三原朝彦

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三原朝彦

三原 朝彦(みはら あさひこ、1947年5月23日 - )は、日本政治家。元衆議院議員(8期)。

概要 生年月日, 出生地 ...
三原 朝彦
みはら あさひこ
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2020年、マプトにて
生年月日 (1947-05-23) 1947年5月23日(77歳)
出生地 日本 福岡県遠賀郡遠賀町
出身校 一橋大学法学部
カールトン大学大学院
前職 議員秘書
所属政党自由民主党田中派竹下派)→)
新党さきがけ→)
自由民主党(竹下派)
称号 法学士(一橋大学)
国際関係学修士(カールトン大学)
親族 父・三原朝雄(元文部大臣
兄・三原征彦(元北九州市議会議員)
甥・三原朝利(元北九州市議会議員)

選挙区旧福岡2区→)
比例九州ブロック→)
福岡9区
当選回数 8回
在任期間 1986年7月8日 - 1996年9月27日
2003年10月21日 - 2009年7月21日
2012年12月19日[1] - 2021年10月14日
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フィリッペ・ジャシント・ニュシモザンビーク共和国大統領と会談する三原(2020年、マプトにて)

経歴

福岡県遠賀郡遠賀町出身。1966年福岡県立東筑高等学校卒業。1972年一橋大学法学部を卒業。その後、アメリカカナダ留学[注 1] を経て父・三原朝雄秘書等を務めた。

1986年第38回衆議院議員総選挙旧福岡2区から自由民主党公認(田中派)で出馬し初当選。1990年第39回衆議院議員総選挙に旧福岡2区から自民党公認(竹下派)で出馬し2期目の当選。1992年防衛政務次官に就任。

1993年新党さきがけの結成に参加、第40回衆議院議員総選挙に旧福岡2区から同党公認で出馬し、3期目の当選。1995年、衆議院外務委員長に就任。1996年、新党さきがけ国会対策委員長。小選挙区制導入後の第41回衆議院議員総選挙福岡9区北九州市西部)から新党さきがけ公認で出馬するが、新日本製鐵などの労組勢力の強い選挙区事情もあり新進党現職北橋健治に敗北し落選(76,974票)。1997年、落選中に新党さきがけを離党し自民党に復党。

復党後は小渕派を経て、江藤・亀井派に所属。2000年第42回衆議院議員総選挙に自民党公認で福岡9区から出馬するが、落選(81,809票)。2003年第43回衆議院議員総選挙に自民党公認で福岡9区から出馬、選挙区では敗れるが、比例復活し4期目の当選。7年ぶりに国政に復帰した(99,091票)。2005年第44回衆議院議員総選挙に自民党公認で福岡9区から出馬、小選挙区制移行後で初めて選挙区で勝ち上がり、5期目の当選(121,465票、北橋も比例復活で再選)。衆議院国際テロ・イラク人道支援特別委員会委員長に就任。2006年中央政治大学院院長に就任。日韓トンネル研究会顧問に就任。2007年8月、自由民主党党国際局長に就任。2009年8月、第45回衆議院議員総選挙に自民党公認(公明党推薦)で福岡9区から出馬するが[2]、小選挙区で民主党新人の緒方林太郎に敗れ、比例復活もならず落選。

2012年12月、第46回衆議院議員総選挙に自民党公認で福岡9区から出馬し6期目の当選。国政へ復帰。2014年12月、第47回衆議院議員総選挙に自民党公認で福岡9区から出馬し7期目の当選。自民党副幹事長2016年1月、衆議院原子力問題特別委員会委員長[3]2017年10月、第48回衆議院議員総選挙に自民党公認で福岡9区から出馬し8期目の当選[4]自由民主党総務会副会長[5]世界銀行国会議員連盟会長[6]

2021年10月、第49回衆議院議員総選挙に自民党公認で福岡9区から出馬したが無所属の緒方に敗れ落選。翌月末に事務所を閉鎖した[7]

政策

人物

  • 中選挙区の時代は、旧筑前国のうち北九州市西部と遠賀・直鞍・嘉飯山地域からなる旧福岡2区を地盤としていた。旧福岡2区は、小選挙区制導入後は北九州市地域の福岡9区と、それ以外の地域の福岡8区とに分かれた。三原は遠賀町が地元であるため本来の地盤は福岡8区だが、この地は飯塚市出身の麻生太郎にとっても地盤である。そこで、1996年当時、三原が所属していたさきがけは自民党と連立政権を組んでいたこともあり、当時の最大野党である新進党や同じく日本労働組合総連合会を中心とした新党(旧民主党)に対抗するために調整が行われた結果、遠賀町は北九州市に近いという理由から、三原が9区に回った。
  • 衆議院外務委員長や自由民主党国際協力調査会会長などを務め、アフリカ諸国に対する国際協力などに取り組む[14]
  • 2017年7月山際大志郎議員とオマーンを訪問し、齊藤貢特命全権大使らとスナイディ商工相と意見交換を行ったのち、住友商事幹部らとアル・グブラIWP事業の視察などを行った[15]

家族・親族

統一教会との関係

  • 三原が支部長を務める自民党福岡県第9選挙区支部が第43回衆議院議員総選挙直前の2003年11月6日に統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体である「世界平和連合」から30万円の政治献金を受け取っていたことが、福岡県選挙管理委員会が公表した政治資金収支報告書から判明している[18]
  • 2021年6月11日、統一教会の関連団体「天宙平和連合」が創設した世界平和国会議員連合の日本の議員連盟「日本・世界平和議員連合懇談会」の総会が衆議院第一議員会館で開催。三原を含む20人の国会議員が出席し[19]、三原は副会長に就任した。同議連は前年に設立された団体で、初代会長は大野功統だった[20][21]。総会で会長に選出された原田義昭は6月15日、フェイスブックにその旨を記載するとともに、出席議員と国際勝共連合会長の梶栗正義がガッツポーズをする写真を掲載した[19][21]。翌16日、原田は投稿から写真だけ削除した[22]。教団は同年10月の衆院選に立候補した議連参加者を支援し、電話かけなどを熱心に行った[19]
  • 2022年6月13日、「日本・世界平和議員連合懇談会」は総会を開催。三原は顧問に就任した。同じく顧問の国際勝共連合会長の梶栗が講演をし、講演の際、統一教会の関連団体「平和政策研究所(IPP)」が発行する「政策情報レポート」が配られた。総会資料のアンケート用紙には、梶栗が会長を務める統一教会の友好団体「世界平和連合」に関する記述があり、「次期参議院選挙の地方区で、世界平和連合の応援を希望する議員がおられればお書き下さい」と書かれてあった[23]

所属団体・議員連盟

選挙歴

さらに見る 当落, 選挙 ...
当落選挙執行日年齢選挙区政党得票数得票率定数得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第38回衆議院議員総選挙1986年07月06日39旧福岡2区自由民主党8万3204票14.67%54/6/
第39回衆議院議員総選挙1990年02月18日42旧福岡2区自由民主党9万643票16.13%53/6/
第40回衆議院議員総選挙1993年07月18日46旧福岡2区新党さきがけ10万201票19.10%52/6/
第41回衆議院議員総選挙1996年10月20日49福岡9区新党さきがけ7万6974票35.74%12/3/
第42回衆議院議員総選挙2000年06月25日53福岡9区自由民主党8万1809票34.92%12/4/
比当第43回衆議院議員総選挙2003年11月09日56比例九州(福岡9区)自由民主党9万9091票43.65%212/36/8
第44回衆議院議員総選挙2005年09月11日58福岡9区自由民主党12万1465票47.63%11/3/
第45回衆議院議員総選挙2009年08月30日62福岡9区自由民主党10万9807票42.59%12/4/
第46回衆議院議員総選挙2012年12月16日65福岡9区自由民主党9万7419票45.99%11/4/
第47回衆議院議員総選挙2014年12月14日67福岡9区自由民主党8万7892票47.20%11/3/
第48回衆議院議員総選挙2017年10月22日70福岡9区自由民主党9万1329票45.71%11/3/
第49回衆議院議員総選挙2021年10月31日74福岡9区自由民主党7万6481票40.18%12/3/
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著作

  • 『普通の人から政治家へ-お金のハードルを越えて-』せいごの会、1996年5月。

脚注

関連項目

外部リンク

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