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アニメ『ルパン三世シリーズ』のテレビスペシャルアニメ ウィキペディアから
『ルパン三世 グッバイ・パートナー』(ルパンさんせい グッバイ・パートナー)は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』のテレビスペシャルシリーズ第26作。2019年1月25日に日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』にて放送。視聴率は8.7% [1]。
ルパン三世 グッバイ・パートナー | |
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ジャンル | 単発テレビアニメ |
原作 | モンキー・パンチ |
脚本 | 秦建日子 |
監督 | 川越淳 |
声の出演 |
栗田貫一 小林清志 浪川大輔 沢城みゆき 山寺宏一 諏訪部順一 寿美菜子 ほか |
音楽 | 大野雄二 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー |
北條伸樹 稲毛弘之 塩出正樹 鈴木信也 山本剛士 野崎康次 |
制作 | 日本テレビ(企画・制作) |
製作 | トムス・エンタテインメント (製作・著作) |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
初回放送 | |
放送期間 | 2019年1月25日 |
放送時間 | 21:00-22:54 |
放送枠 | 金曜ロードSHOW! |
放送分 | 114分 |
回数 | 1回 |
再放送 | |
放送期間 | 2019年11月17日 |
放送時間 | 1:59-3:59 |
放送枠 | 映画天国 |
放送分 | 120分 |
回数 | 1回 |
番組年表 | |
前作 | ルパン三世 イタリアン・ゲーム |
次作 | ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト |
前作『ルパン三世 イタリアン・ゲーム』から約3年ぶりのTVスペシャルであり、完全新作ストーリーとしては2013年放送のTVスペシャル『ルパン三世 princess of the breeze 〜隠された空中都市〜』以来6年ぶりとなる[2]。本作はプロデューサーの稲毛弘之によると「原作誕生から51年目に突入し、ほかのアニメ作品では考えられない、次の50年に向けての「ルパン三世」テレビスペシャル第一弾」であるとのこと[3]。
本作放送から約3か月後の同年4月11日に原作者のモンキー・パンチが死去、同年5月1日に元号が「令和」に改元されたため、原作者の存命時及び平成最後のルパン三世のアニメ作品となった。また、同作の10か月後には元号が「令和」になって初のTVスペシャル『ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト』が制作されている。
前作『イタリアン・ゲーム』や『PART4』『PART5』など、当時のルパン作品は連続してトムス・エンタテインメントの子会社であるテレコム・アニメーションフィルム[注 1]が制作していたが、本作では久々にトムス自社で制作されている。
音楽については新曲以外にも『PART4』や『PART5』用に録音したが未使用となっていた楽曲が使用されている。
監督は2003年放送のTVスペシャル『ルパン三世 お宝返却大作戦!!』以来16年ぶりに川越淳が起用された。また、ルパン三世のTVスペシャルでは初めて、オープニングクレジットにおけるメインキャストの声優表示が廃止されている。
本作ではルパンが誰よりも信頼する相棒、次元の裏切りをテーマにしているが、お互い裏切ったと認識しながらも長年の相棒としてのコンビネーションと信頼が描かれている。
視聴率は、新作のTVスペシャルとしては歴代で最も低い(2024年現在)。ただし、前週に同枠で再放送された前作『イタリアン・ゲーム』よりは高い数字を記録している。
DVD版とBlu-ray版は2019年3月20日に発売された[4]。
また本作では衣装デザインが大きく変更されており、ルパンは本作後半、アニメでは初となる黒いジャケット[注 2][注 3]を着用し、次元は緑系統のダークスーツをそれぞれ着用している。不二子は、現代的な女子力を感じられるように設定されており[5]、本編前半では、これまでのアニメ作品では見られなかったストレートヘア姿で登場している[注 4]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
いつものようにお宝を奪うルパンとそんな彼を追っていた銭形であったが、銭形はルパンがいるシンガポールではなくラスベガスで警察に追われ、ルパンとの共謀罪で逮捕されてしまう。さらに、ショパンコンクールのファイナリストの少女・アリサが何者かに誘拐されてしまった。
南の島でバカンスを楽しむルパンの背後に現れた次元から、銭形が無実の罪で捕まり、今までの犯行も銭形がいたからできたものだというニュースが伝えられる。自身のプライドを踏みにじられたルパンは憤ってガセネタであることをニュース番組で伝えると、ニュースキャスターの指示で『タイムクリスタル』を盗んで欲しいと依頼される。いつものように盗みに成功したルパンだったが、長年の相棒である次元が「俺が仕組んだことだ」とルパン、五ェ門を裏切り、タイムクリスタルを奪ってしまう。
実は次元はかつての恋人の娘・アリサをアメリカの政治家、ロイ・フォレストに人質にされ、彼女を救うためにやむを得ず従っていた。しかし、次元の行動に違和感を抱いていたルパンは、クリスタルを偽物とすり替えていた。
その頃、次元が裏切る前にくれたライターのおかげで命拾いしたルパンは、黒幕を突き止めるために五ェ門と共に銭形を救出。共闘して警察のデータベースからロイに関する情報や不二子が絡んでいたことを知り、ロイのアジトに潜入する。
最終局面では銭形の協力でアジトへ向かったルパン達はそこで次元の裏切りの真相を知る。再び次元と対峙するルパンだったが、ルパンの思惑に気付いた次元はルパンで弾を跳ね返し、ロイの腕時計を破壊したことでアリサを自由の身にする。ロイを拘束した次元だったが実はそれは影武者であり、本物のロイはずっとその様子を監視していたのだった。
ルパンは仲間を救うためにタイムクリスタルを渡し、AIエミルカが起動する。ロイはそれを利用し、世界中の銀行をハッキングして金を奪い始めたが、楽譜がバックドアのパスワードに気付いたルパンによって阻止され、銭形に逮捕された。しかし、アメリカ軍の大規模攻撃により人類を敵と見なしたエミルカが暴走。ミサイルの飽和攻撃は電磁パルスを放つミサイルで無力化され、戦車や航空機による砲爆撃も迎撃される。さらに、ロイが護送車から脱走し、逃亡するという事態も重なる。アリサと不二子はエミルカの暴走を止めるため、2台あるピアノを2人それぞれが弾き続けたことにより、エミルカに得るはずのなかった「心」が宿り、密かに作られた自身の体に転送された。量子コンピューターの暴走もルパンと次元が放った80cm列車砲ドーラの砲弾で電源設備を破壊して機能停止に追い込み、二度と使われないよう、タイムクリスタル共々五ェ門によって斬られ、破壊された。
すべてが終わった後、アリサは不二子の自家飛行機でコンクール会場で送られて行った。次元は理由はどうであれ、仲間を裏切ったことに罪悪感を持つが、五ェ門は今回のことで自身はまだまだ精進が足りぬとしつつも、「過ぎたことだ」と許してやり、ルパンもこの件はさっぱり水に流し、再会を約束して去って行く。二人が去った後、銭形から逃げたロイが現れ、ルパン側についた次元を射殺しようとするが、自分にルパンを裏切らせるように仕組ませただけでなくアリサを人質として利用したロイを次元が許すはずもなく、「お前は決して踏み入れてはならないところに土足で踏み込んだ」という言葉と共にロイを射殺するのだった。
その後、アリサはコンクールで見事に優勝。次元も見に来てくれたことに気付き、心から喜び、ルパンも濡れ衣が晴れた銭形といつもの追いかけっこを再開するのであった。
本作では『PART5』に引き続き、峰不二子役の沢城みゆきがエンディングテーマを歌唱する。なお両テーマ曲は2019年1月23日発売のサウンドトラック『LUPIN THE THIRD 〜GOODBYE PARTNER〜』に収録される。
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