大理石村ロックハート城
群馬県吾妻郡高山村にあるテーマパーク ウィキペディアから
群馬県吾妻郡高山村にあるテーマパーク ウィキペディアから
大理石村ロックハート城(だいりせきむらロックハートじょう)は、日本の群馬県吾妻郡高山村にある石のテーマパークである。
大理石村ロックハート城 | |
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施設情報 | |
テーマ | 石 |
キャッチコピー | 甦るヨーロッパの古城 |
管理運営 | 株式会社サンポウ |
面積 | 約10万m2 |
開園 | 1993年4月6日 |
所在地 | 群馬県吾妻郡高山村5583-1 |
位置 | 北緯36度37分51秒 東経138度59分17秒 |
公式サイト | https://lockheart.info/ |
群馬県沼田市の石材会社である株式会社サンポウが運営する石のテーマパークであり、日本ロマンチック街道・国道145号線沿いに立地する約10万m2の敷地内には、移築されたロックハート城や石造りの教会などが中世ヨーロッパの街並みを再現しており、NPO法人の地域活性化支援センターによる恋人の聖地の選定を受けている[1]。
ロックハート城は、1829年にイギリスで建設され、1987年から1993年まで6年かけて日本へ移築された城館である。ヨーロッパの城館を移築・復元したのは、日本で初めての試みである(詳細は「#ロックハート城」を参照)。
首都圏内にあり、中世ヨーロッパの町並みが再現されていることから、ドラマのロケ地やライブ会場などとしても利用されている(詳細は「#ロケやイベントでの利用」を参照)。
ロックハート城は、1829年に英国のウィリアム・ロックハート伯爵[要検証]がスコットランド、サウス・ラナークシャーのカールークに建設した、約3,200トンの砂岩からなる地上3階、地下1階のカントリー・ハウス(北緯55度43分19.66秒 西経003度53分28.31秒)である。英国における名称はミルトン・ロックハート・ハウス(Milton Lockhart House)であったが、日本ではロックハート城と呼ばれており、ロックハートのスペルは Lockhart から Lockheart に変更されている[2]。
1987年に俳優の津川雅彦が、北海道広尾郡広尾町に計画していたレジャーランド「夢の王国サンタ愛ランド」の中核施設とすべく、私費でロックハート城を購入した。1988年4月から7ヶ月をかけて建物を解体し、重量約600トン、個数にして約4,000個の石となったロックハート城は、30個の海上コンテナに詰め込まれた。このうち130.5トンの石が入った8個のコンテナは、シベリア鉄道を経由して日本へ運び込まれ、残りのコンテナは貨物船で直接イギリスから日本へ輸送された[3][4][5][6]。
1988年12月13日、鉄道で輸送され港で船に乗せ替えられた8個のコンテナが、苫小牧港を経て十勝港で初陸揚げされた。津川ら関係者と町民の合わせて約200人が岸壁に集まり、アドバルーンや五段雷の花火で石を歓迎し、コンテナはトラックで町営牧場へ運び込まれたものの、資金計画を巡って対立した町側から、レジャーランド計画の受け入れを拒否されたため、ロックハート城は宙に浮いてしまう[7][8]。
1992年、総合石材業を営む沼田市の株式会社サンポウが、宙に浮いていたロックハート城を買い取り、同社が高山村に建設していたテーマパーク「大理石村」内で復元を実施した。15億円の費用と延べ15,000人の人員を投じて行われた復元は、1993年4月6日に完了して、高さが塔部で20mになり、幅31.3m、奥行き22.3mで、建築面積1,361m2の建物が復元された[8][5]。
なお津川は、ロックハート城の名誉城主に就任しており、津川が長年かけて収集した1,100体以上のサンタクロースが、城内の「世界のサンタミュージアム」で年間を通して公開されている。
中世ヨーロッパの町並みを再現した大理石村は、結婚式会場やライブ会場、ドラマのロケ地などとして利用されている。
ロケ地としては、首都圏に近いヨーロッパの古城がある観光施設として口コミで広まり、ドラマやバラエティー番組、ミュージック・ビデオなどで利用されている。大理石村で撮影が行われ、2005年10月12日にテレビ朝日系列で放送された『相棒』 Season 4 第1話「閣下の城」においては、ロックハート城を買収して英国から日本へ運んだ津川雅彦が、自ら出演している[9]。
ライブ会場としては、2009年6月8日に音楽ユニットのGIRL NEXT DOORが、イリュージョンを交えながら新曲である「Infinity」を披露する発売記念ライブを行っており、また「Infinity」を主題歌としているドラマ『アタシんちの男子』は、大理石村でロケを行った[10]。
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