十余二
千葉県柏市の地名 ウィキペディアから
地理
柏市北西部に位置する。柏市柏の葉・若柴・中十余二・松葉町・大山台・松ケ崎・高田、流山市美田・駒木台と隣接する。
地域内は住宅、農地、工場の混在した地域となっており、北と南にそれぞれ飛び地がある。地域内には千葉県立柏特別支援学校、高田原交番、柏十余二東郵便局があり、地域の西部を首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス、都市軸道路が通る。
地価
住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、十余二字梅林216番19の地点で8万4800円/m2となっている。
歴史
元は小金牧の一部(高田台牧)であったが、1869年(明治2年)に政府が東京府に命じたことにより開墾が行われた。1872年(明治5年)には十余二村が立村され、1889年(明治22年)の市制・町村制施行時も単独で一村を形成していた[5]。1914年(大正3年)には田中村と合併し田中村の大字となり、1949年(昭和24年)には中十余二を分離し、十余二は中十余二を挟んで北と南に分裂した。1954年(昭和29年)には東葛市を経て柏市の大字となり、1970年(昭和45年)に一部を流山市駒木新田に編入、1971年(昭和46年)には北側の北部が新十余二として分離した。その後は、1989年(昭和64年)に西側地域を西原、西柏台に、1990年(平成2年)には、柏の葉三丁目に一部分離した。
地名の由来
小金牧と佐倉牧の跡地に東京府下から移民が入植・開墾した際に、12番目に移住がされた地域であったことによる。十余二以外の入植地は初富(鎌ケ谷市)、二和、三咲(以上船橋市)、豊四季(柏市)、五香、六実(以上松戸市)、七栄 (富里市)、八街(八街市)、九美上(香取市)、十倉(富里市)、十余一(白井市)、十余三(成田市・多古町)の順に続く。
沿革
- 1872年(明治5年) 小金牧の一部(高田台牧)より葛飾郡十余二村を新設。
- 1891年(明治24年)4月1日 東葛飾郡八木村大字青田新田飛地を編入。
- 1914年(大正3年) 東葛飾郡田中村と合併、田中村大字十余二となる。
- 1949年(昭和24年)4月1日 東葛飾郡田中村大字十余二のうち旧柏飛行場区域を、中十余二として分離。
- 1954年(昭和29年)
- 1969年(昭和44年)11月1日 流山市大字駒木新田字南台中・字南台東を柏市に編入。当該部分が柏市大字駒木新田字南台中・字南台東となる。
- 1970年(昭和45年) 十余二の一部を流山市駒木新田に編入。
- 2月10日 柏市大字駒木新田字南台中・字南台東を柏市大字十余二字南前山に編入。
- 1971年(昭和46年) 十余二の一部を新十余二に分離。
- 1989年(昭和64年)1月1日 十余二の一部を西原、西柏台に分離。
- 1990年(平成2年)3月24日 十余二の一部を柏の葉三丁目に分離。
- 2018年(平成30年)9月22日 - 柏インター第一地区土地区画整理事業に伴い、十余二の一部を分離し、柏インター南を設置[6]。
世帯数と人口
2018年(平成30年)10月31日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
交通
鉄道
十余二は広範囲にわたり、飛び地も存在し、また複数のバス路線があるため、最寄り駅も柏駅、北柏駅、柏の葉キャンパス駅、柏たなか駅、豊四季駅、初石駅、江戸川台駅と多岐にわたる。一部、徒歩またはバスの利用により、柏駅と北柏駅、柏駅と柏の葉キャンパス駅、北柏駅と柏の葉キャンパス駅の両方を利用できる地区もある。
バス
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道路
教育機関
- 千葉県立柏特別支援学校
- 柏市立柏の葉小学校
- 柏市立柏の葉中学校
※柏市立十余二小学校の所在地は柏の葉である。
施設
脚注
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