株式会社グランプリは、大阪府に本社を置く企業、及び日本中央競馬会に登録していた法人馬主である。
この項目では、前代表取締役で、現代表の北側司の父親[1]である北側雅司が法人馬主として登録し、多くの重賞勝ち馬を所有する「キャピタル・システム」、及び雅司の個人名義の所有馬についても説明する。
概要
不動産賃貸事業、およびエステティックサロンの経営を行っている。またグループ会社では、予備校・衛星放送事業・Vシネマ製作など多岐にわたる事業を営む。
かつては卓球部「グランプリ大阪」を持っており、福原愛、小野誠治、松下浩二、仲村錦治郎、新井周らが所属していたが、2009年(平成21年)に休部した。
グループ企業
- 株式会社GP・GATE
- 株式会社CREATE
- 大阪医歯学院
- グランプリエステート株式会社
- 株式会社プロジェクトスイーツ
馬主活動
日本中央競馬会馬主資格を有する。企業名の「グランプリ」をそのまま冠名として用いており、勝負服色は青、白元禄、袖白縦縞となっている。
2010年には所有馬のグランプリボスが朝日杯フューチュリティステークスに優勝し、2011年にはNHKマイルカップを制覇した。なお、2022年現在はグランプリ名義での現役馬は所有しておらず、事実上、北側雅司が法人として登録している「キャピタル・システム」に一本化された形となっている。こちらの勝負服色は黒、茶元禄、袖茶縦縞で、冠名に、北側の出身地である大阪府堺市百舌鳥を由来とする「モズ」を用いている[2]。
主な所有馬
- グランプリボス(2010年朝日杯フューチュリティステークス、京王杯2歳ステークス、2011年NHKマイルカップ、2012年スワンステークス、安田記念2着、マイルチャンピオンシップ2着、2013年マイラーズカップ、2014年安田記念2着、香港マイル3着)
- モズ(2009年札幌2歳ステークス2着[注 1])
- オセアニアボス(オープン1勝、2012年ダービー卿チャレンジトロフィー2着)
キャピタル・システムの主な所有馬
GI級競走優勝馬
- モズカッチャン(2017年エリザベス女王杯、フローラステークス、優駿牝馬2着、秋華賞3着、2018年エリザベス女王杯3着)
- モズアスコット(2018年安田記念、2020年フェブラリーステークス、根岸ステークス、マイルチャンピオンシップ南部杯2着)
- モズスーパーフレア(2019年オーシャンステークス、スプリンターズステークス2着、2020年高松宮記念、2021年JBCスプリント3着)
重賞競走優勝馬
- モズアトラクション(2019年エルムステークス)
- モズベッロ(2020年日経新春杯、宝塚記念3着、2021年大阪杯2着)
- モズナガレボシ(2021年小倉記念)
- モズメイメイ(2023年チューリップ賞、葵ステークス、2024年アイビスサマーダッシュ)[3]
- モズミギカタアガリ(2023年エーデルワイス賞)[4]
なお、北側雅司の個人名義としても馬主登録されており、グランプリエンゼルが2009年の函館スプリントステークスを制している。
脚注
関連項目
外部リンク
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