亀山 郁夫(かめやま いくお、1949年2月10日 - )は、日本のロシア文学者、翻訳家。名古屋外国語大学学長[1]、東京外国語大学名誉教授。日本芸術院会員。
概要 亀山 郁夫(かめやま いくお), 誕生 ...
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専門はロシア文化・ロシア文学。ソ連時代の芸術や文化、特にドストエフスキーについて論評・訳書を多く著している。
- 1998年、木村彰一賞 (『破滅のマヤコフスキー』)
- 2002年、第29回大佛次郎賞 (『磔のロシア スターリンと芸術家たち』)
- 2007年、毎日出版文化賞特別賞 (翻訳ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』)
- 2008年、プーシキン・メダル (翻訳ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』)
- 2013年、読売文学賞研究・翻訳賞 (『謎とき「悪霊」』)、2012年度(第64回)
- 2019年、日本藝術院会員[3]
- 2021年、「ドストエフスキーの星」勲章
放送テキスト
- 『NHKスタンダード40 ロシア語』(日本放送出版協会) 2000、普及版 2008 - CDブック
- 『悲劇のロシア NHK「知るを楽しむ」』(日本放送出版協会) 2008[注釈 1]
- 『新訳「カラマーゾフの兄弟」-「父殺し」の深層 「NHKカルチャーアワー」』(日本放送出版協会) 2008[注釈 2]
- 『NHK「100分de名著」 罪と罰 ドストエフスキー』(NHK出版) 2013[注釈 3]
- 『NHK「100分de名著」 カラマーゾフの兄弟 ドストエフスキー』(NHK出版) 2019、再版 2021
- 『別冊NHK「100分de名著」 集中講義ドストエフスキー 五大長編を解読する』(NHK出版) 2021
編著、共著、共編
- 『ドストエフスキーの現在』(江川卓、JCA出版) 1985
- 『ポエジア - 言葉の復活』(大石雅彦、国書刊行会、ロシア・アヴァンギャルド5) 1995
- 『ファシズムの想像力』(小岸昭ほか、人文書院) 1997
- 『詩女神の娘たち』(沓掛良彦, 和田忠彦, 沼野充義, 牛島信明ほか、未知谷) 2000
- 『現代ロシア文化』(望月哲男, 鈴木正美, 貝澤哉, 桑野隆, 沼野充義, 井桁貞義, 西中村浩共著、国書刊行会) 2000
- 『ロシア - 闇と魂の国家』(佐藤優との対話、文春新書) 2008
- 『ドストエフスキー「悪霊」の衝撃』(リュドミラ・サラスキナとの対話、光文社新書) 2012
- 『村上春樹の読みかた』(石原千秋, 三浦雅士, 藤井省三, 加藤典洋共著、菅野昭正編、平凡社) 2012
- 『ロシア革命100年の謎』(沼野充義との対話、河出書房新社) 2017
- 『万葉集の詩性』(中西進編、角川新書) 2019 - 「万葉集とわたし」を寄稿
- 『ドストエフスキー 表象とカタストロフィ』(望月哲男ほか共編、名古屋外国語大学出版会) 2021
- 『総特集ドストエフスキー 生誕二〇〇年 現代思想』2021年12月臨時増刊号(望月哲男ほか責任編集、青土社)
- 『愛、もしくは別れの夜に』(エリス俊子共編、名古屋外国語大学出版会、Artes MUNDI 叢書) 2023 - 訳詩集
注釈
NHK教育テレビテキスト、2月-3月の月曜日「この人この世界」を担当。
各・教育テレビテキスト、12月を担当。なお2011年度より日本放送出版協会→NHK出版に社名変更。
出典
- 2019/11/30下野新聞
森若奈 (2017年5月20日). “日本ドストエフスキー協会 名外大学長ら立ち上げ”. 中日新聞 (中日新聞社): p. 朝刊 県内版 18