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ベネズエラ出身の野球選手 ウィキペディアから
ヤンガービス・アルフレド・ソラーテ(Yangervis Alfredo Solarte[1], 1987年7月3日 - )は、ベネズエラのカラボボ州バレンシア出身のプロ野球選手(内野手、外野手)。右投両打。
サンディエゴ・パドレス時代 (2016年6月22日) | |
基本情報 | |
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国籍 | ベネズエラ |
出身地 | カラボボ州バレンシア |
生年月日 | 1987年7月3日(37歳) |
身長 体重 |
5' 11" =約180.3 cm 220 lb =約99.8 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投両打 |
ポジション | 内野手、左翼手 |
プロ入り | 2005年 アマチュアFA |
初出場 |
MLB / 2014年4月2日 NPB / 2019年7月26日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | ベネズエラ |
WBC | 2017年 |
この表について
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愛称は「セクシータイム(Sexy time)」[2]。
2006年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ツインズでプロデビュー。53試合に出場して打率.278、2本塁打、29打点、2盗塁を記録した。
2007年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズでプレーし、52試合に出場して打率.303、1本塁打、33打点、7盗塁を記録した。
2008年はまずA+級フォートマイヤーズ・ミラクルでプレーし、42試合に出場して打率.238、3本塁打、16打点、2盗塁を記録した。7月からA級ベロイト・スナッパーズでプレー。41試合に出場して打率.218、17打点、7盗塁を記録した。
2009年はA+級フォートマイヤーズで開幕を迎え、8月からルーキー級ガルフ・コーストリーグでプレー。9月にAA級ニューブリテン・ロックキャッツへ昇格し、3試合に出場した。
2010年はA+級フォートマイヤーズでプレーし、45試合に出場して打率.320、2本塁打、15打点、3盗塁を記録した。夏期にはルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズでプレーした。
2011年はAA級ニューブリテンでプレーし、121試合に出場して打率.329、7本塁打、49打点、5盗塁を記録した。オフにFAとなった。
2011年12月2日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ。
2012年は傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、130試合に出場して打率.288、11本塁打、54打点、3盗塁を記録した。オフの11月28日にレンジャーズとマイナー契約で再契約した[3]。
2013年もAAA級ラウンドロックでプレーし、133試合に出場して打率.276、12本塁打、75打点、3盗塁を記録した。オフにFAとなった。
2014年1月12日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、4月2日にヤンキースとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[4]。メジャーデビューとなった同日のヒューストン・アストロズ戦では代打として出場し、2打数無安打に終わった[5]。4日の同カードではブレット・オーバーホルツァーからメジャー初安打を記録[6]。4月17日のタンパベイ・レイズ戦では、グラント・バルフォアからメジャー初本塁打を放った[7]。シーズン序盤は3割台を維持していたが、6月から不振に陥り打率は.260まで落ち込んだため、7月3日に傘下のAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースへ降格[8]。降格後は5試合に出場し、20打数12安打5打点、打率は.600を記録。7月10日にカルロス・ベルトランが故障で離脱したため、メジャーへ再昇格した[9]。ヤンキースでは75試合に出場して打率.254、6本塁打、31打点を記録した。
2014年7月22日にチェイス・ヘッドリーとのトレードで、ラファエル・デポーラと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[10]。移籍後はヘッドリーの移籍で空いた三塁を主に守り、56試合に出場。打率.336、4本塁打、17打点を記録した。
2015年は開幕ロースター入りを果たしたが、ウィル・ミドルブルックスの加入により三塁の定位置を奪われため、序盤は内野のユーティリティーとして起用され、レギュラー確保には至らなかった。5月に入ると、一塁手のヨンダー・アロンソが故障者リスト入りしたため、一塁のレギュラーに抜擢。アロンソは6月に復帰したが、ミドルブルックスの不調により、7月に三塁の定位置を奪取した。その後はシーズン終了まで三塁のポジションを確保し、三塁手としてはチームトップの92試合に出場した(ミドルブルックスは69試合)。この年は152試合に出場して打率.286、14本塁打、63打点、1盗塁を記録した。
2016年も開幕ロースター入りし、開幕から正三塁手として先発起用されていたが、4月9日のコロラド・ロッキーズ戦で右ハムストリングを痛め、翌10日に15日間の故障者リスト入りした[11]。5月21日に復帰[12]。復帰後は右投手に対して左打者のブレット・ウォレスを三塁手に起用し、ソラーテを二塁手に起用することをアンディ・グリーン監督が明言した[12]が、ウォレスの打撃不調により7月から三塁に固定された。この年は故障の影響で109試合の出場に減少したが、打率.286、15本塁打、71打点、1盗塁と前年の成績を上回った。また、難病や逆境を克服した選手に贈られるトニー・コニグリアロ賞を受賞した[13][14]。
2017年開幕前の2月8日に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のベネズエラ代表に選出された[15]。シーズンでは128試合に出場して打率.255、18本塁打、64打点、3盗塁を記録した。
2018年1月6日にエドワード・オリバレス、ジャレッド・カークフとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[16]。この年は122試合に出場して打率.226、17本塁打、54打点、1盗塁を記録した。オフの11月30日にノンテンダーFAとなった[17]。
2019年2月17日にサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[18]。3月28日にメジャー契約を結んで40人枠入りしたが、5月7日にDFAとなった[19]。10日にFAとなった[20]。
2019年6月7日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結び[21]、13日に傘下のA+級ジュピター・ハンマーヘッズへ配属された[20]。その後AAA級ニューオーリンズ・ベビーケークスに昇格すると、15試合に出場して打率.314の成績を残していた[22]。
2019年7月7日、NPB・阪神タイガースとの契約締結が発表された[23]。シーズン終了までの単年契約で年俸は5000万円(推定)[24]、背番号は42[25]。登録名は「ヤンハービス・ソラーテ」となった。同21日に来日すると、二軍練習試合を経て26日に一軍登録[26][27]。同日の対読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)で「2番・遊撃手」として先発出場し、7回表に田口麗斗から決勝の2点本塁打を放って来日初安打・初打点を記録した[28]。阪神の外国人選手が「2番・遊撃手」で先発出場するのは1963年のフランク・ヤシック以来56年ぶり。また同月30日の対中日ドラゴンズ戦(甲子園球場)では岡田俊哉から左翼ポール直撃の逆転サヨナラ2点本塁打を放つ(この試合では5回裏にも2リーグ制前の阪神球団通算8000号となる2点本塁打を放っている)などデビュー直後は派手な活躍を見せていた。しかし、その後は不調が続きわずか20試合で一軍登録を抹消された[29]。その後、9月6日に一軍に招集され、鳴尾浜から試合が行われるMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島まで移動してきていたものの、監督の矢野燿大に対して「モチベーションが上がらない」などと訴え、ベンチ入りを拒否した。このため昇格は見送られ、当日はベンチ入りメンバーを1人欠く形で試合を行った。球団はこの行為をチームの規律を乱す問題行動と捉え、ソラーテを即刻解雇することを決定し[30]、契約解除ののち9月9日に帰国した[31]。
2020年1月にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約(昇格なら年俸100万ドル)を結んだ[32]。8月27日にFAとなった[20]。
2021年はメキシカンリーグのティフアナ・ブルズのキャンプとオープン戦に参加したが[33]、開幕前に退団し、5月26日にメキシコシティ・レッドデビルズに入団した[20]。
2022年1月19日にラグナ・ユニオン・コットンファーマーズと契約を結んだ[34]。
高い技術とパワーを持ち合わせるスイッチヒッター[22][35]。右左関係なくパワフルな打撃を持ち味とし[36]、全身を使ったスイングで逆方向にも長打を放つ[36][37]。
守備では本職の三塁を始めとする内野全ポジションに加え、左翼の守備経験も持つユーティリティープレイヤー[36]。
MLB時代は日本人投手との対戦を得意としており、特に前田健太からは打率.353(17打数6安打)・1本塁打[35]、松坂大輔からは2打数で1本塁打[38]、和田毅からは3打数3安打を記録している[35]。
ニューヨーク・メッツなどでプレーした外野手のロジャー・セデーニョは叔父にあたる。
2021年に歌手デビューを発表。自身のインスタグラム、YouTubeチャンネルにてデビュー曲「IRANI」を公開した[39]。
年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | NYY | 75 | 289 | 252 | 26 | 64 | 14 | 0 | 6 | 96 | 31 | 0 | 1 | 1 | 3 | 30 | 0 | 3 | 34 | 8 | .254 | .337 | .381 | .718 |
SD | 56 | 246 | 217 | 30 | 58 | 5 | 1 | 4 | 77 | 17 | 0 | 0 | 2 | 3 | 23 | 1 | 1 | 24 | 5 | .267 | .336 | .355 | .691 | |
'14計 | 136 | 535 | 469 | 56 | 122 | 19 | 1 | 10 | 173 | 48 | 0 | 1 | 3 | 6 | 53 | 1 | 4 | 58 | 13 | .260 | .336 | .369 | .705 | |
2015 | 152 | 571 | 526 | 63 | 142 | 33 | 4 | 14 | 225 | 63 | 1 | 0 | 2 | 3 | 34 | 0 | 6 | 56 | 15 | .270 | .320 | .428 | .748 | |
2016 | 109 | 443 | 405 | 55 | 116 | 26 | 1 | 15 | 189 | 71 | 1 | 1 | 0 | 3 | 30 | 1 | 5 | 63 | 7 | .286 | .341 | .467 | .808 | |
2017 | 128 | 512 | 466 | 49 | 119 | 21 | 0 | 18 | 194 | 64 | 3 | 0 | 0 | 4 | 37 | 4 | 5 | 61 | 18 | .255 | .314 | .416 | .731 | |
2018 | TOR | 122 | 506 | 468 | 50 | 106 | 20 | 0 | 17 | 177 | 54 | 1 | 3 | 1 | 3 | 31 | 1 | 3 | 72 | 21 | .226 | .277 | .378 | .655 |
2019 | SF | 28 | 78 | 73 | 9 | 15 | 5 | 0 | 1 | 23 | 7 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 1 | 0 | 16 | 4 | .205 | .247 | .315 | .562 |
阪神 | 20 | 80 | 69 | 6 | 13 | 3 | 0 | 4 | 28 | 9 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 0 | 0 | 13 | 4 | .188 | .275 | .406 | .681 | |
MLB:6年 | 662 | 2645 | 2407 | 282 | 620 | 124 | 6 | 75 | 981 | 307 | 6 | 5 | 7 | 19 | 189 | 8 | 23 | 326 | 78 | .258 | .315 | .408 | .723 | |
NPB:1年 | 20 | 80 | 69 | 6 | 13 | 3 | 0 | 4 | 28 | 9 | 0 | 0 | 0 | 2 | 9 | 0 | 0 | 13 | 4 | .188 | .275 | .406 | .681 |
年 度 | 球 団 | 一塁(1B) | 二塁(2B) | 三塁(3B) | 遊撃(SS) | ||||||||||||||||||||
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試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | 試 合 | 刺 殺 | 補 殺 | 失 策 | 併 殺 | 守 備 率 | ||
2014 | NYY | - | 17 | 16 | 27 | 1 | 6 | .977 | 66 | 38 | 105 | 8 | 9 | .947 | 5 | 1 | 5 | 0 | 0 | 1.000 | |||||
SD | - | 10 | 19 | 16 | 1 | 3 | .972 | 45 | 23 | 50 | 4 | 10 | .948 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | ||||||
'14計 | - | 27 | 35 | 43 | 2 | 9 | .975 | 111 | 61 | 155 | 12 | 19 | .947 | 8 | 2 | 6 | 0 | 0 | 1.000 | ||||||
2015 | 28 | 180 | 16 | 4 | 21 | .980 | 19 | 23 | 34 | 1 | 4 | .983 | 92 | 44 | 130 | 6 | 11 | .967 | - | ||||||
2016 | 2 | 23 | 1 | 0 | 5 | 1.000 | 15 | 20 | 34 | 2 | 8 | .964 | 95 | 59 | 190 | 9 | 19 | .965 | - | ||||||
2017 | 8 | 47 | 2 | 0 | 8 | 1.000 | 79 | 93 | 187 | 3 | 53 | .989 | 22 | 16 | 38 | 3 | 5 | .947 | 28 | 32 | 55 | 4 | 18 | .956 | |
2018 | TOR | 4 | 5 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 28 | 47 | 59 | 1 | 12 | .991 | 83 | 50 | 137 | 7 | 15 | .964 | 7 | 7 | 14 | 0 | 3 | 1.000 |
2019 | SF | - | 10 | 21 | 19 | 0 | 10 | 1.000 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | 4 | 4 | 5 | 1 | 2 | .900 | |||||
阪神 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 16 | 16 | 26 | 2 | 5 | .955 | - | 3 | 4 | 4 | 2 | 3 | .800 | ||||||
MLB | 42 | 255 | 20 | 4 | 34 | .986 | 178 | 239 | 376 | 9 | 96 | .986 | 405 | 230 | 653 | 37 | 69 | .960 | 47 | 45 | 80 | 5 | 23 | .962 | |
NPB | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 16 | 16 | 26 | 2 | 5 | .955 | - | 3 | 4 | 4 | 2 | 3 | .800 |
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