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ニック・カステヤノス
アメリカの野球選手 (1992 - ) ウィキペディアから
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ニコラス・アレクサンダー・カステヤノス(Nicholas Alexander Castellanos , 1992年3月4日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州デイビー出身のプロ野球選手(外野手)。右投右打。MLBのフィラデルフィア・フィリーズ所属。登録名および愛称は「ニック」(Nick)[2]、「アーティスト」(Artist)。
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2017年から2019年まではニコラス・カステヤノスの登録名でプレーしていた[3]。アクセントの誤用を避けるためにカステヤーノスと表記されることもある。
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経歴
要約
視点
プロ入りとタイガース時代
2010年のMLBドラフト1巡目追補(全体44位)でデトロイト・タイガースから指名され、8月16日に入団。高校時代は遊撃手だったが、プロ入りと同時に三塁手にコンバートされた[4]。この年、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・タイガースでプロデビュー。7試合に出場して打率.333、3打点を記録した。
2011年はA級ウェストミシガン・ホワイトキャップスでプレーし、135試合に出場して打率.312、7本塁打、76打点、3盗塁を記録した。
2012年はA+級レイクランド・フライングタイガースに昇格。55試合に出場して打率.405、3本塁打、32打点、3盗塁と結果を残し、6月4日にAA級エリー・シーウルブズに昇格した[5]。79試合に出場して打率.264、7本塁打、25打点、5盗塁を記録した。AA級エリー昇格後は主に右翼手として51試合に出場した。オールスター・フューチャーズゲームではMVPを獲得した。
2013年はAAA級トレド・マッドヘンズで開幕を迎えた。134試合に出場して打率.276、18本塁打、76打点、4盗塁を記録した。AAA級トレドでは全て外野手として出場した。セプテンバー・コールアップとなる9月1日に40人枠入りし、メジャー初昇格を果たした[6]。同日のクリーブランド・インディアンス戦でデビューした。代打として出場し、2打数無安打だった。この年メジャーは11試合に出場して打率.278だった。オフの11月20日に一塁手のプリンス・フィルダーがテキサス・レンジャーズへ移籍。タイガースGMのデーブ・ドンブロウスキーは翌年から三塁手のミゲル・カブレラを一塁手として起用し、カステヤノスを三塁手として起用する考えを明らかにした[7]。
2014年2月24日にタイガースと1年契約に合意した[8]。三塁のレギュラー1年目のシーズンで規定打席に到達し、打率.259、11本塁打、66打点、2盗塁を記録した。
2015年は、154試合に出場した。打率こそ前年とほぼ同水準の.255だったが、15本塁打、73打点はいずれも数字を上積みした。しかし、出場試合数の増加に伴い、三振も12個増えた。
2016年は、オールスターブレイクまでに85試合に出場し、打率.302、17本塁打、51打点、OPS.875と好調だった[9]。後半戦は多少調子を落としつつも8月に左手に死球を受けて戦線離脱[10]。これが長期に及んだ影響もあって、その後は成績が伸びず、最終的には110試合に出場して打率.285、18本塁打、58打点に留まった。守備面では改善が見られず、108試合の三塁守備で9失策・守備率.965だった。

(2017年8月6日)
2017年から登録名をニコラス・カステヤノスへ変更した[3]。ただ呼ぶ時は愛称のニックでいいとしていた[3]。同年は157試合の出場で打率.272、26本塁打、101打点の成績を残し、自身初の100打点越えとリーグ最多の10三塁打を記録した。守備面では9月からはヘイメル・キャンデラリオが三塁手に固定されたことにより、右翼手として起用された。三塁手として4年間で通算527試合、54失策(守備率.955)だった。
2018年は右翼手へ完全にコンバートされた。8月13日のシカゴ・ホワイトソックス戦で5打数5安打、5打点の活躍[11]、その週のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークに選出された。最終成績でも157試合の出場で打率.298、23本塁打、89打点、46二塁打(リーグ4位)を記録した。
2019年7月21日のトロント・ブルージェイズ戦で自身初のサヨナラ本塁打を記録した[12]。タイガースで100試合に出場し、打率.273、37二塁打、11本塁打、37打点、出塁率.328を記録した。
カブス時代

(2019年8月13日)
2019年7月31日にアレックス・ランジ、ポール・リチャンとのトレードでシカゴ・カブスへ移籍した[13]。カブスでは51試合に出場して打率.321、16本塁打、36打点、出塁率.356を記録し、68安打中21二塁打と、安打の3本に1本に二塁打を記録した。最終的には両リーグを渡り歩き、151試合に出場して打率.289、自己最多の27本塁打、73打点で、出塁率.337を記録した。また、58二塁打は両リーグ合算での記録となったものの、MLBシーズン歴代10位を記録し[14]、右打者では1936年のジョー・メドウィック以来となる83年ぶりの快挙となった[15]。塁打数は3年連続で300を超えた。オフの10月31日にFAとなった[16]。
レッズ時代
2020年1月27日にシンシナティ・レッズと4年総額6400万ドルで契約を結んだ[17]。オプションとして2020年と2021年シーズンのオプトアウト、MVPやオールスターゲーム選出をはじめとする表彰等での出来高が含まれる[18]。また、2024年シーズンの選択権を相互が所持し、バイアウトの際は200万ドルが支払われる[19]。このオフの外野手としては最高額の契約であり、前月に同じくFAでレッズに加入したマイク・ムスタカスと同額の大型契約であった。レッズ移籍を機に登録名を元のニック・カステヤノスへ戻した[3]。
同年はCOVID-19の影響で60試合制となる中で全試合に出場し、打率は.225と低迷したが、14本塁打を記録し、自身2度目のポストシーズンに出場した。
2021年4月3日のセントルイス・カージナルス戦でジェイク・ウッドフォードから死球を受けて出塁し、捕逸の間に本塁に帰塁しタッチアウトになったが、その際にウッドフォードを恫喝し、両チーム入り乱れる乱闘となり、カステヤノスは退場処分[20]、2試合の出場停止処分を受けた[21]。5月2日のシカゴ・カブス戦では5安打、2本塁打かつ延長10回裏にサヨナラ安打を記録する大活躍だった[22]。6月5日まで21試合連続安打を記録した[23]。7月1日にオールスターゲームのファン投票の外野手部門でロナルド・アクーニャ・ジュニアに次ぐ2位となり、チームメートのジェシー・ウィンカーと共に初選出された[24]。オールスターゲーム前日の7月12日に「5番 右翼手」で先発出場することが発表された[25]。7月13日に開催されたオールスターゲームでは2回にオールスターゲーム初打席に立ってホワイトソックスのランス・リンと対決したが凡退した[26]。この年は最終的に打率.309、34本塁打、100打点の成績を記録した。オフの11月4日にオプトアウトの権利を行使してFAとなり、球団から提示された1840万ドルのクオリファイング・オファーを拒否した[27][28]。23日に自身初めてオールMLBセカンドチームの外野手の1人に選出された[29]。
フィリーズ時代
2022年3月22日にフィラデルフィア・フィリーズと5年総額1億ドルの契約を結んだ[30][31]。
2023年7月2日に選手間投票で通算2度目となるオールスターゲームに選出された[32]。 同年のディビジョンシリーズの第3戦と第4戦でそれぞれ2本塁打を放ち、ポストシーズンにおいて2試合連続で2本の本塁打を放った初の選手となった[33]。さらにナショナルリーグチャンピオンシップシリーズの第1戦では、最初の打席でで本塁打を打ち、ポストシーズン3試合で5本塁打を打った初の選手となった[34]。
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詳細情報
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
表彰
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲームMVP:1回(2012年)
- MLB
- シルバースラッガー賞(外野手部門):1回(2021年)
- プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク:1回(2018年8月13日 - 19日)
- オールMLBチーム[35]
- セカンドチーム外野手:1回(2021年)
記録
- MiLB
- オールスター・フューチャーズゲーム選出:1回(2012年)
- MLB
- MLBオールスターゲーム選出:2回(2021年、2023年)
- シーズン二塁打:58本(2019年)※MLB歴代10位、右打者としては4位[36]
背番号
- 30(2013年)
- 9(2014年 - 2019年7月30日)
- 6(2019年8月1日 - 同年終了)
- 2(2020年 - 2021年)
- 8(2022年 - )
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脚注
関連項目
外部リンク
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