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ジャン=クロード・ヴァン・ダム
フランスの格闘家、俳優 (1960 - ) ウィキペディアから
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ジャン=クロード・ヴァン・ダム(Jean-Claude Van Damme [ʒɑ̃.klod vɑn dɑmə], 1960年10月18日 - )は、格闘家、映画俳優、アクション俳優。本名はジャン=クロード・カミーユ・フランソワ・ヴァン・ヴァレンバーグ(Jean-Claude Camille François Van Varenberg)。ベルギー・ブリュッセル出身。身長177cm[1]。
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来歴
要約
視点
ベルギーのブリュッセルで生まれる。ヴェロニカという名前の姉がおり、父親は会計士だった[2][3][4]。クラシック音楽、絵画、カーリングに関心を持つ子供だったが、父親の勧めで体と心を鍛えるためにバレエ、ボディビルを習う。また11歳のときから松濤館流空手をはじめ[5] 、18歳で黒帯を得る[6][7]。
格闘家として
1970年代を中心に、空手、キックボクシングの大会に参加。1979年に初めてアメリカ合衆国に赴き、フロリダで行われた世界空手選手権に参加する。その後1980年、ヨーロッパにて開催された大会により全欧プロ空手選手権ミドル級王座を獲得。
俳優として
1980年にフランス映画への出演をきっかけとして演技に興味を持ち、プロのバレエ団からの誘いを断って映画スターを志し、香港へ渡るものの、同地ではチャンスに恵まれなかった。1982年に英語も話せないまま、2千ドルを手に役者を目指してロサンゼルスに旅立つ。
1984年、ブルース・リー主演の『ドラゴンへの道』で本格的なアクションスターとなった、チャック・ノリス主演のアクション映画『地獄のヒーロー』に、スタントマンとして参加し(エンドロールのクレジットで確認できる)、ヴァン・ダムはこれをきっかけにノリスに売り込みをかけ、彼のトレーニングパートナー兼、彼の妻が経営するレストランの用心棒、ウェイターとなり、生計を立てることになる。
その後、1987年の『プレデター』の制作の初期にスーツアクターとして参加する。この非常に短い仕事は、彼がアクションスターとしてブレイクするのを思いがけなく助けた。
レストランで働いていたとき、ノリス主演作のプロデューサーとしてヒット作品を連発していたキャノンフィルムズ責任者メナヘム・ゴーランが来店する。体格のいいヴァン・ダムに何か技を見せてくれと頼んだゴーランの鼻先スレスレに、彼が手に持っていたボウルからスープを一滴もこぼさずに美しいフォームの飛び後ろ回し蹴りを即興で披露し、ヴァンダムを公式オーディションに招待するのに十分なほどゴーランを魅了した。更にオーディション中、ヴァンダムは椅子でバランスを取りながらもうひとつの特技である股割りも披露した。また、一緒に来ていた友人が、「彼は『プレデター』でアーノルド・シュワルツェネッガーと共演したばかりだ」と話を盛って発言した。ゴランはオーディション終了後にチェックに出かけ、運良くヴァンダムの名前はまだ『プレデター』のキャストシートから削除されていなかった。ゴランは彼に『ブラッド・スポーツ』(1988)の主役を提供することを決定し、ヴァンダムのブレイク作となった。
『ブラッドスポーツ』で初主演をして以降、同じヨーロッパ出身の肉体派アクション俳優として、アーノルド・シュワルツェネッガーやドルフ・ラングレン等と共に、1980年代後半から1990年代には数多くの作品に出演した。
特に1994年のヒット作である『タイムコップ』を筆頭に、数多くの主演作を持ったが、1997年頃からは低迷が続き、2008年には本人自らを自虐的に演じる映画『その男ヴァン・ダム』なども製作している。2008年12月3日に映画『その男 ヴァン・ダム』の日本公開イベントで来日予定だったが、諸事情により中止された[8]。2008年11月初旬、ペットの子犬の看病のためにプロモーション活動を休止したとする報道がみられたが、関連は不明。
2012年に公開されたシルヴェスター・スタローン主演の『エクスペンダブルズ2』では、久々の大作映画への出演となり、重要な役柄であるエクスペンダブルズの宿敵、犯罪武装集団のリーダー、ジャン・ヴィランを演じてスタローンと対決した。第1作目にも出演オファーされていたが、交渉がまとまらず、2作目での登場となった[9]。なお、同作品には先述のチャック・ノリスもブッカー役で出演している。
2013年にはボルボトラックのThe Epic Splitに出演し開脚を披露した[10]。なお、このボルボのCMがネットミームとなると、チャック・ノリスは即座にそのパロディ版の動画を作成して公開した。
→詳細は「The Epic Split」を参照
受賞
- 第18回ゴールデンラズベリー賞 最低スクリーンカップル賞:『ダブルチーム』(デニス・ロッドマンと共に受賞)
私生活
5回の結婚歴がある。3番目の妻グラディス・ポルトギーズとは1987年から1992年に一度結婚、1999年に再婚したが(離婚から再婚までの間に別の女性と4度目の結婚をした[11])、2015年に離婚[12]。
俳優のクリス・ヴァン・ダム(旧:クリストファー・ヴァン・ヴァレンバーグ)は息子[13]。また、女優のビアンカ・ブリーは娘[14]。
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出演作品
映画
テレビシリーズ
テレビCM
- ブラック・ブラック(ロッテ)
- ユニバG(ジー・オーグループ)
- The Epic Split
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日本語吹き替え
主に担当しているのは、以下の二人である。
- 大塚芳忠
- 『サイボーグ』(テレビ朝日版)で初担当。以降は主にソフト版の吹き替えをほぼ全て担当し、専属(フィックス)に近い形の定番声優となっている[15]。
- 山寺宏一
- 『ユニバーサル・ソルジャー』(テレビ朝日版)で初担当。以降は主にテレビ放送版の吹き替えをほぼ全て担当し、大塚の次に多く吹き替えている[16]。
- 『エクスペンダブルズ2』では初めて劇場公開版およびソフト収録版の吹き替えを務めた[17]。
その他
![]() | この節に雑多な内容が羅列されています。 |
- 容姿やアクションが似ているプロレスラーのロブ・ヴァン・ダムは、リングネームの「ヴァン・ダム」を彼から拝借している。
- 2007年4月、ヴァンダムはサンクトペテルブルクを訪れ、総合格闘技大会「BodogFight」をウラジーミル・プーチン、シルヴィオ・ベルルスコーニらと観戦、エメリヤーエンコ・ヒョードルに映画出演を依頼した。
- 1987年公開で、ジョン・マクティアナン監督作の『プレデター』の製作初期の段階までは、プレデターのスーツアクターを務めていた[18]。当初の予定ではプレデターは「忍者を思わせる素早い動きをする殺人エイリアン」としてデザインされており、細身の体格で格闘技経験が豊富なヴァン・ダムが起用された。そのため、アメリカのテレビ番組に出演した際に、司会者から「シュワルツェネッガーと共演したことがあるのか」と聞かれ、ヴァンダムは「『プレデター』でアーノルド・シュワルツェネッガーと共演したことがある」と語ったこともあるが、実際は製作初期の僅かな間にスーツアクターとして参加していただけで、製作の途中で降板しており、本番の撮影ではプレデター役をケヴィン・ピーター・ホールに譲っている。これは、撮影途中に完成品の見本として届いたモンスターのスーツがスタッフや出演者に不評で、デザインや設定も基本コンセプトから変更されたことに、「シュワルツェネッガーを相手に本格的なキックボクシングの技で戦いたい」と意気込んでいたヴァン・ダムは落胆し、「格闘技の技をアピールしたかったのに、それが許されないならノンクレジットでの出演は意味が無い」として降板を申し出たためである。これについては、『プレデター』のメイキング映像で当時の詳しい事情が触れられている。なお、二人は後の作品では正式に共演しているものの、二人が揃って同じシーンに登場することはほとんどなく、本格的な共演は2023年現在でも実現していない。
- 『プレデター』と同じマクティアナン監督作で、1993年公開の『ラスト・アクション・ヒーロー』では、現実世界における本人役のカメオ出演で、シュワルツェネッガーと初共演している。劇中では、ヴァンダムのインタビュー中にシュワルツェネッガーが後ろ姿で通り過ぎるという、わずかながら二人が同時に写るシーンがあるが、正面からのカットではなかった。
- 2012年公開の『エクスペンダブルズ2』でも共演しており、1秒程だが2人が同時に写るシーンもある。ただしこちらも正面からのカットではない。
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脚注
外部リンク
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