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愛知県長久手市にある都市公園 ウィキペディアから
愛・地球博記念公園(あい・ちきゅうはくきねんこうえん)は、愛知県長久手市にある愛知県営の都市公園(広域公園)[7][2]。愛称は、モリコロパーク[8]。
愛・地球博記念公園 Expo 2005 Aichi Commemorative Park[1] | |
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分類 | 都市公園(広域公園)[2] |
所在地 | |
座標 | 北緯35度10分22秒 東経137度05分23秒 |
面積 | 194.2ha[2] |
前身 | 愛知青少年公園[3] |
開園 | 2006年7月15日[4] |
設計者 | 会場:戸田芳樹風景計画 日本庭園:都市計画研究所 地球市民交流センター:東京都市大学環境情報学部、山下設計 アトリエ・ワン クワハラオフィス ソラ・アソシエイツ |
運営者 | 愛知県 |
年来園者数 | 1,571,800人(2014年度)[5] |
設備・遊具 | サツキとメイの家、愛・地球博記念館、地球市民交流センター、愛知県児童総合センター、温水プール、アイススケート場、こどものひろば、野球場(3面)、体育館、多目的球技場、テニスコート(6面)、フットサル場(2面) |
バリアフリー | 車いす対応トイレ(2箇所)、多目的トイレ(8箇所)、車いす貸出(8台)[6] |
アクセス | 愛知高速交通東部丘陵線(リニモ) 愛・地球博記念公園駅 |
事務所 | 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)管理事務所 |
事務所所在地 | 愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 |
公式サイト | 愛・地球博記念公園(モリコロパーク) |
愛知青少年公園(あいちせいしょうねんこうえん)の敷地を利用して開催された2005年日本国際博覧会(愛知万博/愛・地球博)長久手会場の跡地に開設された公園である。
愛・地球博記念公園は、愛知県長久手市の東部に位置し、敷地面積約190haの広大な面積を有する都市公園(広域公園)[3]。
この公園は、一般県営公園・児童厚生施設の愛知青少年公園(1970年開園・2002年閉園)の敷地を利用して2005年に開催された愛・地球博長久手会場の跡地に整備され2006年7月15日に開園した。
愛・地球博記念公園の基本方針は、「博覧会の理念と成果を継承する」・「青少年公園の歴史を活かした」・「新しいニーズに対応した」・「多様な自然環境を育む」都市公園。整備・活用の方針として、「新しい公園は、健康で精神的な豊かさと楽しさに満ち、県民と共に成長・進化し続ける21世紀型の公園~サスティナブル・パーク~を目指す。」と愛知県の政策上位置づけられている。
この公園の正式名称である「愛・地球博記念公園」と、愛称である「モリコロパーク」は、2006年1月に一般公募により決定された[8]。
2017年5月31日、愛知県は、敷地内に「ジブリパーク」を建設する構想についてスタジオジブリと合意した[9][10]。「ジブリパーク」は2022年11月1日に開業、当初2023年秋に全面開業する予定としていたが「2023年度内」に変更された[11]。県は波及効果を年間480億円と試算している[12]。
具体的には万博で使用された施設のうち、下記の施設が継続利用されている。(最後の()内は現在の施設名称。)
また、愛知青少年公園時代にあった設備で会期中は整地され別のパビリオンが建っていた「キャンプ場」・「球技場(野球場・サッカー場等)」も再度整備された。
公園の所有と整備・管理は引き続き愛知県が行うが、公園の種別が一般県営公園から都市計画公園(広域公園)に変更されたことから、総合的な整備と管理を(財)愛知県都市整備協会が請け負い、公園内の施設の一部の管理をかつての公園整備・管理請負者である(財)愛知公園協会(旧愛知青少年公園協会)が行っている。
愛知万博の施設#長久手会場を参照のこと。
1970年(昭和45年)11月に、明治100年を記念し、青少年の健全育成と勤労青少年の総合レクリエーションための総合施設・公園・児童厚生施設(児童遊園・大型児童館)として愛知青少年公園(県営公園)が開設された。総面積は約200万平方メートル。
温水プール・アイススケート場・キャンプ場・サイクリング場・愛知県児童総合センター・愛知国際児童年記念館・ベビーゴルフ場・文化施設・宿泊研修施設・野球場などが敷地内に設けられていた。
1979年8月には国際児童年集中記念行事「世界と日本のこども展」が開催され、当時の皇太子夫妻(現・上皇明仁及び上皇后美智子)や大平正芳総理大臣も来賓として訪門した[15]。
また、1993年までは日本万国博覧会(大阪万博)に出展された手塚治虫プロデュースのパビリオン「フジパンロボット館」が移設、設置された。そのロボットは、ロボット館が老朽化により解体された際に、同じ公園内の愛知県児童総合センターに移設、展示され、愛知万博の際は同施設で展開されたパビリオン「わんパク宝島・ロボットステーション」で同時展示された。万博閉幕後に再開された同施設でも、展示は続けられている。
公園までの交通機関として名鉄バスのバスターミナルが設けられ、名古屋市営地下鉄東山線の藤が丘駅前や名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅前や菱野団地方面、土休日には名鉄バスセンター(名古屋駅)[注 1]とを結ぶバスが運行されていた。尾張瀬戸駅前や菱野団地方面からの乗客を降ろすバス停は閉園まで現在の愛知県立大学長久手キャンパス南門前の地下道の入口前に設けられていた(元々地下道自体がバス利用の来場者を公園まで誘導するために設けられたものであるが、一部はバスターミナル廃止後に埋め立てられた)。バスターミナルの方は1998年4月に愛知県立大学が現在地に移転したのを機に大学の正門前に移転。その後閉園まではかつてのバスターミナル前の歩道にバス停が設けられていた。2005年3月の愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)の開業を機に、藤が丘駅・名鉄バスセンター行のバス路線は廃止され、尾張瀬戸駅前や菱野団地方面を結ぶバスも土・休日に数本が運転されるのみ。バスターミナル跡地は現在、リニモの利用者向けパーク&ライド用駐車場の敷地の一部となっている。また、愛知県立大学南門前から愛知県道209号愛・地球博記念公園瀬戸線をまたぐように伸びる地下道はこのバスターミナルから藤が丘駅行や名鉄バス名古屋営業所へ回送する車両の誘導路として設けられたものの名残である。
2000年9月に2005年日本国際博覧会(愛知万博、愛・地球博)の主会場が瀬戸会場(海上の森)から、本公園(長久手会場)へ変更され、その工事を開始するために2002年3月31日をもって、閉園となり、2002年4月1日より2005年日本国際博覧会協会へ公園管理を移管。一部の施設は万博のパビリオンに活用するため、改装・改築工事が実施され、もしくは、取り壊されて敷地が万博施設の建設地に流用されるなどした。
管理棟・研修宿泊棟などは取り壊され、入場ゲートやパビリオンなどの用地に活用された。
万博会期中は、「温水プール・アイススケート場」は、「グローバルハウス」として、「愛知国際児童年記念館」は、「地球市民村センターハウス」として、「愛知県児童総合センター」は「わんパク宝島・ロボットステーション」に、「球技場の照明」は「グローバルコモン3」の照明としてそれぞれ活用された。また、園内の「こいの池」は「夜間イベント(こいの池のイブニング)」の会場として、「給水塔」は雲の柄に塗り替えられた上で万博の給水設備として利用された。
毎年開幕・閉幕周年事業として、イベント、観覧車のライトアップなどを行うこととなっている。
毎年12月に、本公園内をコースとして「愛知万博メモリアル・愛知県市町村対抗駅伝競走大会」(略称:「愛知駅伝」)が実施される。
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