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岩内町

北海道岩内郡の町 ウィキペディアから

岩内町map
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岩内町(いわないちょう)は、北海道後志総合振興局管内にある岩内郡に属す。旧岩内町と島野村の合併により、1955年(昭和30年)4月1日に誕生した町である[1]

概要 いわないちょう 岩内町, 国 ...
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ニセコパノラマラインから見る岩内町市街地(2011年)
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岩内町中心部周辺の空中写真。港湾施設に面して岩内駅(1985年廃止)が見える。1976年撮影の7枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
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語源

アイヌ語のイワウナイ(iwaw nay 硫黄の川)とする説や、イワナイ(iwa nay 山の川)とする説などがある[2]

地理

南西部の海岸は断崖・奇岩が連なっている。雷電温泉の付近はニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されている。

  • 河川
    • 野束川
    • 運上屋川
    • ポンイワナイ川
    • メトチ川
    • 権太川

隣接している自治体

歴史

経済

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岩内港

産業

主に農業、漁業。日本におけるアスパラガス栽培の発祥の地でもある。

立地企業

  • 日本アスパラガス株式会社(字野束)
  • 三菱重工業株式会社 高砂製作所岩内工場(字大浜)
  • 倉島乳業株式会社(字宮園、工場は仁木町に所在)
  • 北海道新聞社岩内支局(字高台)
  • 毎日新聞岩内通信部(字万代)
  • 株式会社草別組(字東山)
  • 株式会社吉本組(字大浜)
  • 北海道海洋土木株式会社(字大浜)
  • 協成建設工業株式会社(字東山)
  • 鈴木建設株式会社(字栄)
  • 佐竹建設株式会社(字御崎)
  • 株式会社川端組(字栄)

金融機関

  • 北海道信用金庫
    • 岩内支店(字清住)※旧岩内信用金庫本店→旧北海信用金庫岩内支店
    • ※かつては旧小樽信用金庫岩内支店、のちに北海道信用金庫岩内支店高台出張所が字高台に所在したが、2018年9月18日同信金岩内支店に吸収合併となり廃止
  • 北洋銀行岩内中央支店(字万代)
  • 北海道銀行岩内支店(字高台)

農協・漁協

郵便局

  • 岩内郵便局(集配局)(字高台)
  • 岩内高台郵便局(旧名・岩内駅前郵便局)(字高台)
  • 島野郵便局(字野束)
他に岩内宮園(2021年4月1日から一時閉鎖[6])、岩内大浜、岩内東山の簡易郵便局が所在。

宅配便

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公共機関

警察

姉妹都市

国内

海外

地域

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・岩内町役場(字清住258、2015年5月6日まで使用、2016年に解体され2017年から跡地にサッポロドラッグストアー清住店が開業

人口

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岩内町と全国の年齢別人口分布(2005年) 岩内町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 岩内町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
岩内町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 25,799人
1975年(昭和50年) 25,823人
1980年(昭和55年) 22,373人
1985年(昭和60年) 20,892人
1990年(平成2年) 19,372人
1995年(平成7年) 17,895人
2000年(平成12年) 16,726人
2005年(平成17年) 15,744人
2010年(平成22年) 14,446人
2015年(平成27年) 13,042人
2020年(令和2年) 11,648人
総務省統計局 国勢調査より

教育

  • 高等学校
  • 中学校
    • 岩内町立岩内第一中学校(字宮園)
    • 岩内町立岩内第二中学校(字野束)
  • 小学校
    • 岩内町立岩内東小学校(字東山)
    • 岩内町立岩内西小学校(字野束)

かつては字高台に町立岩内中央小学校もあったが2014年に閉校になり、旧校舎は「岩内町地域交流センター」、体育館は「岩内町民体育館」として利用されていたが、町内の4つの小中学校を統合して「義務教育学校」を開設する計画が進行しており、老朽化した旧岩内中央小学校と旧体育館を取り壊して跡地に2026年(令和8年)完成予定。

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住宅団地

  • 道営住宅野束団地
  • 道営住宅相生団地
  • 道営住宅栄夕陽ヶ丘団地

ほかに町営団地(東山、みどりが丘、東宮園、東相生、栄、大浜、南栄、島野)があるが、その内、築50年以上経過し老朽化のため2017年から島野、東相生の団地は住民移転の上取り壊しが始まり、みどりが丘団地も2017年度中に住民退去・移転の後2020年には全て取り壊された。

交通

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岩内バスターミナル

鉄道

現在は町内を鉄道路線は通っていない。最寄り駅は、JR北海道函館本線小沢駅

かつては小沢駅から分岐する国鉄岩内線が通っていたが、1985年7月1日に廃止されている。

廃止路線

路線バス

町内に岩内バスターミナルがあり、主要都市や鉄道駅と岩内町を結ぶ路線バスや、岩内町と周辺町村を結ぶ路線バスが発着する。

道路

タクシー

  • フレンドタクシー
  • キングハイヤー

航路

現在は定期航路は通っていない。

1990年から東日本フェリー岩内港 - 直江津港を結ぶフェリー航路を開設していたが、1999年に休止となった[7]。2005年に町は航路再開を断念し[8]、岩内港のフェリーターミナルは解体された。

通信

  • 市外局番は0135(余市MAエリアも0135だが互いに市外局番からかける必要がある)
  • 市内局番は61 - 63、67。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

文化財

  • 岩内東山円筒文化遺跡出土の遺物 - 北海道指定有形文化財(美術工芸品)、岩内町郷土館
  • 岩内東山円筒文化遺跡 - 北海道指定史跡
  • 阿弥陀如来大仏像 - 岩内町指定有形文化財(美術工芸品)、帰厚院(字高台)
  • 岩内赤坂奴 - 岩内町指定無形民俗文化財、岩内赤坂奴保存会

   岩内神社例大祭で奉納される奴振り行列

  • 一本柳 - 岩内町指定天然記念物

観光

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ニセコいわない国際スキー場
  • 朝日温泉(字敷島内)※現在休業中
  • 雷電温泉(字敷島内)※2022年現在、温泉旅館・ホテルは全て廃業している
  • いわない温泉(円山リゾート内)好循環型再生可能エネルギー活用型地域を目指して、新たな温泉地ブランド「いわない温泉」がスタート。[9]
    • いわない高原ホテル
    • 高島旅館
    • サンサンの湯
    • おかえりなさい
  • 木田金次郎美術館(字万代)
  • 荒井記念美術館(字野束)
  • 岩内市民劇場
  • 含翠園
  • 夏目漱石立籍地の碑
  • 弁慶の刀掛岩
  • 円山展望台

神社・仏閣

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マスコットキャラクター

岩内町出身の著名人

岩内町ゆかりの有名人

  • 池高暢希 - プロサッカー選手、泊村出身だが、小学校時代にイーグレット岩内に所属していた。
  • 荻原井泉水 - 日本の俳人、北海道岩内町立岩内西小学校校歌[11][12]を作詞。團伊玖磨と共に日本芸術院会員で鎌倉在住だった。
  • 大鵬幸喜 - 日本の元大相撲力士・第48代横綱。小学校1年生の1年間、北海道岩内町立岩内西小学校に在学していた[13]
  • 團伊玖磨 - 日本を代表するクラシック音楽の作曲家、北海道岩内町立岩内西小学校校歌[14][15]を作曲。昭和26年(1951年)10月10日制定(開校50周年記念)、北海道唯一の團伊玖磨作曲の小学校校歌である。
  • 中居正広 - 元タレント、元テレビ司会者、SMAP元リーダー。父が岩内町出身。岩内町人会に親子で参加して地元の話題になった。
  • 中島みゆき - シンガーソングライター、5歳から11歳までをこの地で過ごした。
  • 夏目漱石 - 25歳のときより22年間、本籍を岩内町に置いていた[16]。岩内町郷土館がその戸籍謄本を所蔵している[17]。町内に「文豪夏目漱石立籍地」という碑がある[18]

文学

  • 有島武郎生まれ出づる悩み』(大正7年)は岩内町の漁師画家木田金次郎がモデル。
  • 水上勉の小説「飢餓海峡」で描かれている、強盗殺人放火事件の発生した北海道岩幌町は、1954年(昭和29年)に発生した岩内大火をモデルとしている。

脚注

関連項目

外部リンク

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