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ベトナムの声放送局(ベトナムのこえほうそうきょく、ベトナム語:Đài Tiếng nói Việt Nam / 臺㗂吶越南、英: Voice of Vietnam、略称:VOV)とは、ベトナム社会主義共和国の国営ラテ兼営局である。所在地はベトナムの首都、ハノイ市。
各種国内放送の他、海外(近隣諸国を含む)向けの国際放送も行っている。全国に点在する地方局では、ハノイ市からラインネットで送られて来る番組のサイマル放送だけでなく、各局オリジナルの番組も制作されている。
1945年9月2日にホー・チ・ミン国家主席が、ベトナム民主共和国の独立を宣言(この段階では国土の分断は想定されていない)しているが、その5日後(9月7日)に「ベトナムの声・ハノイ放送局」として発足。開局日から同年12月にかけて行われたエスペラント語の放送は、世界初の試みである。
海外向けの放送(短波・中波)では、ベトナム語の他、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、日本語、中国語、タイ語、インドネシア語、ラオス語、カンボジア語、韓国語の13言語で番組が製作されている(2018年現在)。
短波の送信所は、ハノイ市ナムトゥリエム区のメチ坊とソンタイ市社にある。また近隣諸国向けの中波の送信所は、南部カントー市のオーモン区にある。
旧北ベトナム時代後期に当たる、1970年から1972年にかけて、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の海外向け放送局(現:「朝鮮の声放送」)との間で中継国際放送を実施。日本語放送も、この期間に限り北朝鮮内の送信所(中波)を経由していた為、短波ラジオでない受信機でも聴けた。
また、キューバのラジオ・ハバナ・キューバの送信所から、主に当時戦火を交えていた米国在住の聴取者に向けて、英語番組の配信を行っていた時期もあるが、こちらは通常の中継放送とは異なり、テレタイプ端末経由でハバナに届けられた原稿を、ハバナ放送のアナウンサーが代読していた。
現在、イギリスとオーストリアからは、ヨーロッパ・北アフリカ向けの、カナダからは北アメリカ・中南米向けの中継国際放送が、それぞれ実施されている為、該当地域での受信状態は、直接波のみの頃より大幅に改善している。
第二次世界大戦後に独立した国からの日本語放送としては東南アジア最古であり、1945年(昭和20年)9月2日の『ベトナム独立宣言』発表直後の同年9月7日から既に存在していた。「ベトナム人民連帯」を掲げていた、日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」でも、日本語放送(北朝鮮中継)の番組案内が掲載されていた[要出典]。公式サイトでは、日本語放送の開始を1963年4月29日としている[1]。
ちなみに、VTV(ベトナムテレビジョン)は、NHK BS1(BS1)へのニュース映像の提供を行っており、ベトナムからの話題を、日本語で視聴する事が出来る(ベトナム語の副音声付き)。
現在VOV1、VOV2、VOV3、VOV5の番組を下記公式サイトで提供している。
(以上下記「公式サイト2」より抜粋)
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