八千代松陰中学校・高等学校
千葉県八千代市にある中高一貫校 ウィキペディアから
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八千代松陰中学校・高等学校(やちよしょういんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、千葉県八千代市に所在する、全日制の私立中学校・高等学校。
八千代松陰中学校・高等学校 | |
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北緯35度44分30.2秒 東経140度7分29.4秒 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人八千代松陰学園 |
校訓 | さわやか はつらつ ひたむき |
設立年月日 | 1978年 |
創立記念日 | 6月29日 |
創立者 | 山口久太 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース | 進学コース、IGS(特進)コース、AEM(英数特進)コース |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C112310000119 中学校) D112310000439 (高等学校) | (
高校コード | 12539D |
中学校コード | 120334[1] |
所在地 | 〒276-0028 |
千葉県八千代市村上727 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
校名は幕末の思想・教育家、吉田松陰に由来。吉田松陰の松下村塾をモデルとし、地元選出の衆議院議員江口一雄が八千代市村上の松林の土地を、創立者山口久太に無償で提供した。
山口が文武両道を奨励した。神奈川県の桐蔭学園沿革
「さわやかな印象」「はつらつとした行動」「ひたむきな姿勢」をスクールカラーとしている県内屈指の進学校で、生徒個々の「持ち味を生かす教育」を行っている。学期ごとに各学年から一人ずつ「さわやか賞」「はつらつ賞」「ひたむき賞」が選出され、賞状と記念品が授与される。
現在空席
キャンパスの広さは15万m²を超える。東京ドーム3つ分の広さがある。3つのコンピュータ室、メディアセンターなどの学習設備、カフェテリア、競技別の10のグラウンドをはじめ、第1体育館(アリーナ、柔道場、剣道場、卓球場、体操上)、第2体育館(アリーナ、ウエイト場、ピロティー(屋内の人工芝施設)、プール、テニスコート、などの施設・設備がある。グラウンドは、タータントラック(ラグビー場)や、全面人工芝のサッカーグラウンド、野球場などがある。公式戦で使用される場合もある。第二体育館にはエアコンが設置された。
教室は黒板ではなくてすべてホワイトボードになっている。すべての教室にプロジェクターが設置されており、教員の画面などを見ることができる。生徒一人ひとりがICT(Chromebook)を持っているため活用する授業が多くある。友達とスライドを一緒に作成して発表をしたり、レポート作成などがある。
中高ともに、授業ごとにその能力に応じてクラスを編成する「レッスンルーム(LR)制」(習熟度別クラス)を導入している。
レッスンルームコースにおいて、主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)で、教科ごとにLRが編成される。実技教科はホームルーム(HR)クラスで受ける。
1年次〜2年次2学期末までは、主要3教科が6段階のLR、理科社会3段階のLRで編成され、定期試験やベネッセの模試の結果でLRの入れ替えが行われる。
2年次3学期以降は、国語・数学・英語において、特進コース(IGSコース、AEMコース)入学を目指し発展的な学習を行うLR A・Bと、基礎学力を養成するLR 1・2・3に分けて編成される。試験問題がA・Bと 1・2・3で異なることから、LR入れ替えの際はLR A・BとLR 1・2・3は別々に行われる。そのため、一度A・Bクラスに入ると1・2・3クラスになることはなく、逆に1・2・3クラスからA・Bクラスになることもない。理科・社会はこれまで通りのLR編成である。
3年次以降は国語・数学・英語において、特進コース(IGSコース、AEMコース)入学を目指し発展的な学習を行うLR S・A・Bと、基礎学力を養成するLR 1・2・3に分けて編成される。
※LR1・2・3からでも特進コースを目指すことができる
3学期の高校入試終了後は、主要3教科においては特進コース進学者と進学コース進学者でLRが分けられ、授業が行われる。理科・社会はこれまで通り。
LRS・ A・Bの生徒はAEMコース、IGSコース1組、IGSコース2組、進学コースと選択できる。LR1・2・3の生徒はIGSコース1組、IGSコース2組、進学コースと選択できる。AEMコースを選択することができない。
高等学校では、基礎LRという大きなくくりの中にLRというものがある。定期試験ごとにLRのクラスが入れ替わる。基礎LRは成績順ではないが、LRは成績順で分けられている。
なお、実技科目は基礎LRごとに受けるため、HRクラスで受けることはない。
選択科目の実施は高校のみとなっている。
「音楽Ⅰ」「美術Ⅰ」「書道Ⅰ」のいずれか1つを選択し、2年間かけて履修する。
理系選択者の中で「物理」「化学」を選んだ人は1学期期末テストまで「物理基礎」を履修する。その後、2学期中間テストから学年末テストまでに選択をした「物理」「化学」をそれぞれ履修していく。
理系選択者の中でも「生物」を選んだ人は1年間を通して「生物」を履修する。理科基礎科目は「物理」「化学」とは違って「地学基礎」を履修する。
文系選択の人は「地学基礎」を一年間履修する。
※理科、社会は特進コースの生徒と合同で授業を行う
3年次では選択科目がさらに増え、H帯・I帯・J帯・K帯・L帯の5ブロックに分けられ週18時間履修する。
また、これらの科目では、特進コースの生徒と合同で授業を行うことがある。
生徒の大多数を占めている。習熟度別クラス(LR)授業が行われ、2年次にHRクラス替えが行われる。3年次にはHRの入れ替えがない。
特進クラスである。HRクラス替えがなく、3年間同一クラスで学びを深める。学級担任も特別な場合がなければ変わることがない。
1年次は、進学コースのようにLR制での授業は行われず、実技科目を除く全教科をHRクラスで受ける。
2年次以降は、選択教科ではLR制が導入されるが、必修科目はこれまで通りHRクラスで受ける。(理科・社会は進学コースの人と合同でのLR授業)
※数学は必修科目だが2年時はIGSコース内でのLR制
これまで「付属中出身者(内進生)のみのクラス」1クラス(IGS1組)と「高校から入学する生徒(高入生)・内進生の混合クラス」2クラス(IGS2組)の計3クラスに分けられていたが、2019年度入学生は「内進生のみのクラス(IGS1組)」が2クラスに増え、計4クラスとなった。
2020年度入学生は「内進生のみのクラス(IGS1組)」が1クラスに減ったが、「高入生・内進生の混合クラス(IGS2組)」が3クラスに増え、変わらず4クラスとなっている。
2021年度入学生は「内進生のみのクラス(IGS1組)」が2クラス、「高入生・内進生の混合クラス(IGS2組)」が3クラスになり計5クラスとなった。
2022年度入学生は、「内進生のみのクラス(IGS1組)」が1クラス、「高入生・内進生の混合クラス(IGS2組)」が2クラスとなった。
2023年度入学生は、「内進生のみのクラス(IGS1組)」が1クラス、「高入生・内進生の混合クラス(IGS2組)」が2クラスとなった。
2024年度入学生は、「内進生のみのクラス(IGS1組)」が1クラス、「高入生・内進生の混合クラス(IGS2組)」が4クラスになり計5クラスとなった。
7時間目は、「内進生のみのクラス(IGS1組)」は帰宅、部活参加、授業参加と選べるが、「高入生・内進生の混合クラス(IGS2組)」は部活参加、授業参加しか選ぶことができない。7時間目は火曜日、木曜日、金曜日に行われる。
英会話や受験対策など英語を中心とした授業を行うほか、夏休みには、4泊5日の日程で「サマースクール」という勉強合宿が行われる(希望者のみ)。
また、2年次の6月末から7月中旬にかけ、希望者はアメリカ西海岸にある大学で語学研修を約2週間行う。
2024年度より、中学校にIGS(6ヵ年)コースが設立予定である。現存する高校のIGS(特進)コースと、AEM(英数特進)コースの特徴を6ヵ年の中にバランスよく散りばめたコースで,キャリアデザインの構築の為に、多種多様な課外活動を実施し、考える力を養う。また、週に二時間、放課後に行われる特別授業や、高校のIGS生によるチューター制度などで,高2終了次までに一通りの学習を終わらせ,難関大学への合格を目指す。
2021年度から新しく新設された特進コース。附属中出身者を含めたクラスが1クラス。
東京大学や京都大学などの最難関国公立大学や医学部、海外大学を目指すコース。7時間目があり進学補講(ESTゼミ)と呼ばれている。ESTゼミは月曜日以外毎日行われている。90分週2回の「数学ESTゼミ」、50分週1回の「英語ESTゼミ」に加えて、50分週1回の「理科ESTゼミ」を実施している。理科では実験をしたりしている。
ブリティッシュヒルズ(福島県)で、3泊4日の英語合宿など英語に特化した特別講習などがある。
定期テストはほとんどない。国語、社会のみ定期テストがある。それ以外の科目は模試などの点数によって成績(評定)がでる。
高2課程の修了と同時に、高校3年間の履修内容をほぼ終える。3年次は入試科目演習、資格試験対策を中心に授業が展開される。
理系選択者が多数を占めるが、文系選択者も数人いる。
2020年度から土曜日授業が廃止になった。その代わり、2020年度から土曜講座が始まった。自分でやりたいと思ったもののみ受講をすることができる。お金はかかるが、ハイレベル講座や卒業生の方の講演、企業の方に来ていただくなど様々な講座がある。オンライン、教室での対面講座、ハイブリッドなど受講形態を選べるものもある。
※中高一貫教育という性質上、中学校単体での卒業式は行われない。卒業証書は修了式後に個別に授与される。
※校外学習、遠足、修学旅行、その他校外活動の行先は、中高ともに2019年度のもの。
毎年6月上旬に「松陰祭」と呼ばれる文化祭が2日間行われる。特にクラス出店に力を入れており、規模は県内最大級である。
1日目は生徒のみを対象とした校内公開が行われ、2日目には一般公開が行われる。
中学校では、全生徒がいずれか1つのクラブに参加する。
運動部も文化部も大変活発で、創立以来、技術を向上させることだけではなく、フェアプレーの精神を学び、マナーを重んじる方針をとってきた。それが、多くのクラブの全国大会出場につながっていると言えるだろう。
中学校ではクラブが必須だが、高校では必須ではなくなった。
なお、学期中の活動は最終下校時刻(19:00)までに校門をでることとなっている。
※テスト前などでは最終下校が早まることがある
創立者の山口は、高校創立時に大学設置構想を持っており、八千代松陰学園において国際人を輩出させるべく、「国際松陰大学(仮称)」を創立する計画があった。1983年(昭和58年)に山口が病に倒れたため学校法人八千代学園理事会により計画永久凍結が決定された。八千代松陰中学校職員室隣に「新大学設置準備室」があった[3]。
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