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イギリスの日刊新聞 ウィキペディアから
タイムズ(The Times)は、英国で1785年に創刊した世界最古の日刊新聞である。発行部数は2020年時点で35万9960部である[3]。また、日本の読売新聞(発行部数は686万部で世界一位)とも提携している。
ニューヨーク・タイムズなどの新聞との区別のためにロンドン・タイムズ、タイムズ・オブ・ロンドン(Times of London=ロンドンのタイムズ)などと呼ばれることもある。
ルパート・マードック率いるニューズ・コープのNews Internationalの傘下である。世界情勢に対するイギリス世論の形成に影響力がある。オーナー、マードックの政治思考が紙面に反映されることも多く論調は保守的。
1785年ジョン・ウォルターによってデイリー・ユニバーサル・レジスターの題字で創刊される。1788年1月1日に現在の名前、タイムズに新聞の名前を変更する。
ジョン・ウォルターは16年編集長を務めた後、1803年に経営権と編集長の座を息子に譲る。新聞に載せた内容が名誉毀損だとして ジョン・ウォルターはニューゲイト監獄に収監され、中で16ヶ月を過ごしたことがある。しかし、彼のヨーロッパ中、特にフランスからのニュースを集めるための先駆的な努力により、タイムズは官僚や資本家の中での評判を確立する。 タイムズは政治、科学、芸術、文学の著名な人からの寄稿を広く集め、掲載することでも評判を集める。
初期のこの新聞は競合他社も少なく、莫大な利益を得ていたため、取材活動に多額の費用を充てることができたのである。また、タイムズは国外に特派員を送った最初の新聞であり、戦場へ特派員を送ったのもタイムズが最初である。W・H・ラッセルは、陸軍に帯同する特派員としてクリミア戦争へ派遣され、イングランドに帰国してから、莫大な影響力を持っていた。1887年から北京へ派遣していたジョージ・アーネスト・モリソンが、1900年に義和団の乱に遭遇して55日間の籠城を伝えた特派員記事では柴五郎や日本を好意的に伝え、1902年の日英同盟締結に向けてイギリス国民の世論に大きな影響を与えた。
インデペンデント紙がタブロイドサイズ版を発行したことに追随、2003年11月今までの一般紙サイズに加えタブロイドサイズ版も発行されるようになった。2004年9月13日から北アイルランドでは平日はタブロイド判のみとなる。
タイム(Times Newspapers Ltd.)が発行する他の新聞。
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