京都中央郵便局(きょうとちゅうおうゆうびんきょく)は、京都府京都市下京区にある郵便局。民営化前の分類は集配普通郵便局であった。
併設施設
- ゆうちょ銀行京都店(大阪支店京都出張所):取扱店番号440890
- かんぽ生命保険京都支店 - 京都府内で唯一の同社直営店舗である。
- 日本郵政近畿郵政健康管理センター京都中央分室
分室
分室はなし。かつては存在した分室は以下の通り。
- 中央市場内分室 (44089A) - 民営化に伴い、当局にゆうちょ銀行の直営店が設置されるのに先立ち、2007年(平成19年)7月30日に右京郵便局に所属が変更された。
- ホテル洛陽内分室 - 1952年(昭和27年)に廃止。
- 小包分室 - 1961年(昭和36年)に廃止。
- 京都駅内分室 - 郵便窓口業務のみ取扱。1965年(昭和40年)に廃止。
- 1880年(明治13年) - 京都停車場構内に京都七条電信分局として誕生。
- 1902年(明治35年)1月21日 - 京都郵便電信局七条電信支局を京都郵便電信支局に改定[1]。
- 1903年(明治36年)4月1日 - 通信官署官制の施行に伴い京都七条郵便局(二等)となる[1]。
- 1911年(明治44年)8月1日 - 七条郵便局に改称[1]。
- 1927年(昭和2年)12月11日 - 中央市場内分室を設置。
- 1947年(昭和22年)8月15日 - 下京区七条堀川に、ホテル洛陽内分室を設置[2]。
- 1949年(昭和24年)2月1日 - 京都中央郵便局に改称[3]。京都郵便局[4]から、大阪逓信局より分掌する管理事務を移管。
- 1952年(昭和27年)
- 1月11日 - ホテル洛陽内分室を廃止。
- 2月11日 - 京都駅内分室を設置。
- 1961年(昭和36年)
- 9月30日 - 庶務課分室を廃止。
- 10月1日 - 小包分室を廃止。
- 10月2日 - 下京区烏丸通七条下ル東塩小路町から、同区東塩小路町へ地上6階建ての局舎を新築、移転するとともに、和文電報受付、電話通話、国内欧文電報受付、国際電報受付の各業務を開始。
- 1965年(昭和40年)2月1日 - 京都駅内分室を廃止。
- 1966年(昭和41年)7月1日 - 中央市場内分室における簡易生命保険および郵便年金の窓口事務を廃止。
- 1967年(昭和42年)2月13日 - 中央市場内分室を下京区朱雀分木町から同区朱雀宝蔵町へ移転。
- 1991年(平成3年)10月1日 - 外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務取扱を開始。
- 2007年(平成19年)
- 7月30日 - 中央市場内分室を右京郵便局へ所属変更(44089A→44004A)[5]。
- 10月1日 - 民営化に伴い、併設された郵便事業京都支店、ゆうちょ銀行京都店、かんぽ生命保険京都支店に一部業務を移管。
- 2012年(平成24年)10月1日 - 日本郵便株式会社の発足に伴い、郵便事業京都支店を京都中央郵便局に統合。
- 2018年(平成30年)2月19日 - 地域区分業務を京都郵便局(京都府城陽市)へ移管。
現在の建物は、1961年(昭和36年)に竣工し1983年(昭和58年)に増築された地下1階地上6階建てで、高さは約40メートル、延床面積は43,000平方メートル。下層階は配送車の発着や作業のため通常の建物より天井が高い[6]。
建物が老朽化し郵便物の輸送が鉄道からトラックなどへ替わったため、複合ビルへの建替え構想が公表されている。構想では、隣の京都駅ビル開発の立体駐車場と一体で再開発し、2029年度の建物完成を目指す。敷地10,200平方メートル、地上11階〜14階・地下3階〜6階、高さは45〜60メートルの規模で[7]、京都駅とは連絡通路でつながり、バスターミナルの一部を移設する。郵便物の窓口業務は2025年に京都駅周辺への移転が予定されている[8]。
山口修監修 『全国郵便局沿革録 明治編』P239 日本郵趣出版 1980年12月28日発行
日本郵政公社ホームページ「郵便局の改廃情報」平成19年7月20日発表分