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平沼 義之(ひらぬま よしゆき、1977年〈昭和52年〉10月13日 - )は、日本のフリーライター[2]。
千葉県松戸市生まれ[1]。後に神奈川県横浜市鶴見区に転居し、さらに小学校6年生の時に秋田県秋田市に転居した[1][2]。
中学から高校生時代にかけ、廃道や廃鉱山、森林鉄道跡など過去の産業遺産などが豊富な環境にあった秋田県で、探検趣味を昂じさせ、主として機動力の高い自転車や徒歩による廃道踏破を本格的な趣味とするようになる[1]。
成人後、秋田県でコンビニエンスストアローソン店員・店長として勤務するかたわら、2001年に自らのWebサイト『山さ行がねが 』(「山に行かないか」の意。略称『山行が』)において、東北地方の山岳地帯を中心とした廃道・旧道などの踏破探索レポートの発表を開始した。
先行していた鉄道廃線・廃墟建築などの探索趣味から派生した近代廃道等を考証・探索する趣味的Webサイトは2000年前後から複数現れつつあったが、その中でも『山さ行がねが』は、写真だけでなく地図検証、文献考証などを交えたテキスト重視の克明なレポート内容と、北東北の知られざる廃道・産業遺跡等についての旺盛な探索を継続的に発表し、多くのアクセスを得た[2]。また、平沼はインターネットでの発表を通じて同好の趣味者(廃道愛好家)と交流しその活動の範囲を広げ、2005年7月からは永冨謙と共同で廃道趣味のwebマガジンを発行する新たな試みを開始した[3]。
2005年、廃道趣味を専門とするフリーライターとして活動していくことを志し、2007年1月に秋田県を離れて上京[1][4]。2008年には廃道愛好家らと共著で初の商業出版物『廃道をゆく』を刊行し、その後も『廃道本』、『廃道をゆく2』などを共著で刊行している。
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