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三菱倉庫株式会社(みつびしそうこ、英: Mitsubishi Logistics Corporation)は、東京都中央区日本橋に本社を置く、物流を主な事業とする企業。三菱グループに属しており、三菱金曜会と三菱広報委員会に加盟している[2][3]。日経平均株価の構成銘柄の一つ[4]。
日本橋ダイヤビルディング | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 |
大証1部(廃止) 9301 1949年5月14日上場 |
本社所在地 |
日本 〒103-8630 東京都中央区日本橋一丁目19番1号 (日本橋ダイヤビルディング) |
設立 | 1887年4月15日 |
業種 | 倉庫・運輸関連業 |
法人番号 | 8010001034947 |
事業内容 |
倉庫事業 陸上運送事業 港湾運送事業 国際運送取扱事業 ビル賃貸業を中心とした不動産事業 |
代表者 |
藤倉正夫(代表取締役社長) 奈良場三郎(代表取締役常務取締役) |
資本金 | 223億9300万円 |
発行済株式総数 |
8796万739株 (2021年3月31日現在) |
売上高 |
連結:2137億2900万円 単独:1978億8500万円 (2021年3月期) |
営業利益 |
連結:117億3500万円 単独:93億7600万円 (2021年3月期) |
経常利益 |
連結:160億1300万円 単独:139億6400万円 (2021年3月期) |
純利益 |
連結:391億6000万円 単独:385億7300万円 (2021年3月期) |
純資産 |
連結:3268億2900万円 単独:2992億4900万円 (2021年3月期) |
総資産 |
連結:5357億6100万円 単独:4839億1700万円 (2021年3月期) |
従業員数 |
連結:4,708名 単独:957名 (2023年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)16.82% 日本カストディ銀行(信託口)6.43% 明治安田生命保険 6.23% 三菱地所 4.43% ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 2.53% 東京海上日動火災保険 2.47% AGC 2.00% 三菱UFJ銀行 1.82% 竹中工務店 1.82% キリンホールディングス 1.79% (2021年3月31日現在) |
主要子会社 |
菱倉運輸 100% ダイヤビルテック 100% 米国三菱倉庫 100% |
外部リンク |
www |
特記事項:財務データは2021年3月期 第218期 有価証券報告書[1]による |
三菱倉庫の前身である東京倉庫が1887年(明治20年)に創設されてから、1918年(大正7年)に今の「三菱倉庫」への社名変更を経て、2007年(平成19年)で創設120周年を迎えた。
三菱財閥の中では、日本郵船、三菱商事、三菱重工、三菱UFJ銀行に次いで創設された伝統と歴史のある企業である。
1930年(昭和5年)に竣工し本店があった江戸橋倉庫ビルは、船体を連想させる特徴的な外観を持ち、表現派風建築の代表的作品として東京都選定歴史的建造物の選定を受けている。本店は同ビルの建て替えのため中央区新川に一時移転したものの、2014年(平成26年)に竣工した日本橋ダイヤビルディングに再び戻った。日本橋ダイヤビルディングは旧江戸橋倉庫ビルの外壁を随所に保存した高層建築であり、東京都選定歴史的建造物に選定されている。
大きく分けると「物流」と「不動産業」の2つに分類される。 「倉庫事業」をはじめ「港湾運送」「国際輸送」、そして「不動産事業」が主な事業内容である。
物流事業は、120年の伝統を誇り世界中に関連会社を持ち、実績は日本の倉庫業界では首位である。日本最大の倉庫も保有している。 各国子会社との連携も強く、医薬品・化学品取り扱いでは実績が高い。神戸・六甲アイランド、東京大井と、東西2箇所で合計訳63千冷蔵トンの冷蔵倉庫を持つ。
また不動産事業での収益も大きく、ビル・商業施設・住宅と活発に展開している。ビル事業では、東京ダイヤビルディング[7]をはじめとする“データセンタ対応ビル”を多く手がけており、賃貸ビルでありながら、非常用発電機や高い耐震性能、マルチキャリア等を兼ね備えたビルの分野では、パイオニアであり、日本最大規模のシェアを持っている(ちなみに東京ダイヤビルディングは日本最大の免震ビルである)。
商業施設は、神戸に複合商業施設である神戸ハーバーランド等がある。また、横浜では2006年8月24日に横浜駅東口に横浜ベイクォーターが開業した。
住宅事業としては、ナビューレ横浜タワーレジデンスやM.M.TOWERS FORESISをはじめとする分譲マンションの開発も手掛けている。
横浜駅東口の同社敷地の再開発のしめくくりとして、同駅周辺では最大規模であり、統一された意匠とガラスカーテンウォールの外装が特徴の横浜ダイヤビルディング[8]を2009年12月16日に竣工させた。
横浜ダイヤビルディングは、地上31階・地下2階・塔屋2階、高さ157.7m(横浜ではランドマークタワー、クィーンズタワーA棟に次ぐ、3番目に高い)、延床面積69,977㎡であり、3~6階までは商業施設として隣接する横浜ベイクォーターと各フロアで接続して一体化、7~30階の低・中・高層部は賃貸オフィスで構成される。
横浜ダイヤビルディングは、1990年代以降、大規模オフィスビルの開発が滞っていた横浜において、久々に建設された大規模オフィスビルであり、東京都内にて相次いで建設されている2000年代のオフィスビルに伍する高品質なオフィスビルである。同時に建設されたペデストリアンデッキ(ベイクォーターウォーク)にて横浜駅と直結し、雨に濡れずに駅まで行くことができる。
三菱倉庫の所有ビルには、「横浜ダイヤビルディング 港北館」[9]も存在するので、注意が必要である。なおポートサイド地区にある「ポートサイドダイヤビル」の所有者は、三菱重工業系列企業の菱重ファシリティー&プロパティーズである。
物流部門
不動産部門
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