備を披露したり、勝負強いバッティングをすることから、SNSや日本ハムのファンからは『神川畑』と呼ばれることがある[31]。
ドラフト会議直後の2021年12月に結婚。既婚者のルーキーには球団寮への入寮義務はないが、上川畑は他のルーキーと共に鎌ヶ谷の球団寮に入寮しており、妻とは別居生活を行っている[32]。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最多
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 初出場・初先発出場:2022年5月24日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦(明治神宮野球場)、2番・遊撃手で先発出場[33]
- 初打席:同上、1回表にサイスニードから一ゴロ[33]
- 初安打:同上、10回表に今野龍太から右前安打[33]
- 初盗塁:同上、10回表に二盗(投手:今野龍太、捕手:中村悠平)[33]
- 初打点:2022年5月28日、対読売ジャイアンツ2回戦(札幌ドーム)、5回裏にマット・シューメーカーから三ゴロの間に記録[34]
- 初本塁打:2022年6月26日、対福岡ソフトバンクホークス12回戦(福岡PayPayドーム)、8回表に又吉克樹から右越ソロ[35]
- その他の記録
背番号
- 4(2022年 - )
登場曲
脚注
関連項目
外部リンク
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