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マーク・ヤングブラッド(Mark Youngblood、本名:Mark Romero、1963年7月21日 - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラー。テキサス州アマリロ出身。
父のリッキー・ロメロ、兄のジェイ・ヤングブラッド、弟のクリス・ヤングブラッドもプロレスラーである[1]。インディアン・ギミックのベビーフェイスとして、弟クリスとのタッグチーム「レネゲード・ウォリアーズ(The Renegade Warriors)」などで活躍した。
1981年7月[2]、本名のマーク・ロメロの名義でデビュー。デビュー翌年の1982年には、NWAセントラル・ステーツ地区にて4月8日にジン・ルイス、12月13日にハーキュリーズ・ヘルナンデスを破り、同地区認定のTV王座を獲得[3]。タッグではマイク・ジョージと組んで6月3日にジェリー・ブラウン&ロジャー・カービー、8月19日にデューイ・ロバートソン&ハーキュリーズから同タッグ王座を奪取した[4]。
その後、マーク・ヤングブラッドと改名してジム・クロケット・ジュニア主宰のNWAミッドアトランティック地区に参戦。兄のジェイ・ヤングブラッドと同様のインディアン・ギミックのキャラクターに変身し、1984年3月7日にはトーナメントの決勝でディック・スレーターを下して空位となっていたTV王座を獲得[5]。インディアン・レスラーの大御所ワフー・マクダニエルのパートナーにも抜擢され、同年3月4日にボブ・オートン・ジュニア&ドン・カヌードル、5月5日にジャック・ブリスコ&ジェリー・ブリスコから同地区認定のNWA世界タッグ王座を奪取している[6]。
フロリダでは兄ジェイ・ヤングブラッドとのコンビで活動し、1985年1月1日にクラッシャー・クルスチェフ&ジム・ナイドハート、3月5日にプリティ・ヤング・シングス(ココ・ウェア&ノーベル・オースチン)を破りUSタッグ王座を獲得したが[7]、同年9月2日、遠征先のオーストラリアにてジェイが客死[8]。以降、弟のクリス・ヤングブラッドをパートナーに活動を続けた。
1986年はフリッツ・フォン・エリックが主宰していたテキサス州ダラスのWCWA(WCCW)に参戦、9月1日にフォートワースにて行われたビッグイベント "WCWA Labor Day Star Wars" では世界タッグ王座の争奪トーナメントに出場し、ジョー・ルダック&リック・ルードなどのチームを破り勝ち進んだが、準決勝でバズ・ソイヤー&マット・ボーンに敗退した[9]。
1987年より、カルロス・コロンの主宰するプエルトリコのWWCで活動。ザ・シープハーダーズ(ブッチ・ミラー&ルーク・ウィリアムス)やミスター・ポーゴ&TNTなどを下し、WWC世界タッグ王座を再三獲得した[10]。同年11月にはクリスと共に全日本プロレスに初来日し、世界最強タッグ決定リーグ戦に出場している[11]。以降もWWCを主戦場に、サモアン・スワット・チーム(サムゥ&ファトゥ)、カンザスシティ・ジェイホークス(ボビー・ジャガーズ&ダン・クロファット)、ニンジャ・エクスプレス(ケンドー・ナガサキ&ポーゴ)などを抗争相手にタッグ王座を争った[10][12]。
1990年の下期からは、レネゲード・ウォリアーズのチーム名でWCWに登場。ファビュラス・フリーバーズ(マイケル・ヘイズ&ジミー・ガービン)、ナスティ・ボーイズ(ブライアン・ノッブス&ジェリー・サッグス)、フォー・ホースメン(アーン・アンダーソン&バリー・ウインダム)、ヤング・ピストルズ(トレイシー・スマザーズ&スティーブ・アームストロング)などの強豪チームと対戦している[13]。
その後はダラスの新団体GWFをアメリカでの活動拠点とする一方、1992年1月の再来日以降は全日本プロレスの常連外国人チームとなり、1996年の夏にかけて通算8回に渡ってクリスと共に全日本へ参戦[2]。以後、古巣WWCでの活動を経て1999年に引退した。
引退後は、2007年に地元のアマリロで開校したプロレスラー養成所 "Romero's Academy of Wrestling" にて後進の指導にあたっている[14][15]。
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