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ハンバーガー店マクドナルドのマスコットキャラクター ウィキペディアから
ドナルド・マクドナルドは、ファストフードチェーンマクドナルドのマスコットキャラクターである。
ドナルド・マクドナルド Ronald McDonald | |
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分類 | マクドナルドのマスコットキャラクター |
モチーフ | クラウン・ピエロ |
指定日 | 1963年 |
指定者 | マクドナルド |
備考 |
演者(海外)
声優(日本) |
公式サイト | ハロードナルド! |
1963年にローカルテレビの広告用キャラクターとして誕生し、一時期アメリカ合衆国において、児童の認知率が96%を叩き出しアメリカ一知られたファストフードの宣伝キャラクターとなった[1]。
その認知度はアメリカに留まらないうえに、31カ国語を操るとされる超国際派である[2]。
モデルは道化師のウィラード・スコットであり、初代ドナルドはウィラード自身が演じた。
英語での原名はロナルド・マクドナルド(Ronald McDonald)であるが、1971年日本上陸時の際、日本人が発音しやすいようドナルド・マクドナルド表記で紹介された。そのためドナルドもロナルドも正しい名称である[3]。
この項目では日本における名称である「ドナルド・マクドナルド」に統一して記述する。
テレビCMにおいて、架空の世界『マクドナルドランド』に住んでおり、後述の仲間たちと冒険を繰り広げている。近年では日常生活での子供たちとのふれあいが描かれるようになり、等身大のアニメで描かれている。
2016年8月から全米で起きているピエロ騒動のためドナルドの登場機会を減らすとマクドナルド社が2016年10月、CNNに回答した[4]。現在日本においてはメディアへの登場や各地のイベント出演がほとんど行われておらず[5]、保育園や幼稚園、小学校向けに日常のマナーやルール(交通安全やSDGsなど)を教える教室『ハロードナルド!』をオンラインや対面で行っている[6]。また、小児患者と家族のための滞在施設『ドナルド・マクドナルド・ハウス』のマスコットとしても活動している。
上記のとおり、このマスコットの本名(正式名称)はロナルド・マクドナルドであるが、日本ではドナルド・マクドナルドとなっている。これは、マクドナルドが初めて日本に進出した際、藤田田が日本人にとって「ロナルド」という単語は発音しにくく「ドナルド」の方が発音しやすいという意見を採用したためである。日本マクドナルドは「『ドナルド』と『ロナルド』、どちらも正しい名称である」と公言している[7]。そのため、日本国内でも容器のデザインに関する版権表記の部分などにはロナルド (Ronald McDonald) の表記が見られる。
中国語圏では、本名はロナルド・マクドナルドを音写した「羅納徳・麦当労」(繁体字: 羅納德·麥當勞、簡体字: 罗纳德·麦当劳)としつつも、一般には「マクドナルドおじさん」を意味する「麦当労叔々」(繁体字: 麥當勞叔叔、簡体字: 麦当劳叔叔)の名称が使用されている。
ファストフードをめぐる論争で、ドナルドはタバコブランドのキャメルの宣伝でかつて使われたマスコットである「ジョー・キャメル」になぞらえて批判された[8]。
2010年(平成22年)5月24日、企業活動の監視を行う非営利団体がマクドナルドに対し、ドナルドの「引退」を含む販促活動の自粛を要求した。同団体は、ドナルドなど子供に人気のキャラクターを使ったマクドナルドの販促活動が、不健康な高カロリー食品の需要をあおったと主張。一方マクドナルドは、「ドナルドはバランスがとれた食生活を提案している。彼の存在は永遠だ」として活動自粛要請を拒否した[9]。
ドナルドは子供たちに心と体の元気を伝える存在として全国各地で活動している。その活動内容は主に「ドナルドパーティー」「ハロー!ドナルド」「ドナルドエクササイズ」「ドナルドのウワサ!」などがあった。
また、テレビCM「ドナルドのウワサ」でも「毎日朝ごはんを食べるように」、「外で遊ぶように」、「夜は早く寝るように」などの元気で健康な生活を子供に呼びかける活動を行っていた。
他に日本マクドナルド社が清水エスパルスのマッチデースポンサーをしたホームゲームではスタジアムのイベントに登場し、試合勝利後に選手とサポーターが一緒になって行う勝ちロコにも参加した。
全国47都道府県予選を勝ち抜いたチームが出場する高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントは、マクドナルドがサポートする大会であり、ドナルドも挨拶で登場することがある[10]。
ドナルドには以下のような仲間たちがいる。かつてはドナルドと共にハッピーセットのおまけの玩具になることも多かった。2017年11月から12月にかけて一度限りの復活を果たしたほか、2024年には何らかの形で「帰って来る」ことが発表されている[11]。
『ドナルドのウワサ!』は2004年(平成16年)から2007年(平成19年)初頭ごろにかけて放送されていたテレビCMのシリーズ。CMの冒頭で「ドナルドのウワサ!クシュン!」と赤色背景にイラストのドナルドがくしゃみをするサウンドロゴが入り(このイラストのドナルドは後述の回答映像の終了時にも表示)、映像と共にドナルドに関する疑問が提示されるCMで、回答はマクドナルドのオフィシャルサイトに掲載されていた。現在は、新CM(ダンスCM)開始で、ドナルドルームがリニューアルしたため、すべて削除されているが、オフィシャルサイトのドナルドのプロフィールページ[17]には現在も質問の一部の回答にあたるような文章が存在する。このCMシリーズで、ドナルドに関する様々な事例が明らかになった。また、2024年現在このシリーズがドナルドの最後のテレビCM出演となっている[18]。
『ドナルドに手紙を書こう!!』は、マクドナルドのオフィシャルサイトの中の「ドナルドルーム」に掲載されていた、ドナルドに手紙を書くコーナー。自分の名前は書くことができるが、質問内容については好きな文章を書くことは出来ない(メッセージ内容などを選ぶ方式)。画面上の指示に沿ってドナルドへのメッセージ内容を選択すると、ドナルドが音声で返答してくれる。
1980年代までのマクドナルドのCMではドナルドは頭に帽子をかぶっており、今のイメージとはまったく異なるものであった。
人形のポーズに決まりはなく下記の画像のようにタイ王国では合掌(ワイ)していたり(普段から合掌が文化として根付き、2004年時点で同国のドナルドの約9割は合掌している)[24]、顔のメイクなどは国ごとに違いが見受けられるものの、赤いアフロ、赤と白の縞模様の服、赤くて大きい靴などは万国共通である。
なお、紙コップや包装紙などのパッケージでは、ポイ捨てをしないようにという意図でゴミ箱にゴミを入れるドナルドの画像が使われている。
また、300円を募金することでドナルドの靴下を配布するキャンペーンが恒常的に行われている等、現在でもキャラクターのデザインが活用されている。
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