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日本の地震学者 ウィキペディアから
大森 房吉(おおもり ふさきち、1868年10月30日(明治元年9月15日[1][2]) - 1923年(大正12年)11月8日)は、日本の地震学者・地球科学者。日本における地震学の創始者のひとり[3]。初期微動継続時間から震央を求める大森公式、大森式地震計などを考案した[3]。
1890年代から1900年代初頭に各地の測候所に設置されていた地震計は、G.M.E(グレー - ミルン ・ユーイング)普通地震計で感震器が動作することで記録を開始する方式であったため、p波が記録出来ない欠陥があった。大森房吉はGME普通地震計を改良し、1898年頃に常時記録可能な大森式(水平)地震計を制作した[13]。この地震計は煤書式で記録紙を円筒形に巻いたドラムをゼンマイでゆっくりと動かし常に記録し続ける方式[14]。従って、P波、S波、L波の違いをはっきりと区別して記録することが可能であった[13][15]。 後に微動計、簡単微動計などの様々な改良型が作られ、日本国内(大学・気象台測候所)だけでなく日本国外でも使用された[16]。
生誕地の福井市手寄2丁目の手寄公園には、大森房吉の銅像や、大森式地震計を表したレリーフがある。
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