大忠臣蔵 (1989年のテレビドラマ)
1989年のテレビドラマ ウィキペディアから
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1989年のテレビドラマ ウィキペディアから
『大忠臣蔵』(だいちゅうしんぐら)は、1989年(昭和64年)1月2日にテレビ東京で放送された12時間超ワイドドラマ(のちの新春ワイド時代劇)。全6部。
『12時間超ワイドドラマ』シリーズで初めて「忠臣蔵」を取り上げた作品。
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『12時間超ワイドドラマ』第9作。原作は森村誠一の小説「忠臣蔵」。テレビ東京開局25周年記念特別番組。「12時間超ワイドドラマ」の作品群として、昭和時代に放送された最後の作品となった。
本作は所謂「忠臣蔵」と呼ばれる類の一連の『赤穂事件』作品の中では定番の見せ場として著名な、堀部安兵衛の活躍や、安兵衛と清水一学の一騎打ちなどが描かれておらず[1]、むしろ、赤穂浪士側では不破数右衛門が、吉良側では小林平八郎や山吉新八郎などが活躍するシーンの方が多く取り上げられている点が特徴となっている[2]。また、吉良上野介が潔く切腹して果てるシーンを採用している点でも他の作品とは異なっている[3]。なお、山吉新八郎は劇中では弓で討たれた後、不破数右衛門にとどめを差されて死亡しているが、史実では流罪となった吉良義周の御供、勘定頭、槍組頭などを歴任し、事件から50年後に死亡している[4]。
『12時間超ワイドドラマ』シリーズで初めて、松竹が制作した作品。
初放映後、1989年、VHSビデオ版が発売された(全6巻・単巻レンタルも有)。12時間超ワイドドラマシリーズ初めてのソフト化だった。
VHS版の生産終了以降は、DVD等光メディアソフトへの移行・再発売がされなかったこと、また、レンタルメディアがDVDに移行し、レンタルビデオサービスを維持した店舗が急速に減少したことから、手軽な視聴は極めて困難となっていた(動画配信もなされていない)が、BS松竹東急で2023年12月に再放送[6][7]され、貴重な視聴機会となった。
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