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盗掘(とうくつ)とは、一般に、正当な権利がないにもかかわらず土地(私有地・公有地を問わず)を掘削し、そこから得られた財物(埋蔵物、動植物など)を窃取する行為である。とくに墓を荒らす場合は墓荒らしという[要出典]。
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野生ランや高山植物などの希少な植物をねらう盗掘も多い。群落全てを狙うような大規模な場合もあり、一部の希少種ではかなりの個体が盗掘され激減[1]、絶滅寸前になっているものもある。この場合、「山野草の愛好家が直接盗掘する。」というケースもあるが、山取品として販売する業者の存在が大きい。
他、大規模な化石が地層内から発見された場合などにも、盗掘されるケースが各地で相次いでいる。例として、日本最古級の哺乳類や、白亜紀の恐竜・『丹波竜』などの化石が相次いで発見された「篠山層群」(兵庫県丹波篠山市)でも、2009年9月頃に、化石狙いと見られる盗掘跡が見つかった。問題点としては、明らかな盗掘行為と見られる場合であっても、各自治体の条例では、盗掘行為を禁じてはいても、盗掘者に対して原状回復を求めることしかできず、また、一般者の立ち入りを規制することができないケースがほとんどであるため、各自治体は、対応に苦慮しているのが現状である[2]。 また、インターネット上で「希少植物の自生地情報交換掲示板」などと称して盗掘を助長しているサイトの存在も環境保護団体等によって問題が指摘されている。写真に添付されるGPS情報などから場所が特定され、盗掘者に情報が提供されることから奇麗だからと言って安易な写真投稿は控えることを自然公園の管理者は希望している[3]。
日本では絶滅が危惧される国内希少野生動植物種に指定されている動植物も原則禁止であるが申請して許可が下りれば採取自体は可能である[4]。
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