川端 康雄(かわばた やすお、1955年 - )は、日本の英文学者、日本女子大学教授。
横浜市生まれ。明治大学文学部文学科英米文学専攻、同大学院博士課程中退。小野二郎、平野敬一に師事。十文字学園女子短期大学教養学科専任講師、助教授、十文字学園女子大学社会情報学部助教授、教授を経て、2002年より日本女子大学文学部英文学科教授。
2016年度より日本ヴィクトリア朝文化研究学会会長、2019年度より日本ワイルド協会会長。
翻訳
- マロリ・フロム『宮沢賢治の理想』 晶文社、1984
- ケネス・ストロング『田中正造伝 嵐に立ち向かう雄牛』 佐野正信共訳 晶文社、1987
- フィリップ・ヘンダースン『ウィリアム・モリス伝』 永江敦・志田均共訳 晶文社、1990
- ウィリアム・モリス『理想の書物』 ウィリアム・S.ピータースン編 晶文社、1992/ちくま学芸文庫、2006
- モーリス・ヴァレンシー『恋愛礼讃 中世・ルネサンスにおける愛の形』 沓掛良彦共訳 叢書ウニベルシタス・法政大学出版局 1995
- ビル・ウォーターズ、マーティン・ハリスン『バーン=ジョーンズの芸術』 晶文社、1997
- サーラ・スレーリ『修辞の政治学 植民地インドの表象をめぐって』 吉村玲子共訳 平凡社テオリア叢書、2000
- ウィリアム・モリス『世界のはての泉』 兼松誠一共訳 晶文社、2000
- ウィリアム・モリス『ユートピアだより もしくはやすらぎの一時代、ユートピアン・ロマンスからの幾章』 晶文社、2003/岩波文庫、2013
- ジョージ・オーウェル『動物農場 おとぎばなし』 岩波文庫、2009
- ジョン・ラスキン『ゴシックの本質』編訳、みすず書房、2011
- レイモンド・ウィリアムズ『共通文化にむけて 文化研究I』大貫隆史、河野真太郎、近藤康裕、田中裕介共訳 みすず書房、2013
- ウィリアム・モリス、E・B・バックス『社会主義』監訳、大内秀明解説 晶文社、2014
- レイモンド・ウィリアムズ『想像力の時制 文化研究II』遠藤不比人、大貫隆史、河野真太郎、鈴木英明、山田雄三共訳 みすず書房、2016
- レベッカ・ソルニット『オーウェルの薔薇』ハーン小路恭子共訳 岩波書店、2022
- ウィリアム・モリス『小さな芸術-社会・芸術論集Ⅰ』 月曜社、2022 - 全3巻[1]
- エドワード・P・トムスン『ウィリアム・モリス――ロマン派から革命家へ』監訳、月曜社、2024秋予定
講演録の編訳『Ⅱ 有用な仕事と無用な労苦』、『Ⅲ 楡の木陰で』、未刊、2025以降予定