Loading AI tools
クイーンの楽曲 ウィキペディアから
「伝説のチャンピオン」(でんせつのチャンピオン、英語: We Are the Champions)は、イギリスのロックバンド・クイーンの楽曲。作詞・作曲は、フレディ・マーキュリー。日本でも、しばしば原題に合わせて「ウィー・アー・ザ・チャンピオンズ」と呼ばれる事もある。
「伝説のチャンピオン」 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
クイーン の シングル | |||||||
初出アルバム『世界に捧ぐ』 | |||||||
B面 | ウィ・ウィル・ロック・ユー | ||||||
リリース | |||||||
ジャンル | スタジアム・ロック | ||||||
時間 | |||||||
レーベル |
EMI Elektra ワーナー・パイオニア/エレクトラ | ||||||
作詞・作曲 | フレディ・マーキュリー | ||||||
プロデュース | マイク・ストーン | ||||||
チャート最高順位 | |||||||
| |||||||
クイーン シングル 年表 | |||||||
| |||||||
|
「ユー・アー・ザ・チャンピオンズ」 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
クイーン + アダム・ランバート の シングル | |||||||
リリース | |||||||
録音 | 2020年 | ||||||
ジャンル | ロック | ||||||
時間 | |||||||
レーベル | ヴァージンEMI | ||||||
作詞・作曲 | フレディ・マーキュリー | ||||||
プロデュース |
ブライアン・メイ ロジャー・テイラー | ||||||
クイーン + アダム・ランバート シングル 年表 | |||||||
| |||||||
|
初出アルバムは、1977年の『世界に捧ぐ』[3]。楽曲自体は、1975年リリースの『オペラ座の夜』収録の「ボヘミアン・ラプソディ」よりも先に完成していたが、フレディの「時期が早すぎる」という判断で、発表は先送りにされた。1985年にロンドンのウェンブリー・スタジアムにて開催されたチャリティー・コンサート「ライヴエイド」出演時に演奏された楽曲の一つ[4]。本公演での音源は、映画『ボヘミアン・ラプソディ』で使用され、本作のサウンドトラック盤『ボヘミアン・ラプソディ (オリジナル・サウンドトラック)』に収録されている。
先行シングルとしてリリースされ、全英最高2位、全米最高4位、カナダで3位のヒットを記録し、アメリカにおいては、その時点で最も売れたクイーンの楽曲となった[5] [6]。本楽曲と「ウィ・ウィル・ロック・ユー」の2曲は、両者がラジオで続けて流されることの多かったアメリカを中心に、つながった1曲と解釈されることが多く、発表以降のクイーンのライブでも、決まって最後に2曲続けて演奏されるテーマソング的な地位を占めることとなった。1986年、アルバム『カインド・オブ・マジック』のリリースにあわせて開催された「マジック・ツアー」では、両曲の間に、「心の絆」を挟むかたちで演奏された。
シングルがリリースされた当時は、「歌詞の『チャンピオン』は、自分たちのことを指し、自分たちが世界一だと思い上がっているのではないか」と批判されたが、後にブライアン・メイは、「この曲は自分たちをチャンピオンだと歌っているのではなく、世界中の一人ひとりがチャンピオンなのだと歌っている」と反論している。
NME誌は、本楽曲がイギリス中のサッカーの試合で使用されるようになったことを受け、「あの曲は世界中のサッカーファンのために作られたようなものだよ。あっという間にスタンド席でヒットするだろうね。バカな奴らにはピッタリな作戦だ」と批判記事を掲載した。さらに、パンクが世界的にブームになり始めた1977年以降には、「時代遅れ」として非難し、アルバム『ジャズ』がリリースされた際には「あなたに聴覚障害の親戚がいたら、是非クリスマスの贈り物には『ジャズ』を差し上げて下さい」と評した。
2011年、イギリス・ゴールドスミス大学の研究チームは、音楽心理分析学の観点から、本楽曲は、ポップ・ミュージック史上最もキャッチーな曲だという研究結果を発表した。被験者を使った実験を通じて、一緒に口ずさみたくなるようなヒット曲は、総じて次のような要素を持つことを見出した。
そして、これらの4要素を最もよく兼ね備えた曲は「伝説のチャンピオン」だとし、これに続くものとして、ヴィレッジ・ピープルの「Y.M.C.A.」、ヨーロッパの「ファイナル・カウントダウン」、ジ・オートマティックの「モンスター」を挙げた[7][8]。
ハ短調(Cマイナー)でピアノとボーカルのみの弾き語りからスタートし、前半は落ち着いたバラード調。その後、曲のタイトルを歌詞にしたヘ長調(Fメジャー)に転調してサビに移る。これを2コーラス繰り返し、最後に再びサビに移ってエンディングを迎える。
スタジオ音源の最後は、"We are the champions…" という歌詞の後で打ち鳴らされるCメジャーの音でカットアウトされて終わっているが、ライヴでは "of the world" まで歌いきって、Fメジャーの完全終止形で終わることが多い。
ミュージックビデオでは、ステージで演奏しているメンバーと、白と黒のタイツを身に着けたマーキュリーが、スタンドマイクで歌う様子が収められている。曲の後半には、観客をバックに上からのカメラに向かってマーキュリーが歌い、カメラが一気にマーキュリーを下から見上げるように写すのと同時に、マーキュリーと観客が高らかに手を振り上げている。曲の最後には、Cメジャーの音の中で観客が騒ぎ立てている様子が静かに映し出される。このミュージックビデオでは、クイーンのファンクラブのメンバーが観客として出演しており、撮影終了後には特別コンサートが行われた。
2020年には、クイーン + アダム・ランバート名義で新バージョン「ユー・アー・ザ・チャンピオンズ」を発表した[9]。
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「伝説のチャンピオン」(We Are the Champions) | Mercury | |
2. | 「ウィ・ウィル・ロック・ユー」(We Will Rock You) | May | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「伝説のチャンピオン」(We Are the Champions) | Mercury | |
2. | 「ウィ・ウィル・ロック・ユー」(We Will Rock You) | May | |
3. | 「ファット・ボトムド・ガールズ」(Fat Bottomed Girls) | May | |
合計時間: |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「伝説のチャンピオン」(We Are the Champions) | Mercury | |
2. | 「ウィ・ウィル・ロック・ユー / 伝説のチャンピオン」(We Will Rock You/We Are the Champions) | May/Mercury | |
合計時間: |
その歌詞から、「ウィ・ウィル・ロック・ユー」と並んでサッカーを初めとした、世界的なスポーツ・イベントで用いられることも多い。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.