古瀬信号場(ふるせしんごうじょう)は、北海道白糠郡白糠町和天別(わてんべつ)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の信号場である。事務管理コードは▲110431[5]。旅客営業末期の駅番号はK46。
歴史
開業当時から仮乗降場を兼ねて旅客扱いを実施し、旅客扱い廃止まで一部の普通列車のみが停車した。かつては信号場に併設された官舎に住んでいる職員の家族が主な利用客であった[6]。
年表
- 1954年(昭和29年)7月1日:日本国有鉄道(国鉄)の古瀬信号場として開設[1][7]。係員配置。仮乗降場として旅客を取り扱い。
- 1971年(昭和46年)8月1日:無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となると共に旅客駅に昇格[1]。古瀬駅となる[1]。
- 1990年(平成2年)3月10日:営業キロ設定。
- 1996年(平成8年)度:石勝線・根室線高速化工事に伴い同年度に構内改良[8]。
- 2019年(令和元年)12月11日:JR北海道が白糠町に対して、当駅を2020年3月に実施予定のダイヤ改正で廃止する通知をしたと報道される[9]。
- 2020年(令和2年)3月14日:利用者減少とダイヤ改正に伴い、旅客扱いを廃止[2][3]。再び古瀬信号場となる[4]。
信号場名の由来
アイヌ語の「フㇽセンピㇼ(fur-senpir)」(丘の・陰)からとされる[10]。
なお、所在地の字は現在「和天別」となっているが、これはアイヌ語の「ウワッテペッ(uwatte-pet)」(〔支流が〕多い・川)からとされている[11]。
構造
旅客駅時代は音別駅管理の無人駅。構内踏切で結ばれた2面2線の相対式ホームを持ち、旧2番線のホームは釧路(下り)方にずれた千鳥配置であった。
- 旅客営業末期の1番線ホーム(2018年9月)
- 旅客営業末期の2番線ホーム出入口および構内踏切(2018年9月)
- 旅客営業末期の2番線ホーム(2018年9月)
利用状況
旅客営業廃止前の利用状況は以下のとおり。
周辺
周囲は森林に囲まれており酪農家がわずかに見えるのみであり、信号場への道も舗装されていない。
隣の施設
脚注
参考文献
関連項目
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