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『キャサリン』(CATHERINE)は、アトラスより2011年2月17日[3][4][5]に発売されたPlayStation 3 / Xbox 360用ゲームソフト。
CATHERINE キャサリン | |
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ゲーム | |
ゲームジャンル | アクションパズル アクションアドベンチャー |
対応機種 | PlayStation 3 Xbox 360 CATHERINE Full Body PlayStation 4 PlayStation Vita Nintendo Switch CATHERINE Classic Microsoft Windows (Steam配信) |
ゲームエンジン | Gamebryo |
開発元 | インデックス(アトラスブランド) CATHERINE Full Body CATHERINE Classic アトラス |
発売元 | インデックス Deep Silver QV Software CATHERINE Full Body CATHERINE Classic セガ |
メディア | PS3/PS4:BD-ROM Xbox 360:DVD-ROM PS Vita/Steam: ゲームカート |
プレイ人数 | 1人~2人 |
発売日 | PS3/X360 2011年2月17日 2011年7月26日 2012年2月10日 2012年2月23日 CATHERINE Full Body(PS4/PS Vita) 2019年2月14日 2019年9月3日 (PS4) 2019年9月3日 (PS4) CATHERINE Full Body(Switch) 2020年7月2日 2020年7月7日 2020年7月7日 CATHERINE Classic (Steam) 2019年1月11日 |
売上本数 | 21万0543本 (PS3)[1] 1万428本 (Switch)[2] |
レイティング | CERO:C(15才以上対象) ESRB:M(17歳以上対象) PEGI:「18」 Template:OFLC-MA15+ |
コンテンツアイコン | CERO: セクシャル、暴力 ESRB: Blood Partial Nudity Sexual Themes Strong Language Use of Alcohol Violence PEGI: Extreme violence - Strong language OFLC: Strong sexual themes, violence, alcohol use and coarse language. |
通信機能 | PlayStation Network、Xbox LIVE対応 |
スタッフ | |
テンプレート - ノート |
『ペルソナシリーズ』開発チームによる、ホラー・アダルトテイストのアクションアドベンチャーゲーム[6][7]。
プロデューサー兼ゲームディレクターは橋野桂、アートディレクションは副島成記、作曲は目黒将司と『ペルソナ3』、『ペルソナ4』の開発チームが製作している。アニメーションパートはSTUDIO 4℃が製作[8][9]。オープニングムービーのBGMはL-VOKALの『Yo』が採用されている[10]。
東京ゲームショウ2010ではKONAMIブースで展示された[11]。
PS3版とXbox 360版でパッケージイラストが異なり、PS3版は「Catherine」Xbox 360版は「Katherine」がメインに描かれたものが使用されている[12]。先着購入特典はサウンドトラックCDとアートブック[13]。
公式サイトおよび公式Twitterアカウント上で動画共有サービスを使用してのネタバレとなるようなプレイ動画の投稿の禁止を明言している[14][15]。
実際のゲーム内容はパズルゲームであるが、プロモーションではそのことを発売が近づくまで明かさない広報戦略をとった[16]。
全世界累計出荷本数は100万本以上[17]。受賞歴は、日本ゲーム大賞2011・年間作品部門・優秀賞[18]、プレイステーションアワード2011・ユーザーズチョイス賞[19]など。
2019年1月にはSteamにてPC移植版となる『Catherine Classic』が発売された。新たに4K解像度や高フレームレートに対応。欧米向けとしては初となる日本語音声が収録されているが、日本国内では未発売となっている。
2017年12月にリメイク版である『キャサリン・フルボディ』(CATHERINE Full Body)が発表された。2019年2月14日に発売。主な変更点は以下の通り。
『キャサリン・フルボディ』のNintendo Switch移植版『キャサリン・フルボディ for Nintendo Switch』が2020年7月2日に発売。他機種版の有料DLCが初期収録されており、「理想の声」に新規の声優が追加されている[20]。
悪夢と現実を行き来する。アドベンチャーパートの現実世界と、アクションパートの悪夢の中に分かれている。また、ゲーム中の様々な選択や行動によって、主人公の思想が『堅実』か『奔放』のどちらかに傾く。思想によって後のストーリー展開が変化する。
主に、現実世界にあるヴィンセント行きつけのバー『ストレイ・シープ』で行われる。
店内では友人や客と会話や飲酒を楽しむことができる。主人公が行動するたびに時間が経過していき、客の出入りがあったり会話の内容が変化したりする。また、飲酒するほど悪夢の中で素速く動けるようになる。
店内で携帯電話に着信があったりメールを受信したりすることがある。メールは返信でき、返信内容によって思想が変化する。また、携帯電話の操作でセーブや難易度変更などが行える。
店内に『ラプンツェル』というレトロなゲーム機が設置されており、本編のアクションパートのようなミニゲームをプレイできる。本編とは異なり時間制限はないものの限られた手数の中でクリアする必要がある。ストーリー進行には影響はないが、クリアすればトロフィーを入手できる。
帰宅時間が来て友人たちとともに店を後にしたり、店のドアから「帰宅」を選択することで後述する『アクションパート』に移行する。
ヴィンセントの「悪夢」の中で行われる。
足元から床が崩れていく中、ひたすら階段を上って行く。階段は普通に用意されていることもあれば、自分で「箱」を押したり引っ張ったりしないと上の段に上れないこともあるため、アクションゲームだけでなくパズルゲーム的な要素も含まれている。また、各階層の最後にはボスキャラクターが待ち構えており、ヴィンセントを追いかけるだけでなく様々な特殊攻撃を仕掛けてくる。ステージ最上段にある「扉」もしくは「レバー」に到達することができればゴールとなるが、「足場から完全に転落する」「落下する箱に潰されてしまう」「怪物の攻撃を受ける」などでヴィンセントは死亡し、ゲームオーバーとなる。その際、GAME OVERではなくLOVE IS OVER(愛は終わりました。)と表示される。
アクションパートのヴィンセント(=プレイヤー)と箱の移動ルールは以下の通り
ステージとステージの中間に存在する安全地帯。記帳台でセーブが可能なほか、ここではほかの「羊」たちとの会話が可能で、中にはゲームを攻略する上でのヒントになる技の研究をしている者や、ステージ中に落ちているお金と交換でアイテムを売ってくれる者もいる。
また、踊り場の奥には先に進むための「告解の部屋」が設置されており、謎の人物が出す質問に答えることで上階へ進むことができるようになっている。質問は毎回ランダムで決定され、質問に答えると謎メーターに変化があり、クリア後のエンディングに影響するようになっている。なお、各ネットワーク(オンラインプレイ)を利用できる環境であれば、このときの回答がネットを通じて匿名で送信され、他のプレイヤーの回答も加えた集計結果をグラフで見ることができる。
ステージ中ところどころに落ちており、入手することでヴィンセントに有利な効果をもたらす。コインと枕を除いて一度に所持できるアイテムは1つのみで、後から他のアイテムを入手すると後から入手したものが優先され、先に手に入れたものは無くなる。なお、落ちているアイテムは先に敵キャラに取られると消滅してしまうが、敵がアイテムを使用してくることはない。
Easy、Normality、Hardの難しさに挑戦することができる。この3つの難易度に関してはゲーム中、随時変更することが可能となっている。
Easyのアクションパート(悪夢の中)でのみSELECTボタンを押すと、石を動かす1つ前まで巻き戻すことができる。最大で10手前まで巻き戻せるので、根気があればゲームが苦手なプレイヤーでもクリアが楽になる。ただし、10手前以上は巻き戻すことは出来ない。
NormalityとHardではSELECTボタンを押しても1手前に巻き戻すことができないほか、難易度が上がるほど、Easyよりも石の配置がより複雑になっていくため、攻略が手詰まりになりやすくなっている。
また、これらの難易度に加え、各種ネットワークを利用したオンラインアップデートを行うことで、イージーモードにお助けアイテムを登場させる「スーパーイージー機能」を追加することができる[21]。
Normality以上の難易度で一定条件を満たすと挑戦することができる。全4ステージ。
基本的に本編のアクションパートと同様のルールだが、ステージごとに定められた段数に到達するとゴールが落ちてくるので、それに触れることでクリアとなる。各面固定配置のアクションパートと異なり、ブロックがある程度ランダムに落ちてくるため、アクション要素が強い。
2P同時プレイが可能で、その場合はゴールまでの段数が少なくなる。
バーに置いてあるゲーム。全64面。
一度クリアするまでコンティニュー回数が決まっているが、クリア後はフリープレイで挑戦できる。
アクションパートと異なり時間制限がなく、純粋なパズルになっている。条件を満たした状態でクリアすると、裏面に挑戦することが可能になる。
一度クリアした後に挑戦することができる対戦モード。
2人のプレイヤーのうち、どちらが早くゴールに到達できるか、もしくは相手を落下させることができるかを競う。2本先取した方が勝利となる。
32歳のヴィンセント・ブルックスは、5年来の恋人・キャサリン・マクブライドとの関係に頭を悩ませていた。結婚願望があることを仄めかすキャサリンに対し、今はまだ気楽な独身生活を楽しみたいヴィンセントは、彼女にこれといった答えを出すことができず途方に暮れる。
その最中、行きつけのバー『ストレイ・シープ』で深酒をあおっていたヴィンセントは、ひょんなことから恋人と同じ名前を持つ謎の美女・キャサリンと出会い、彼女に誘われるまま一夜を共にしてしまう。「酒の勢いとはいえ浮気をしてしまった」と焦るヴィンセントだったが、それ以来ヴィンセントは最近町で噂されている奇妙な悪夢にうなされる日々を送ることとなる。
「落ちる夢を見たとき、すぐに目を覚まさないとそのまま死ぬ」
夢を見るのは女性関係に問題を抱える若い男性だけであり、それを裏付けるかのようにベッドの上で衰弱死した男たちの死体が次々と発見されていく。同時に「悪夢の正体は、浮気癖のある男を恨んだ魔女の呪い」だという噂が流れるようになる。
そんな中、恋人・キャサリンから妊娠を申告され、それと同時に浮気相手のキャサリンも大胆にアプローチをしてくるようになり、三角関係と悪夢は続き、ヴィンセントは始終苦悩するようになってしまう。
富士見ドラゴンブックより発売。ISBN 978-4-8291-4623-1 著:川上亮 本文挿絵:片桐いくみ 表紙: 副島成記(キャラクターデザイン)
基本的にはヴィンセントを主人公とし、ゲーム本編のシナリオに沿って話が展開されていくが、ジョニーやオーランド、スティーヴなどの視点から物語を描いた小説版独自の内容も存在する。また、物語の結末もゲーム版のどのエンディングとも異なるもの(厳密には特定のエンディングを組み合わせたもの)になっている。
一迅社DMC NOVELSより発売。ISBN 978-4-7580-4239-0 著:柄本和昭 本文挿絵:田上俊介
原作の設定や世界観を元に独自の展開を描いたオリジナル小説。ストーリーとしては本編から数ヶ月前の出来事で、本作のオリジナルキャラクターを中心に話が展開されていく番外編(前日談)的な内容。
なお、本作における設定やストーリーはゲーム本編に直接関わるものではなく、アトラスからの公式見解を示すものではないことが冒頭で挙げられている[24]。
祥伝社マンガJamにて連載。漫画:紺屋ロヂコ
「キャサリン・フルボディ」をベースとしたコミカライズ。ヴィンセントの恋人であるキャサリン(Katherine)視点で描かれている[25]。5話まで掲載されるも、以降は連載終了[26][27]。単行本化もされていない。
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